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雑誌「LIVES」撮影@つくばN邸
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先週金曜日は雑誌LIVES96号(クリエイターの家特集)の撮影でした。Nさん有休まで取って撮影に参加いただきました。ありがとうございます。
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取材スタッフは、カメラマン:中村絵さん、編集者:池田さん、ライター:松川さんというドリームチームなので、すばらしい記事になるはずです。
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N邸インテリアはその後色々進化。リビング部にはベッドサイズの革張りの大きな四角いソファが置かれてました。テレビに向かう予定調和のソファ配置が見事に回避されていて素晴らしいです。このソファーのマットはフランス製の古い体育マットだそう。座って良し、ゴロンと横になってよしのこのソファ、大勢のお客さんが来たときは、マット外してテーブル代わりに使うそうです。
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キッチンの背面、食器棚。小物の置き方すべてにこだわっていらっしゃいます。すべての部屋がこの調子。小さな赤ちゃんいるというのに、この整え具合はただ事ではないですね。
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撮影しないであろう2階のトイレまできちんとされてます。
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地被のクローバーはかいわれ大根みたいに巨大化し、文字通り地面を覆い尽くしてました。LIVES96号は11/15発売予定です。ご期待下さい。

by iplusi | 2017-10-18 11:32 | つくばN邸 | Comments(0)
ジュンク堂新潟店トークイベントwith伊礼智さん 
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9/6は建築知識ビルダーズ主催の書店トークイベントで、新潟ジュンク堂行ってきました。共演はなんとあの伊礼智さんです。
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お昼前着の新幹線で新潟入りし、オガスタ社長相模さんの案内で各方面見学。まず、オガスタ社屋へ。写真は伊礼さんに説明中の相模さん。伊礼さんは写真をすぐさま事務所に送ってスタッフと情報共有。メールはフリック入力、進んでます。
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お次はオガスタ+造園家のコラボした超絶技巧住宅へ。とてもきれいに住まわれていました。簀戸が涼しげでいい感じです。
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そのあと、アイプラスアイ+オガスタコラボの笹口T邸へ。
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写真の露出間違えてます。ジャングルにいるかのような写真になりました、笑。
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10分前に会場へ。書店特設コーナーで、伊礼本、飯塚本、販売中。「新米建築士の教科書」、同業他社なのにすいません。以前書いたポップはここにもいました。
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「書店イベントは気楽な感じの方がいい。飲みながらでもいいくらい」という伊礼さんの提案で、ビール2杯ほどひっかけてから会場入り。ちょっとだるくなって、そんなに緊張しなくて済みました。各自40分の持ち時間でプチレクチャー。
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書店のカフェスペースのアットホームな雰囲気の中でやったんですが、質問コーナーでは司会役の美人編集長、「お二人とも標準化を考えられている。伊礼さんのはスタイルを洗練させるためのディテールの標準化。飯塚さんのは多様性を生み出すための構法の標準化。標準化といっても方向性は正反対。お二人はお互いのお話を聞いて自己のスタイルについてどう考えるか」といったニュアンスの書店イベントとは思えないような難解な質問を投げかけられました、笑。
これは、メディアサイドから見た場合「飯塚はもっと作風を洗練させるべき」という意味合いが含まれているわけで、今後の課題として考えていきたいと思います。
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イベント後のプチサイン+記念写真会。この写真は佐渡からわざわざ来てくださった、後ろの川上さん(川上工務店社長)からお借りしたもの。
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次の日の午前中も、相模さんのご案内で新潟観光。
山下さん設計のオガスタ初期案件も外から見学。スタイル確立前の初期作品ですが、表情穏やかながら攻めているし、とても品があって良い感じですね。
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ワイナリー、カーブドッジ内にある、ドイツ人建築家、カール・ベンクスさんが設計した店舗。日本の背の高い古民家の上にドイツのハーフティンバーが乗っかったような見たことのない巨大な架構。とても興味深いです。
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岩室温泉にある100年前の旅館を改装したレストラン「小鍛冶屋」。古いけど雰囲気いいので料理のおいしさ3割増しです。こうやって古い建物が活用されるのは素晴らしいことですね。


