川越の町並み見学
飯能i邸の確認申請提出に高麗川の日高市役所へ。事務所へ帰る途中駅の川越を見学。飯能と川越が近いというのは意外でしたが。
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平入りという以外、意匠はバラバラ。でも統一感はとれています。しかし、平日だというのにこんなに人がいるとは驚きですね。歩道段差やガードレールはなくて、白けませんが、交通量が多いので結構危ないです。
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この中で一番ちゃんとした建築の屋根瓦。
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上記建物の背後にあるお店。母屋と色やデザインを揃えるという作法を守っていて好感が持てます。調べたら、歴史的町並みの中に事務所を構える設計事務所の作でした。
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一方これは不作法な事例。これまた、調べてみたら有名な建築家の作なんですが、伝統的建造物群保存地区の中にこれはないですよね。駐車場で町並みを歯抜けにするケース、屋根をかけない四角い建物を建てるケースよりはマシ、という程度。
なんてこと、書いてたら思い出したんですが、そういえば、大学3年の夏の課題が京都の町屋の敷地(既存住宅有り)に住宅を計画するというものでした。ゲスト講師は安藤忠雄さんで、他には石山修武さんとか鈴木了二さんとかいました。で、200名いる学生のうち、既存の町屋を残して建てるという人は一人もいなかった気がします。もちろん、卒業して改修とかやる人は、ほぼ皆無だし、せっかく安藤さん来てるのに全員が改修じゃつまんないことは確かですが、200名全員がスクラップ&ビルドというのは気違い沙汰ですよね。それを踏まえると、こういうのが出来ちゃうのは、きっと教育が間違ってるということでしょう。
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改修中の事例。前面は全開口にして当初の意匠を踏襲。筋交いは、少し中に入った壁面で確保しています。下屋につけても効かないから、構造的にも理にかなっていますね。
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by iplusi | 2009-10-24 16:02 | その他いろいろ
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