逗子S邸概要

逗子S邸、オープンハウスにお越しになれなかった方々に向けて、オープンハウス前後の時間に撮った写真をご紹介したいと思います。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 001.jpg です

S邸は山を背負う敷地に建つ5人家族の住まいです。敷地は東西に細長いので、オープンスペースの取れる見通しのいい東側を前庭としました。 屋根は切妻で北側通路沿いの立面はシンメトリーです。 平面は桁行4間、梁間4.5間、ほぼ正方形の総2階。
庭はありますが、眺めのいい2階をリビングにました。 家の角は適宜凹ませ、半外部空間を作っています。各階とも前庭側に積極的に開く構成です。サッシはサーモスXトリプルガラスでUA値は0.50です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 789789.jpg です

屋根中央には2.4mの高さがある巨大な嵌め殺し窓があります。窓の4周は木枠で強調しました。外観は焼きっぱなしの焼杉。塗装費が節約できるので意外とローコストですが、指で触れば黒くなります。2階のバルコニーはさすがにそれでは困るので、荒磨き仕様でキシラデコール塗装しています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 30.jpg です

玄関ポーチも黒くなると困るので、杉板を目板張りをこげ茶色で塗装し、焼杉部分と分節、2階の浮遊感を強調してます。玄関照明はお施主Sさんがデンマークで買ってきたルイス・ポールセン。ドアハンドルは堀商店。照明同様、経年変化で味が出る仕様です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 004-02.jpg です

玄関ホールです。 Sさんの1階に対するリクエストは「遺跡のような見通せない空間」。廊下を挟んだ2つのコアの両側が子供部屋になっています。といっても子供部屋は仕切りもあいまいな空間です。家族の成長に応じて、子供たちがスペースを適宜占拠していくという、やや過激なプラン。廊下の両脇には収納や階段のコアがあって、2つの回遊動線がつくられています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 003.jpg です

石張りの玄関土間は、将来ご主人がお店をやるために広々取っています。その先にまだ空間がつながっているような奥行きのある空間です。壁や天井に光がうまく回るように窓は際に寄せています。 壁はすべて色付きのしっくい。少し大きめの骨材が入っていて、今回は横に引いて仕上げています。 壁際、基礎立ち上がりが出っ張ってるのは断熱のためです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 005.jpg です

子供部屋です。欄間部が抜けていて完全に閉じてはいません。こういう曖昧なスペースをゲリラ的に占拠、適宜間仕切りながら使っていくというのが、子供部屋の基本コンセプトです。子供たちが巣立った後はお店として広々使うことができます。
床仕上げのメルバウ、色付きのしっくいにトーンを合わせるため、家具や枠類はウォールナット色で塗装しました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 018.jpg です

脱衣室も欄間を開口にしています。ホテル式で左の奥はトイレになっています。洗濯機は階段下に追い出しましたので生活感はある程度おさえられています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 17.jpg です

浴室もやはり欄間開口です。在来浴室で、天井はヒバ、壁はタイル、床は十和田石です。この家の中では唯一爽やか系の初々しい色合いになっています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 016.jpg です

2階の中央が吹き抜けていて上階の光が落ちてきますから、1階中央が真っ暗になることはありません。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 027.jpg です

階段吹き抜けを2階から見たところです。吹き抜けの上部にはロフトがあり、奥がテラスになっています。吹き抜けに付く照明も施主支給品です。ウッツォンの弟子の設計だったかな?

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 026.jpg です

南側はアパートや立駐が迫るため窓が設けにくいので、テラス横の3方のハイサイドライトから積極的に採光する形になっています。テラス下は天井の低い落ち着いたスペース。2階は1階とは対照的にワンルームの広々した空間ですが、こんなふうに広さの違うたまりがそこかしこにできています。奥はスキップフロアで70cm床が上がっています。段差部は収納ですが、エアコンを仕込めるように一部ガラリ戸になっています。テレビはSさんあまり見ないので、小上がり側に置く予定です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 010.jpg です

ダイニングからリビング方向を見たところです。地上2mくらいのところにある雁行する薄いスラブが間接照明になったり、ロフトになったりするのが特徴です。屋根は外断熱で、天井の構造体はあらわしです。垂木はべいまつで@303。前庭のある東側は、ステンレスのブレース材で間口いっぱい窓にしました。腰窓の下は本棚です。本棚の縦材はランダムに入っています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 023.jpg です

リビングからダイニングを見たところです。切り妻中央の天井をフラットにしたのは中央にあるフィックス窓や、ハイサイドの上枠と付きあい、かつ垂木を一発でかけるためです。ピクチャーウインドウとなるフィックス窓の周りは太い枠で強調しました。窓の前には、エクステンションの大きなダイニングテーブルが置いてあります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 020.jpg です

