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建築エコノミスト森山さん「2017年の予言」
先日の平塚K邸記事コメント欄に、建築エコノミスト森山さんよりコメント頂きました。ここに転載します。(もともとは「住まい手の立場から住宅を考える」の掲示板に年末毎年書き込みくださっていたのですが、plalaの仕様変更で掲示板の情報が表示されなくなってしまったので、ここ数年はブログコメント欄へ書き込み頂いてます。)(以下引用)
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新年あけましておめでとうございます。熊沢さんちももう7年目ですか、早いものですねえ。7年前といえば、私はスガツネさん商品開発や空圧エレベーターNUVAの開発とかやってました。ちょうど飯塚さんとのコラボが盛り上がり始めたころですね。そういった意味では熊沢さんちは7年経っても古びていない、むしろ始めからそういった流行とかを追い求めない飯塚さんの地道かつまっすぐなところが、この7年で大きく世間の評価を高めましたね。
新年というか、本来なら年末に書き込む干支のはなしです。
2017年は丁酉(ひのと・とり)です。
十干の丁は、火の弟、つまり陽の火ではなく陰の火です。消えかかる火でもあります。
そして、酉はニワトリのことではなく熟した果実のことを示しています。だから酒の右側にも酉があるのですが、、、
丁酉とはブスブスと埋め火が燃える様に加え、果実の収穫のとき。合わせて考えてみれば熟しすぎて醗酵していることをいいます。「醗酵」という字なんて、まさに酉酉でしょう?
丁酉は革命の年ともいわれていまして、いわゆる転機です。
60年前の1957年に何があったかをみてみると、日本南極越冬隊初上陸、岸内閣、ロッテのグリーンガム、コカコーラ日本発売、そごう開店、東海村原子炉初臨界、スプートニク一号打ち上げなんかがあったようです。
それらをふまえ今年の日本の建築界を当てはめてみますと、これまでのやり方は実はもう昨年で終わっている。これ以上伸びることはない、むしろ爛熟し醗酵するか腐敗するしかないところまで来ているということです。これまでの方法論は今年収穫して手仕舞いにする、と同時に新しい醗酵の元をキチンと把握しておくということでしょう。
つまり、私が至近で見てきた新国立競技場問題、豊洲問題における日本の設計・建設業界の凋落は当然の帰結。同時にその澱んだオリの中では、次の時代の銘酒となるべき醗酵も進んでいることでしょう。
(引用終わり)
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森山さんあけましておめでとうございます。恒例の書きこみありがとうございます。改めて昨年の分(リンクはこちら)を読み返すと、国立競技場問題が、豊洲やオリンピック会場まで飛び火、昨年の森山さんの「燃え広がる伸びる。今年の波乱がさらに広がります。」という予言通りになってしまいました。そして「反主流派に注目が集まる感じがよいですね。」という飯塚のコメント通りに、マンガ建築系サブカル代表だったはずの森山さんが豊洲PTの委員に選出されるという、まさかの年になりました。

しかし、どうなるんすかねえ豊洲。コンクリートで床壁つくって外防水したって漏ることあるのに、あんな捨てコンと砂利と擁壁でできた空堀では地下水は絶対に止まらないはず。大規模工事の時にウェルポイントつくって地下水位さげるのは聞いたことあるけど、変な構造の地下施設のために、街区まるまる、ずっとポンプアップし続けるのなんてアホな話は聞いたことがありません。

構造や使い勝手は基準ゆるめたり我慢すれば解けるのかもしれませんが、有害物質のおまけがついてくる地下水がある限りは移転できないのだから、最後に問題になるのは地下水のはず。
杭に余裕ないから今からコンクリート打って地下構造物も作れないということだと、国立競技場の可動屋根と同じで、外野の私には解く方法がまったく見つかりません。森高さんや佐藤さんは日建の技術者守っても、結果的に市場としてはつぶす方向に事を運んでいるんじゃないですかね。でも、市場としては手仕舞いの方が納税者としてはダメージが少なそうだから、森山さん、なんとかうまい見立てで施設をより良い形で生かす方法考えてください。

