タグ:メディア ( 117 ) タグの人気記事
「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」
d0017039_15582438.jpg
エクスナレッジから「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」という書籍が発売されました。

都心、郊外、新築、リノベ、平屋、3階建、13組の建築家が設計した、13軒の住宅が集録されています。共通するのは、手触りが良く質感の高い家だということ。また、どの家もそこにずっといたくなるような、居場所や光が用意されていること。
これみよがしの大げさな外観やびっくりするようなダイナミック空間といったものはないけれど、どの家もいい意味での生活感があって、とても住みやすそうです。

編集の斎藤さん、ライターの松川さん、カメラマンの石曽根さんのチームは、「建築の全体像」ではなく、そんな「生活の一側面」にクローズアップして、ドキュメンタリー映画のように住宅を切り取っています。

考えてみると、住宅というのは器ができて完成ではありません。住まい手の手が入って、植物が育ち、家具、雑貨などが置かれ、本当に落ち着ける気持ちのいい空間ができあがります。リフォームだって新築だって、設計の工夫、住まい方の工夫で、そんな快適な状態をつくることは可能なのです。

住んでから完成するように、建築はあえて一歩引いておく。でも凡庸ではいけない。設計者にとって、これはなかなかの難問ですが、この本でご紹介頂いた杉並U邸は、私たちが用意した器と、Uさん夫婦の生活がぴったり合った一軒です。本の表紙にも使って頂いたU邸の写真は、建築、緑、古家具、愛犬が、何十年も前からそうであったのだろうと思えてしまうような、完璧な調和を保っています。

ぜひ書店にて御覧ください。

by iplusi | 2015-12-06 17:47 | その他いろいろ | Comments(0)
建築知識2015年11月号 屋根と小屋組のセオリー
d0017039_19335291.jpg半年前くらいでしょうか、知識編集部より企画段階から相談されていた、建築知識2015年11月号 「誰も教えてくれない屋根と小屋組のセオリー」が本日発売になりました。

建築家が設計する木造屋根は、様々な形状があり、架構の組み方も和小屋形式でないものが多くみられます。小屋裏をあらわしにして、広い室内空間を実現する設計も当たり前になっています。屋根・小屋組みの設計は、意匠だけでなく、採光、通風、構造、止水、断熱、気密、通気、などを同時に解かなければななりません。これはなかなかの難問です。

本号は、様々な形態の屋根が、形に応じてどんな効果が期待できるか、また、それを設計者が実際の現場でどう実現しているかを、実例写真や図面を交えながら解き明かす特集です。いろいろな設計者の屋根の組み方や層構成がダイジェストで見られるので、自分なりの屋根のかたちや作り方を編み出せるかもしれません。

今回、飯塚は各章冒頭の、「切妻」「片流れ」「方形・寄棟」の各リード文を執筆しています(amazonのページにちょっと見画像があったので貼っておきます)。加えて、特徴ある屋根の事例として、常滑N邸、中野M邸、平塚K邸の各屋根を、写真と図面を交えて紹介しています。お近くの書店で、ぜひお手にとっていただければと思います。
d0017039_202306.jpg
d0017039_2023936.jpg
d0017039_20232093.jpg

by iplusi | 2015-10-20 19:32 | その他いろいろ | Comments(2)
杉並U邸撮影
d0017039_20541844.jpg
土曜日はエクスナレッジから出版される書籍の撮影でした。詳細よくわかってないのですが、何名かの建築家の質感の高い作品を集めた本だそう。クウネルっぽい感じの写真ということで、あまり片付けすぎず、ありのままの感じ。
d0017039_20541929.jpg
天井高3.4M。アトリエ感が出てますねえ。
d0017039_20555199.jpg
キッチンのシェードはオリジナル。午後はハイサイドライトから斜めに光が射します。
d0017039_20541863.jpg
冷蔵庫のコーナーを隠す隔て壁に、薄い収納を仕込みました。自家製の梅干しストックなどに活用。
d0017039_20541806.jpg
どうしても散らかってしまうものは、冷蔵庫隣のスペースにまとめてあります。
d0017039_20541899.jpg
U画伯アトリエスペースにてインタビューするライターの松川さん。
d0017039_20541854.jpg
玄関前の廊下は少し広め。蜜蝋仕上げのパインはいい色に焼けてます。建具のバーチ合板は、木目がとてもイイです。
d0017039_20541868.jpg
南側の庭。コンクリート平板で舗装してます。