キッチンはⅡ型で、アイランドカウンターは片持構造。3方向から作業が可能です。ちょっとした朝食もここで済ませますね。アイランド天板はウォールナットの接ぎ板です。シンクは一応オーバーシンクにしてあります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 008.jpg です

小上がりの部分です。奥の台形窓が効いてますね。小上がりに上がる階段下にエアコンが仕込んであります。エアコンにさわれるよう、階段は分割取り外し式です。右手はキッチンの並びで、冷蔵庫や電子レンジが納まります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 009.jpg です

小上がりからロフト方向を見たところです。ロフトへの幅広の階段は、映画を見るときの観客席になります。階段下にはトイレが隠れています。右手の棚は、小上がりから吹き抜けに落ちないようにするための落下防止手すりを兼ねています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 025.jpg です
段落

夜も間接系の照明でいい雰囲気です。
以上で、オープンハウス前後の暫定写真お披露目終了です。照明、ブラインド、家具、雑貨が入った時点でまた、写真撮らせていただこうと思いますのでお楽しみに。

なお、オープンハウスには業界の方に多数来場いただき、いくつかのブログに取り上げて頂いているのでご紹介いたします。そちらもぜひ御覧ください。
家づくりの情報サイト ハウスベースプレス
雨の道をデザインする Yan's diary



# by iplusi | 2019-04-11 18:15 | 逗子S邸 | Comments(0)
飯能k邸付属棟上棟



飯能K邸のお施主ご両親の住まい=付属棟上棟しました。腰折れ屋根の主屋と呼応する妻面強調の切妻型の平屋です。



主屋庭に対しては、平屋で軒が低いため、全く圧迫感がありません。



掃出し窓からは主屋の姿を望めます。自分の家族の家や孫の姿が見えるのは楽しいですね。



谷側の絶景は付属棟からも当然楽しめます。妻面はあえて腰窓にして開口を絞りました。



コストを抑えるために軸組はアイプラスアイでは珍しい母屋垂木の和小屋です。でも桁や棟木に垂木を固定する金物は専用のものを使い、床倍率を上げています。


# by iplusi | 2019-04-06 09:47 | 飯能K邸 | Comments(0)
熊沢独立、脇屋入所



平成最後の3月末で番頭の熊澤(中央)独立です。入所6年半くらいで20軒の現場を担当しました。芸術学校時代から考えると8年くらいいたことになります。お施主の皆様大変お世話になりました。写真は事務所の送別会で大久保さん、小泉さん、西山さんからそれぞれ花束もらって満面の笑みの熊澤。



熊澤は書籍化検討中の建築知識2018年11月号の共著者でもあるので、先週は担当のエクスナレッジ湯浅さんも来所。



熊澤と交代で、4月から脇屋(写真左)が入所しました。脇屋は法政大学富永研出身、妻子ありの33歳。新宿の映画館、武蔵野館の内装設計やアパレルブランドの店舗設計なども経験したことがある一級建築士です。服は代官山方面で古着を買ったりするそう。今までアイプラスアイいなかったタイプなので、事務所に新しい息吹を吹き込んでくれることでしょう。
現在英才教育中、入所3日で上棟、配筋検査、コンクリート打設立会を経験、今、矩計図書いてます。「新米建築士の教科書」を片手に、木造もあっという間にマスターするはずです。

ちなみに、岨野は子供が小学生になり、少し時間の自由ができました。中屋もこの春、日本に帰ってきます。仕事が忙しくなったら、京都造形大の優秀な大学院生(堀部クラス→横内クラス)、高久くんも手伝いに来てくれることになっています。
ということで、熊澤抜けても、戦力は落ちませんので、全国の建主様、工務店の皆様、仕事の大小にかかわらず、設計のご依頼大歓迎です。よろしくお願いいたします。


# by iplusi | 2019-04-06 09:33 | その他いろいろ | Comments(0)
エキサイトブログ「i+i」復活

昨年一年、新ホームページに1本化しようとやってたんですが、このブログの過去の大量の情報を移行するのはしばらく無理そうだし、いまいち情報が探しにくいという話も頂くので、新年度からこのエキサイトブログ復活します。土地探しのあれこれなどは、エキサイトブログの方が便利です。どちらもよろしくお願いいたします。
# by iplusi | 2019-04-06 09:28 | その他いろいろ | Comments(0)
2019-03-30(土)逗子S邸オープンハウスのお知らせ
来る3/30の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、逗子S邸 http://iplusi.info/category/blog/zusi-s/のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。

逗子S邸は山を背負う50坪の敷地に建つ、5人家族のための住宅です。外部はシンメトリーな切妻屋根+黒い焼杉という、シンプルな表現になっていますが、内部はシークエンスに沿って、複雑で多様な空間が展開する有機的な構成になっております。今回、設計当初から建主さんと飯塚の目標は完全に一致しており、結果、完成度の高い住宅が実現できたと思います。ぜひこの機会に実際の空間を体験頂ければと思います。