でもって、私の方は今まで四半世紀の設計稼業の集大成として、春には新米建築士のための本を出版します。商売の方法をそこまで公開していいのかというくらい設計術全出ししてますが、全出しすることで「醗酵した何か」が見えるようになった気もします。その大事なエッセンスみないなものを見失わないように設計を楽しんでいきたいと思います。てなわけで、今年もよろしくお願いします。


by iplusi | 2017-01-10 14:44 | その他いろいろ | Comments(1)
建築知識ビルダーズNo.27「成功する間取りの法則」発売
本日11/28建築知識ビルダーズ27号「成功する間取りの法則」が発売されました。表紙は弊事務所設計の多摩N邸です。ビルダーズだけあって、奥様向け間取り本とは一線を画す、実務者向けの編集になっています。
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巻頭はフォルクスハウスの生みの親、秋山東一さんの設計術を紹介するコーナー。最初の見開きには、間取りに先立つ外形の決め方が見事にまとめられており、必見です。本のリード文にもありますが、15年前、私が初めて木造をやった時は、フォルクスハウスのシステムをかなり掘り下げて研究しました。オープンな間取りを可能にする、構造体全部みせの高気密高断熱のスケルトンは今改めて見ても魅力的。そのフォルクスのシステムを使いながら多様な形態・空間を生み出す秋山メソッドが、氏の味わい深いスケッチとともに解説されています。

つづく記事は、拙著「間取りの方程式」に沿って、間取りのルールを解説するコーナー。私の設計した8軒の住宅ごとに、方程式がどんな風に反映されているか、豊富な写真と図面と共に20ページにわたって紹介していただきました。ビルダーズといえば、宮脇檀さん、西方里見さん、伊礼智さん、堀部安嗣さんといったスター建築家しか扱わない雑誌ですから、こんなに大きく取り上げていただけるのは、とても名誉なことです。ありがとうございます。

でも、間取りの方程式で紹介したルールは、どんな建物でも採用可能です。お金もかからないし誰でもすぐに真似できます。デザインのみならず、コスト、断熱、構造もきちんと押さえていますから、工務店のみなさんは参考にしやすいんんじゃないかと前々から思っていました。間取りの方程式と、このビルダーズを一緒に眺め、いい家をつくっていただければ嬉しいです。

他にも、この号は読みたい記事が目白押しです。これまた、私が最初に木造を学んだ時、建築知識の特集号を熟読した、吉田桂二さんの門下生、岸未希亜さんの「各部屋の必要面積の法則」、日建設計出身のイケメン工務店社長、関尾英隆さんの自邸計画、おそらく今、日本で一番設計がうまい工務店、扇建築工房の平屋実例、数字と仕様が出てるので、高性能住宅を設計する時絶対に参考になる、日本エコハウス大賞の詳報などなど、熟読させていただきました。

ぜひ書店にて手にとっていただければと思います。

by iplusi | 2016-11-27 20:08 | その他いろいろ | Comments(0)
森山高至さん来所
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建築エコノミスト森山さんが、都庁方面にお越しになったついでに事務所に立ち寄られました。森山さんは鈴木恂研究室の先輩。学生時代は面識なかったんですが、OB会で親しくなり、私が事務所開設後しばらく、外苑前の事務所にスタッフごと居候させていただいたことがあります。(ちょうど、建築知識の営業特集(2009年10月号)の付録ビデオ撮影があったとき、外苑前の事務所でしたが、当時は森山事務所がスタッフ3人くらい、うちの事務所がスタッフが2人くらいという感じでした。)

