この案件の敷地は典型的な旗竿地。方位は南西向きなので、北と東の2方向に高度斜線がかかります。トライアル案は、最も日当たりのよい屋上テラスと敷地延長部から、積極的に採光するプラン。
家が密集する敷地ですので、メインフロアを2階にしたいところですが、建主さんのご要望は、1階にDK、浴室、主寝室を設け、玄関までの間にはスロープを設けるという、1階完結型の間取りです。
02案は、上記のご要望や敷地の特性を生かすべく、敷地延長部のスロープの勢いが内部の階段に連続するように、かつ、敷地延長部に向かう窓の光を一階にもっと積極的に落とすように計画しようと思っています。