しかし、我が国の技術者は優秀ですな。洗濯機にヒートポンプ。今までの水冷除湿と呼ばれる方式の洗濯乾燥機は、乾燥時、除湿のために、多量の水を消費していました。この新型の洗濯機は、エアコン装置一種で、一切水を使わずに乾燥するんだるんだそうです。
熱力学の見地からすれば、ヒートポンプによって、除湿しながら暖めるというのは、エアコンでいえば、室外機(温風をつくる)と室内機(除湿する)の機能を同時に使う実に理にかなった方法で、ヒーターで暖めて、水で除湿というバラバラの仕組みに比べれば遙かに省エネなんでしょうが、電気を使って乾燥してることに変わりはありません。消費電力量は相変わらず1.84kwhもあります。
また、家電は年々小さくなるのが常識ですが、ここのところ洗濯機だけは、どんどん大きくなるのも困ったもの。ともかく、家電メーカーには、640角の防水パンにのっかるようにつくってほしいものです。