写真は、宮脇壇さんの平面図のうまさについて、うちの若手?スタッフに解説する森山さん。その他、白井晟一、斎藤裕、ルイス・カーンの平面図とかのお話も。様々なジャンルの建築のデザインや技術に精通してるので、居候時代には飯塚もいろいろ習っているんです。本来は、ワイドショーじゃなくて、大学で教えるべき人なのです。

by iplusi | 2016-11-11 14:25 | その他いろいろ | Comments(0)
韓国版「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」
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エクスナレッジの書籍「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」の韓国版が発売されました。国内版の編集者、斎藤さんによると、デザインはすべて現地版元によるものらしいのですが、国内版と同じく弊事務所設計の杉並U邸を表紙にしていただいております。和風要素ゼロにもかかわらず、水墨画のように余白に浮かぶハングルが、なぜか日本を感じさせます。

by iplusi | 2016-10-19 20:17 | 杉並U邸 | Comments(0)
江戸川M邸が「はじめての家づくり」に掲載されました
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5/10発売の、「はじめての家づくりNo.28 本当に建ててよかった家(主婦の友社)」に江戸川M邸が掲載されました。「はじめての家づくり」は、その名の通り家づくり初心者向けのムック本です。いえづくり入門のノウハウ記事+実例紹介という基本構成。

これから依頼先を決めるくらいの人を読者として想定してるので、掲載作品はビルダー系、ハウスメーカー系、設計事務所系、すべてのジャンルを扱っています。

設計事務所系は意図的にとんがってないようにみせる編集をしてるので、ハウスメーカーで建てるつもりという人にも、手の届く感じにみえるかもしれません(もちろん、設計事務所系の住宅とハウスメーカー系の住宅は全く別物なんで、その違いに気が付かない人は夢を実現できないんですが)。ともあれ、どのジャンルで建てるにせよ、すぐ真似できそうな等身大感はあるので、家づくり初心者の夢は膨らむはず。

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江戸川M邸は、人が集まれる縁側空間にスポットを当てた記事になっています。設計者も賑やかしの添景で登場しました。次ページ見開きでは、土間、キッチン、水回りも紹介いただいています。書店で手に取っていただければ幸いです。
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ちなみに撮影の時、脇で飯塚が撮ったM邸縁側はこんな感じ。縁側に加え、天井の垂木とロフトの格子が魅力的な住宅なんです。
by iplusi | 2016-05-10 20:45 | 江戸川M邸 | Comments(0)
雑誌「建築知識」巻末の新企画 「WEBサイト拝見!」
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雑誌「建築知識」、2016年4月号、巻末の「WEBサイト拝見!」という新コーナー(淡河さんのローン記事の後企画ですかね)第1回目の記事で、i+iのホームページやブログを紹介いただいています。
ちなみに、この号は山田憲明さんの木構造特集。電気スリーブやアンカーボルトのずれ対策など、いつも現場で悩む内容が書いてあるので、工務店、設計事務所は必読かも。


by iplusi | 2016-03-23 17:41 | その他いろいろ | Comments(0)
シンプルな暮らしを楽しむ住まいのルール
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ご案内がだいぶ遅くなってしまいましたが、今年1月末発売のエクスナレッジのムック「シンプルな暮らしを楽しむ住まいのルール」に、目黒I邸が再掲載されています。マイホームプラスの時からみると、ページ数も増え、レイアウトも若干変わり読みやすくなっています。昨年末発売の書籍「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」と同様に、雰囲気のいい家がいろいろ掲載されています。是非ご覧ください。
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by iplusi | 2016-03-17 16:18 | 目黒I邸 | Comments(0)
江戸川M邸 雑誌「はじめての家づくり」撮影
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先週の水曜日の3/2、江戸川M邸、主婦の友社のムック「はじめての家づくり」の撮影でした。カメラマンは黒澤俊宏さん、編集者は星野真希子さん。窓際の内向き縁側が延々とつながるベンチは、様々な用途で活用されます。
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天気が良かったので、光がよく回っていますね。殺風景にならないよう、机をちょっとづつ移動しながら撮影しました。
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切妻中央ロフト横にある窓からも効果的に光が入っていますね。切妻にすると中央棟付近が暗く感じるので、i+iでは、妻面上方から光を取入れるようにしています。
今、カメラマンさんの建っているのは南東の角。背の高い建物に両側を囲まれていますが、南の大窓から入った風は、ここの引違窓、縦辷りだし窓から抜けていくため、夏場、風通しがとてもいいそうです。
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キッチン背面の食器棚。上棚にはMさんのお父様が以前経営していたコーヒーショップのカップが飾られていました。
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オープンハウスで「ここはどんな風に使うのですか?」と大勢から聞かれた広い玄関土間。上の段は上履きゾーンなので、お子さんの夏場の昼寝(笑)など多目的に使われているそう。撮影中も、下の子は疲れてしまって、ここに布団敷いて寝てました。ちなみに床は緑色のスレートです。