by iplusi | 2017-09-09 17:09 | オガスタコラボ2 | Comments(0)
建築知識ビルダーズNo.30「スーパー工務店のスゴ技30」発売
建築知識ビルダーズNo.30「スーパー工務店のスゴ技30」発売されました。今号は、美人編集長がいつも以上に頑張った、ビルダーズの最高傑作といってもいいかもしれません。
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表紙は嬉しいことに、オーガニックスタジオ新潟とi+i設計事務所のコラボ、新潟T邸です。写真はなんとオガスタ社長相模さんが撮影したもの。
デザイナーさんの切り取り方が冴える外観のクローズアップは今号からのようですが、ファッション誌が人の顔を表紙にするように、住宅誌は家の顔を載せるのは、人目を引くからいいんじゃないでしょうかね。
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本文内での紹介も14ページと大充実。住宅誌だけど写真はやや暗めに焼いたしっとりした色合い。雰囲気があって、とてもいい感じです。
オガスタ以外で紹介されているスーパー工務店4社は、北海道のSUDOホーム、浜松の番匠、鹿児島のベガハウス、本庄の小林建設(アイプラスアイの高崎K邸の施工をお願いした工務店です)など、全国に名を轟かすスペシャルな工務店ばかり。もちろん元気の良さでも、技術力でもオガスタさん負けてませんが、この4社と並べて紹介いただくのは大変名誉なことですね。
他にも、野沢正光さん+立見建設の「ドミノズ」や、西方里見さんのエコハウス事例(オープンハウス伺いました)など、読みたい事例が盛りだくさん。
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さらに付録も大充実。小泉誠さんのR定規。出隅Rってなかなかうまく測れないですから、これはとても良い定規です。(事務所の集成テーブル、6Rもついていたことが初めてわかりました)。
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もうひとつの付録は、夢・建築工房の「エコハウス現場手帖」。付加断熱に挑戦すると、おさまりや工事の仕方がわからない部分が山ほど出てくるものなんですが、それが写真入りでわかりやすく紹介されています。本当はまるまる一冊この企画でまとめてもらいたいくらいのありがたいおまけです。

なんだかテレフォンショッピングみたいになってきましたが、これで1800円(+税)はお買い得。ぜひ書店にてお買い求めください。

by iplusi | 2017-08-28 16:13 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
建築知識2017年8月号「木造住宅のすごい新常識」に複数案件掲載
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建築知識2017年8月号「なぜ、あなたの設計は「パッとしない」のか?木造住宅のすごい新常識」に複数案件掲載いただきました。
p46「幅広の階段をたまり場にする」で杉並U邸の大階段の詳細を、p58「アレンジ可能な可動棚の収納室」で世田谷M邸の収納詳細を、p68~69「屋根断熱で小屋裏を活用」で横浜S邸、町田K邸、新潟T邸の屋根詳細を、各々紹介いただいています。
一冊の特集としても、今回は結構読みどころ満載なので、ぜひご覧いただければと思います。

また、このブログでは紹介し忘れていましたが、2017年6月号「実力派建築家オススメ!ベストな組み合わせが分かる最強建材200」でも、横浜S邸の赤い織物クロス(p44)、中野M邸の紙の畳(p49)、常滑N邸の壁用貝殻塗料(p56)、松戸N邸の目地なしのキッチンタイル(p68)、横浜S邸のカラフルなトイレ壁面タイル(p74)、さいたまO邸の脱衣室クッションフロア(p85)、町田K邸の脱衣室フロアタイル(p86)、横浜S邸のサイルストーンのキッチンカウンター(p87)、狛江W邸のステンレスのキッチンカウンター(p88)などいろいろ紹介いただいているので、バックナンバーのある大型書店で併せてご覧いただければ幸いです。

by iplusi | 2017-07-24 17:48 | その他いろいろ | Comments(0)
雑誌「家を買Walker」に「間取りの方程式」紹介記事
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有村架純ちゃんが表紙の家づくり入門雑誌「家を買Walker」。住まい本の紹介コーナーで「間取りの方程式」大きく取り上げていただきました。書店にてご覧いただければ幸いです。