by iplusi | 2015-08-03 20:59 | 杉並U邸 | Comments(0)
世田谷S邸 雑誌「&home」に掲載されました。
「魔女の家」こと、世田谷S邸、 雑誌「&home(アンド・ホーム)」vol.46、「素敵な夏の過ごし方」に、掲載いただきました。「涼しく、心地のいい住まい」の事例として紹介いただいています。
d0017039_14192027.jpg
2011年の冬完成なので、竣工後4年半。レッドシダーの外壁は、シルバーグレイに移行中。オリーブの木も随分大きくなりました。地被はワイヤープランツです。
d0017039_14195469.jpg
奥さんお気に入りのキッチンアイランドカウンター。下部の食器棚の建具は、中が見えすぎないよう、リブガラスになっています。
d0017039_16172482.jpg
&home(アンド・ホーム)」vol.46は、全国の書店で絶賛発売中です。

by iplusi | 2015-07-23 13:56 | 世田谷S邸 | Comments(0)
「間取りの方程式」 韓国語翻訳本できました
d0017039_11473760.jpg
拙著「間取りの方程式」の韓国語翻訳本ができたそうです。(三輪さん、お送りいただきありがとうございます)。全く読めないんで、中身は検証しようがないんですが、表紙の感じも違いますし、ページの開き方も反対になってたりしてとても新鮮ですね。出版社はthe soup(도서출판 더숲 )というところのようです。ISBNコードは、「ISBN 978-89-94418-93-3」です。
by iplusi | 2015-07-13 11:53 | その他いろいろ | Comments(6)
「間取りの方程式」 書評
d0017039_19423864.jpg建築ライターの西山麻夕美さんが「間取りの方程式」の書評を書いてくださいました。素晴らしいので、出版社にも送ってますが、ひとまず、ここでご紹介させて頂きます。
-----------------------------------------------------------------

これさえ読めば、アナタも住宅作家になれる?

戦後、日本の住宅は個人の甲斐性を最大限利用する「持ち家」政策を優先させてきた。そのことは、現実の公共住宅、公営住宅の数と質を欧米のものと比べれば明らかである。1億総中流と言われた時代、マイホーム取得が当たり前の雰囲気になり、住宅や建築のさほど知識のない一般庶民のサラリーマンは、稼ぎの多くをつぎ込んで長期間のローンを組みわが家を購入した。その挙句、返済が終えたら機能低下が甚だしく、先進国社会でも稀な短寿命の住居をつかまされている。環境負荷や、経済性を考えても、こんなシステムは土建国家の陰謀じゃないのかと勘ぐったりする。

つまり、そうしたシロートが住宅を自己責任で建てるのに、国は建物に関する基礎的な教育は一切やらない。そこで巷にあふれる住宅関連情報に頼るのだが、住むための基本的な思想をすっとばし、「新しい」とか、「カッコイイ」という評価軸で選ばれたデザインハウスが取り上げられ、漠然と個別的な「快適」というイメージが語られる。そうでなければ、価格や、断熱性、耐震性といったワンイッシューに絞られ、トータルに住まいを考えるには、どれもこれも不適切、不十分といわざる得ない。

本書は、設計を手掛けて、ウン10年。すでに50棟以上の住宅を世に送った設計者が、そのノウハウを、惜しみなく公開したものである。敷地の考え方から、間取り、寸法が、なぜ、こういう「かたち」や「数字」になるのかを、わかりやすく解き明かし、建物の本質でもある空間のあり方にまで話がおよぶ。豊富な事例写真、シンプルでシャレのきいたイラストをみているだけでも楽しく、明日にも、自分でプランニングができるような錯覚に陥ってしまうかもしれない。

しかし、読んだだけではできはしない。実際に建築をつくるのは、まだ、これだけでは足りないからだ。本書の考えを元に造られた実際の住まいは、条件的には立派な狭小住宅ではあれど、変化に富んだ、居心地のよい、楽しい空間なのだ。せめて自分で家をつくるのなら、最低限こうした考え方を知っていた方がよい。本書は、建築の設計者を目指す若き後進のために書かれたというが、日本の住み手にこそ、読んでほしいテキストと思っている。