このムックは、4月末に発売予定です。お楽しみに。

by iplusi | 2016-03-12 19:01 | 江戸川M邸 | Comments(0)
「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」
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エクスナレッジから「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」という書籍が発売されました。

都心、郊外、新築、リノベ、平屋、3階建、13組の建築家が設計した、13軒の住宅が集録されています。共通するのは、手触りが良く質感の高い家だということ。また、どの家もそこにずっといたくなるような、居場所や光が用意されていること。
これみよがしの大げさな外観やびっくりするようなダイナミック空間といったものはないけれど、どの家もいい意味での生活感があって、とても住みやすそうです。

編集の斎藤さん、ライターの松川さん、カメラマンの石曽根さんのチームは、「建築の全体像」ではなく、そんな「生活の一側面」にクローズアップして、ドキュメンタリー映画のように住宅を切り取っています。

考えてみると、住宅というのは器ができて完成ではありません。住まい手の手が入って、植物が育ち、家具、雑貨などが置かれ、本当に落ち着ける気持ちのいい空間ができあがります。リフォームだって新築だって、設計の工夫、住まい方の工夫で、そんな快適な状態をつくることは可能なのです。

住んでから完成するように、建築はあえて一歩引いておく。でも凡庸ではいけない。設計者にとって、これはなかなかの難問ですが、この本でご紹介頂いた杉並U邸は、私たちが用意した器と、Uさん夫婦の生活がぴったり合った一軒です。本の表紙にも使って頂いたU邸の写真は、建築、緑、古家具、愛犬が、何十年も前からそうであったのだろうと思えてしまうような、完璧な調和を保っています。

ぜひ書店にて御覧ください。

by iplusi | 2015-12-06 17:47 | その他いろいろ | Comments(0)
建築知識2015年11月号 屋根と小屋組のセオリー
d0017039_19335291.jpg半年前くらいでしょうか、知識編集部より企画段階から相談されていた、建築知識2015年11月号 「誰も教えてくれない屋根と小屋組のセオリー」が本日発売になりました。

建築家が設計する木造屋根は、様々な形状があり、架構の組み方も和小屋形式でないものが多くみられます。小屋裏をあらわしにして、広い室内空間を実現する設計も当たり前になっています。屋根・小屋組みの設計は、意匠だけでなく、採光、通風、構造、止水、断熱、気密、通気、などを同時に解かなければななりません。これはなかなかの難問です。

本号は、様々な形態の屋根が、形に応じてどんな効果が期待できるか、また、それを設計者が実際の現場でどう実現しているかを、実例写真や図面を交えながら解き明かす特集です。いろいろな設計者の屋根の組み方や層構成がダイジェストで見られるので、自分なりの屋根のかたちや作り方を編み出せるかもしれません。

今回、飯塚は各章冒頭の、「切妻」「片流れ」「方形・寄棟」の各リード文を執筆しています(amazonのページにちょっと見画像があったので貼っておきます)。加えて、特徴ある屋根の事例として、常滑N邸、中野M邸、平塚K邸の各屋根を、写真と図面を交えて紹介しています。お近くの書店で、ぜひお手にとっていただければと思います。
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by iplusi | 2015-10-20 19:32 | その他いろいろ | Comments(2)