家づくり雑誌の表紙を家でなく有名女優が飾るという、建築系本にとっては厳しい時代ということなのかもしれませんが、「新米建築士の教科書」もおかげさまで売れ行き好調です。「間取りの方程式」同様に引き続きよろしくお願いいたします。

by iplusi | 2017-06-05 10:16 | その他いろいろ | Comments(0)
「新米建築士の教科書」増刷決定!
d0017039_17385639.jpg3/21発売された拙著「新米建築士の教科書」、発売後約一箇月で早くも増刷正式決定しました。第1刷4000部、第2刷2000部で、計6000部となります。
3章(現地調査、法規チェック、資金計画)は不動産業界の方にもお薦めです。引き続きよろしくお願いいたします。

by iplusi | 2017-04-25 17:40 | その他いろいろ | Comments(0)
「新米建築士の教科書」建築エコノミスト森山高至さん書評と手描きポップ営業
建築エコノミスト森山さんから頂いた、新米建築士の教科書の書評です。短いけどうまみのエッセンスが凝縮されてます。フェイスブックから引用させていただきます。


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建築家の飯塚豊さん渾身の怒涛の筆致で世に送る「建築界のカタルシスプラン」。
十分な指導も受けられず実務経験を積めないまま一級建築士を演じなければならなくなった若手建築家へ救済の書。これ読んで仕事取れなきゃ、設計できなきゃ、工務店に舐められたら、設計士あきらめろ!という大変な親切本です。

実務経験豊富なベテラン建築士には自己のノウハウの整理と後進の指導にも使える便利な本だと思います。






でもって、森山師匠から、著者手描きポップもって書店回りせよ、という指令を頂いたので、先週日曜手描きポップ作成。途中から面白くなってイラストにごっちゃり文字情報書いたら、書店員さんのポップみたいになってしまいました、笑。でもなかなか楽しげですよね。
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手始めに紀伊国屋書店へ手描きポップ3枚納品。最重要拠点ということで今回は秀和システム担当の田代さん、紀伊国屋書店担当営業の谷内さん(書店ごとに担当の営業さんがいるんだそうです)と一緒に伺うことができたので、表紙イラスト飯能K邸の模型の展示用のスペースもいただきました。紀伊国屋書店、宮内さん、中西さんどうもありがとうございました。
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紀伊国屋書店本店4階レジ前の照明付き本棚に、模型といっしょに陳列してあります。
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埼玉方面は、今日づけでアイプラスアイの広報部長に就任した、川越の小泉さんが手書きポップ置いてきてくれました。紀伊国屋書店川越店。エスカレーター前の一等地ですね。
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ブックファースト川越店。ポップはさいたまO邸バージョン。
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おっと、これは別の本ですね、笑。このジュンク堂大宮高島屋店は新米建築士は売り切れとのことで、届き次第ポップ設置してくださるそうです。小泉さん、各書店の皆様、ありがとうございます。

by iplusi | 2017-04-12 19:33 | その他いろいろ | Comments(3)
「新米建築士の教科書」書評 byエコ住宅の伝道師 松尾和也さん
d0017039_15105107.jpg年間何十ものセミナーをこなす、エコ住宅の伝道師、松尾和也さんが、「新米建築士の教科書」の書評書いてくださいました。高速で回転する頭脳そのままの疾走感あふれる文章です。
松尾さん曰く「住宅関連会社に努めている新入社員から入社3年目くらいの人にとっては、これを読んでいるかいないかで今後の伸び方、及び仕事への取り組み方、スピードがまるで違ってくる」とのこと。
全文をFACEBOOKから引用させていただきます。ぜひご覧ください。




飯塚さんが新しい著書をわざわざ送って下さったのが
届きました。

渡欧中に届いていたのを昨日見て、昨晩中に読んでしまいました。
住宅設計人生一筋20年の私から見ると知らないことはほとんどありませんが、その20年で学んできたことをよくまあこれだけの厚さの中にコンパクトにしかもわかりやすくまとめたもんだと感心しました。