-----------------------------------------------------------------

西山麻夕美さんのプロフィール
1959年大阪市生まれ。大学の建築学科卒業後、建築設計事務所で設計実務や、歴史的建造物の調査などに携わり、89年建築・住宅・まち関係の本づくりに関わるため、編集プロダクションに転職。エンドユーザー向け雑誌や単行本、機関紙などの編集に携わる。2001年、フリー編集者・ライターとして独立。

by iplusi | 2015-06-04 19:19 | その他いろいろ | Comments(0)
雑誌「OCEANS」 葉山AB邸掲載
d0017039_2119131.jpg
男臭くて格好いい父親のためのライフスタイル雑誌、OCEANS(オーシャンズ)の「OH!家事情」というコーナーに、葉山AB邸掲載いただきました。本文含め、色にスポットを当てた記事になっているのですが、よく見ると、ご主人と奥さんの服の色が壁の色と合ってますね。
d0017039_2122853.jpg

by iplusi | 2015-05-29 10:21 | 葉山AB邸 | Comments(0)
「間取りの方程式」 アマゾンのランキング上昇中
d0017039_15501825.jpg
拙著「間取りの方程式」、紀伊國屋書店工学書部門、2月はマンスリー2位をほぼキープしてたんですが、今月に入って資格試験ものに押され、5位くらいに落ちてしまったようです。
が、反対にアマゾン、「住宅建築、家づくり」のベストセラーは、在庫が安定してきたからなのか、徐々に順位が上がってきて、大体1桁以内に納まるようになってきました。
by iplusi | 2015-03-13 15:55 | その他いろいろ | Comments(0)
間取りの方程式 紀伊國屋工学系図書 マンスリー1位返り咲き
d0017039_13461132.jpg
紀伊國屋書店、工学系図書部門マンスリー売上、1月中旬~2月初旬はずっと2位キープだったんですが、法令集が落ち着いたためか、今日2月12日は、マンスリーとデイリーで1位に返り咲いていました。

先日のオープンハウスにいらっしゃったお客様は、大体読んでくださってるようでした。図書館で借りたというお客様もいらっしゃいました。アマゾンもじわじわ順位上がってるみたいです。引き続きよろしくお願いいたします。
by iplusi | 2015-02-12 13:53 | その他いろいろ | Comments(0)
新国立競技場問題 ハフィントンポスト森山さんインタビュー記事
d0017039_14274972.jpg国立競技場問題、ハフィントンポストに建築エコノミスト森山さんのインタビューが掲載されています。
ここ数年の流れを総括できる、とてもいいまとめ記事になっていますので、国立競技場問題に興味がある方もない方も、ぜひご覧ください。

当ブログでは、昨年7月に新国立競技場の可動屋根について書きましたが、可動屋根の難しさは専門家なら誰しもが考えることで、同9月に行われた建築家・建築士団体との話し合いの中でも、一番の問題になっています。この時の東京建築士会会長 中村勉さんの資料は必見です。

ところで、この会合で、JSCは、可動テントはキール内に収納するなんて言ってます。オペラシティのザハ展で展示された断面図にも、確かにキール内に空間はありました。
が、構造体が中に組まれています。仮に竹の節みたいに、ここに書いてあるような構造が入ってくるだけだったとしても、可動膜は細切れになり、遮音にも雨にも対応できないものになるんじゃないでしょうか。ソチのドームのように、キールの4面がトラスになる、節のない組み方でも、やっぱり可動膜と鉄骨はレベルを変えない限り干渉すると思います。トラスの下部を使うのが合理性がありそうですが、少なくともこの図面はそういう風には見えません。
d0017039_1512946.jpg
d0017039_1975631.jpg

また、屋根改め、開閉式遮音装置という名前がついているようですが、もともと、こんな隙間だらけの薄っぺらいものは、遮音効果なんて全く期待できないというのは、建築士の試験にもでてくる、プロならだれでも知ってる常識です。

観客席そのものは重量もあって、結構な勾配でそそり立つので、高速道路の遮音壁のように、競技場近くの音を低減する効果はあります。でも、上方の遮音性は殆ど期待できません。
これは基本設計の資料みても明らかです。図中Aの部分、新国立観客席の裏側は、色が変わっていて、音が小さくなっていますね。でも、Bの固定屋根のところは、音がやや小さくなっている程度、C のところは、ほとんど変化なしですね。
「開閉式遮音装置だから屋根じゃない」と言って、基準法のがれてたわけですが、肝心の遮音性がない。そして雨も防げなそう。そのうち「遮音装置だから、雨が防げなくてもいい」なんて言い出すかもしれませんね。この記事書くために基本設計改めて読んでびっくりしたんですが、雨のことには一言もふれていませんでした。近頃こんだけ大雨多いのに。

これは「開閉式屋根」という、コンペの与条件を示すためだけの、「単なる日除け」なんですかね?屋根の仕組みが決まらなきゃ、キールの設計だってできないはず。一日も早く軌道修正してほしいものです。
by iplusi | 2015-01-08 21:46 | その他いろいろ | Comments(0)