さいたまO邸08案 水平連窓
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08案、東側大窓はあえて高さを下げ、熱損失をおさえつつ、水平性を強調。窓際にベンチを設けた掃出窓で、コルビュジェ母の家ののような水平連窓をつくるわけです。船のようなインテリアですね。
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外観は前回のスケッチに沿った形です。ロフトのモノアイは、象徴性が強すぎるのでは?とのリクエストも頂いたので、窓の形も検討してゆきます。一つだと宗教施設とかキン肉マンっぽい。2つだと、タイムボカンシリーズっぽい。ということで、
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例えば3つという選択肢はどうですかね。窓の下端が上がれば、安全性やプライバシーは確保しやすくなります。色んな所に3つづつ、繰り返すモチーフが出てくる感じ。ここで書いてみたのはパラッツォ・マッシモみたいな、小さな横長窓。正方形も無難ですが。
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道路から見える部分と見えない部分を検討。1階は天井に寄せて900の高さの窓を設けた場合、道路からの視線はほぼ気にならないレベル。2階のLDKは、デッキと窓際ベンチがあるので、手すりに目隠しがなくても、足元は見えません。キッチン部分など、家の中央西側(図の右側)は、道路からは全く見えません。2階リビングはこんな風に、プライバシーが保ちやすいのがメリットです。
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樹高4m以下程度の木を植えた場合、室内からの見え方はどうでしょうか。1階は高窓形式なので、立っても座っても、木は良く見えます。

2階はやや見下げる視線になるので、手摺に目隠しすると、木は見えなくなってしまいます。道路側から見上げる視線と木を見下げる視線は角度が近いので、ルーバー格子で、外からは見えにくいが、中からは木が良くみえるといった状態にするのは難しいでしょう。

元々ガラスがあると、日中は反射で室内は見えにくいもの。加えて上記断面では、室内ベンチである程度のプライバシーが確保されます。

とはいえ夜もあるので、ブラインド類は絶対に必要です。であれば、ブラインドの羽の向きで、視線をコントロールするのが一番無理のない考え方だと思われます。
09案は、その他、屋上テラスの位置も再検討の予定です。
by iplusi | 2015-02-23 17:49 | さいたまO邸
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