ご本人曰く「編集に二年かかった!!」そうですが、それも全くうなずけるものでした。
特に住宅関連会社に努めている新入社員から入社3年目くらいの人にとっては、これを読んでいるかいないかで今後の伸び方、及び仕事への取り組み方、スピードがまるで違ってくると思いました。
工務店の社長さん、及び設計部長さん、工事部長さんに特に聞いておいてほしいのは、上記にあてはまる人には全員必ず読ませたほうが皆さん自身、及び会社全体に大きな効果があるでしょうということです。

飯塚さんの事務所には私自身訪問しました。所員さんは5名いるかいないかで面積も10坪あるかないかのような典型的な住宅設計事務所です。
こういった事務所の場合、一般的にほとんどの業務が「習うより慣れろ」「仕事は盗むものだ!」ということでチェックリスト等はほとんどありません。(逆に住宅メーカーになると過剰なチェックリスト、帳票のあらし・・・)
しかし、アトリエ系の事務所ながらチェックリストがきちんとあって、しかも引渡し時の取扱説明書まできちんと掲載されてある・・・
かくいう松尾設計室は

・打ち合わせ時のチェックリスト
・プレカット図チェックのチェックリスト
・製本時のチェックリスト(過去のミスに基づいた400項目!!)
・現場監理チェックリスト

まだもう少しありますが、これだけ取り揃えています。
また取扱説明書に関しては冷暖房器具、加湿器、除湿機の使い方推奨設定温度、湿度、カビを生じさせにくい暮らし方。加湿器等の選び方、等々まで住宅メーカーの取説でも書いてないことまで書いてあってそれを引渡し時に説明しています。

これをやっているのは、住宅で押さえておかなければならない項目が多岐に渡りすぎている現実にあります。その中でいかにベテランで仕事がよくできる担当者といえど、チェックリストなしにもれなく仕事ができるということはありえない現実があるからです。(チェックリストがあっても漏れることは多々あります)
こういったチェックリストはその会社の「秘伝のタレ」のようなものであり、それをたった1800円で公開しているというのはちょっと安売りしすぎな感じもしないでもないです。住宅系フランチャイズならこのチェックリストを始めとする各種資料を得るためには加入金だけで300万~500万取られます・・・
別の言い方をするなら、自分で勉強する人には1800円で入手できることも、勉強しなかったりアンテナを張っていない人には500万円かかってしまうことがあるとも言えるでしょう。

この本を読んでいてもうひとつ思ったことがあります。
まず、今の住宅業界では分業が進み過ぎていること
特に住宅メーカーになると

営業マン
設計マン(ほぼ平面、立面を考えるだけ、契約に至る確率が非常に低いからとんでもない数のプランばかりをずっとやっている)
インテリア・コーディネーター
現場監督
本社勤務のCADオペレーター
外注の確認申請代願事務所
その商品を開発する開発担当者(外観、仕様等を決定する)

によって一軒の住宅が成り立っているという現実があります。
よって住宅メーカー勤務しかしたことがない人はこの本に書いてあることをトータルでやったことがある人は絶対にいません!!
この本に書いてあることを一通りできてこその一人前ですが、それをやれるのは小規模の住宅設計事務所しかないというのが実態です。
しかしながら、小規模の住宅設計事務所のほとんどは確認申請の下請け業務をやっているか、地元中堅ビルダー、工務店の実施図面を下請けで書いているという会社が大半を占めます。
また、アトリエ系と言われる設計事務所の場合は、大半が3名以下で構造、断熱、給料体系、勤務時間等で劣悪なところが多く、飯塚さんの会社のように、デザインセンスもあって、品質監理、構造、断熱まできちんと押さえている会社となると銀河系の中から生命がいる星を見つけるくらいの確率・・・とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、それくらい確率は低くなります・・・