■住所:神奈川県逗子市久木
■日時:2019年3月30日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:JR逗子駅より徒歩14分
■車の場合:近くの施設をご紹介しますのでご相談ください。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
■当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488
なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。当日飛び入りの方は、飯塚携帯090-6156-7488まで、直接お電話いただければ幸いです。(当日、事務所の方には誰もおりませんのでご注意ください)




# by iplusi | 2019-03-21 14:07 | その他いろいろ | Comments(0)
新ブログ
新しいホームページができたので、日々の業務は、新しいhp内のブログコーナーで更新しています。ブログ記事を更新すると、新しいホームページのトップにも自動表示されるようになっていますので、トップページからでも入れます。こっちのブログは建築以外のことを書くものにするか検討中です。


# by iplusi | 2018-12-09 12:54 | その他いろいろ | Comments(0)
kurashi03「 三人三様の住宅設計展」
d0017039_09302867.jpg

4/13(金)から4/19(木)まで、横浜のUluruというギャラリー(横浜市中区北仲通3-34-2キクシマ関内ビルB1F、最寄り駅「馬車道駅」)で、「住まいの解剖図鑑」の増田奏さん、「片づけの解剖図鑑」の鈴木信弘さん、「間取りの方程式」の飯塚豊が、3人展を開催します。

増田さんは新作住宅の木の模型、鈴木さんは1/100の大量の模型と書き溜めた秘蔵のスケッチ、飯塚は本の内容と連動する1/30~1/50の模型などを展示する予定です。見るだけで住宅の設計がうまくなる?かも。 入場無料。ぜひお越しくださいませ。


# by iplusi | 2018-04-15 09:31 | その他いろいろ | Comments(0)
i+i設計事務所 新ホームページ ワードプレス版
あけましておめでとうございます。

事務所のホームページやワークスページが、グーグルで「モバイルフレンドリーではありません」と表示されるので、「i+i設計事務所」の新しいホームページ、ワードプレスで自力製作してみました。年末から始めたので、まだ仕組みがよくわからないため、ワードプレスのデフォルトページそのままなんですが、「iplusi.info」という独自ドメインも取得して、本日1月2日にはひとまずそれらしい感じにできました。ワードプレスは、HP作成ソフトもいらないし、投稿もブログ感覚、更新や修正も楽でいいですね。
d0017039_15363561.jpg
新しいWORKSページには、ブログ、竣工写真、掲載誌のリンクも入れて、稼働中のお客様がデータベースとして使えるように。千葉寺N邸以降の新しいプロジェクトも入れました。モバイル化されているので、スマホやipadでも見やすくなってるはずです。

お時間あれば「i+i設計事務所」の新しいホームページ 、覗いて見てください。
というわけで、今年もよろしくお願いいたします。

# by iplusi | 2018-01-02 15:47 | その他いろいろ | Comments(2)
新しいお仕事@千葉市花見川区
d0017039_03061154.jpg
千葉市花見川区で新しいお仕事がはじまりました。敷地の道路付けは北で32坪。密集地の比較的背の高い住宅になるので、もろに高度斜線かかるんですが、バウハウス的な四角いのがお好みとのこと。
そこで、車は縦列駐車にして、平面は長方形に。立面は上下方向に3つのボリュームをスタッキング。1階をセットバックさせて、玄関屋根と自転車屋根を生み出し、最上部の台形ボリュームは大きく引っ込めて、斜めラインが見上げた時に気にならないようにしてみました。玄関上の大窓は、道路反対側、T字路の抜けを生かす工夫です。
d0017039_03061189.jpg
最上階ボリュームを台形断面にすれば、空間が大きくなりすぎることもないし、勾配天井に沿って高窓の光を落とせるから圧倒的に有利なんですが、ちょっとお好みと違う感じでした。次回は車を直角駐車にした上で、形も少しいじってみようと思います。


# by iplusi | 2017-12-23 03:16 | 花見川区O邸 | Comments(0)
「新米建築士の教科書」「間取りの方程式」紀伊国屋書店、2017年建築書ベストセラーに
d0017039_11415173.jpg
現在、紀伊國屋書店新宿本店、レジ前のコーナーには、年末恒例の建築書年間ベストセラーのコーナーが設けられています。
d0017039_11415276.jpg
出版時、模型を置かして頂いたのが功を奏したのか、拙著「新米建築士の教科書」はなんと10位。2年がかりでとても苦労して執筆した本ですが、これだけ固い内容のノウハウ本が10位というのは書いた本人がとても驚いています。
加えて、3年前、2014年末に発売した「間取りの方程式」も14位と大健闘。お買い上げいただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。
# by iplusi | 2017-12-21 11:50 | その他いろいろ | Comments(2)