この本に書かれてあることがきちんとやれば、飯が食えない設計事務所も確実に食えるようになると思います。
しかしながら、この本の厚さで書ききれなかったところは「どうやったら仕事が取れるのか」というところ、特にネット戦略までは書かれてはいません。
あとは、許容応力度計算による耐震等級3と書かれていれば良かったなあとは思いました。

話が長くなりましたが、やる気や能力のある若者がきちんと一人前になるにはどこで修行するかということが本当に重要になってきます。意匠、断熱、構造、耐久性・・・これらはどれも必須項目ですが、これらをトータルで実務レベルで教えられる実務者向けの教育ツールもしくは機関をつくれないか・・・ちょっと前からそんなことを考えています。

by iplusi | 2017-04-11 15:12 | その他いろいろ | Comments(0)
「最もくわしい屋根・小屋組の図鑑」発売
エクスナレッジより、編集段階からご協力させていただいた「最もくわしい屋根・小屋組の図鑑」が発売されました。もともと各章の頭のページ書いていたのですが、書籍化に伴い巻頭のリード文も書かせていただいています。私にしては珍しくきれいな文章がかけたので、下記に全文を公開しちゃいます。
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宅のシルエットに個性を付与する最も重要な要素は屋根である。
ぜなら、壁面は部屋の輪郭をなぞるので、直方体の組み合わせにせざるを得ないが、屋根は様々な形状、角度、高さ、大きさの無数の可能性を、部屋の形状や機能に縛られず選択できるからだ。その土地の気候風土を色濃く反映した、世界各地の伝統的民家の多様性を考えてみれば、「屋根が個性をつくる」ということは疑いようがない事実だろう。

  軒の出や軒の高さのちょっとしたシルエットの違いで建築の格好よさは大きく変わる。また、屋根の形状次第で、建築のなかの空間も大きく変わる。このように、屋根は意匠と空間を同時に決定づけるものので、本来、真っ先にデザインすべき対象であるはずだ。

 ところが 、実際の家づくりの現場では、間取りパズルの後で屋根の形を決めることが一般的である。そのように設計すると、間違いなく下部構造と屋根はちぐはぐになるのだが、木造軸組工法も枠組壁工法も、間取りと一切無関係に屋根を架けられるら、屋根の検討はいつも後回しになる。

 広いおでこの上にちょこんと似合わない子が載ったような奇妙なプロポーション、や谷がやたらに多い雨漏りしやすそうな雑な形状、法規制をなぞっただけの勾配……街中で見かけるそんな家は、おそらく全部、後づけで屋根を考えるという、おかしな方法で設計されている。

 構造、止水、断熱、通気、法規など要求される性能や規制も多いので、クライアントが自力で屋根形状考えることは難しい。だから、 敷地状況、空間性、コスト等をにらんで、屋根形状の「最適解」を提案するのは意匠設計者の重要な役割だ。屋根を決めれば架構が自ずと想定できる。|

 たとえば30~40坪程度の「切妻屋根」ら、棟木の下に大黒柱を1~2本通すかちが構造的には最も素直だ。間取りは屋を支えるその柱を意識しながら描けば無がない。そうすれば耐震性も向上するし、屋根なりの空間を見せることも簡単にできる。

 どんな形の屋根でも、ひとたび形状を決定すば、無理のない架構システムや空間の使い方が暗示される。そんな「屋根の声」を聴くことが、いい建築をつくるための第一歩だ。 

 まず、屋根を考えよう。間取り
を考えるのはその後だ。


by iplusi | 2017-03-31 22:18 | その他いろいろ | Comments(2)
「新米建築士の教科書」発売
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2017年3月21日、飯塚の2冊目の著書、「新米建築士の教科書」が発売されます。帯にもある通り、設計事務所や工務店の新米建築士、あるいは建築士未満の新人や学生が、どうすれば設計者として一人前になれるかを、懇切丁寧に解説しました。先人達が上司や先輩から何年もかけて苦労して身に着けた「設計の考え方」「設計の作法」を、読むだけで俯瞰することも可能です。
出版社は某X社ではなく、「はじめての・・・」シリーズが有名な、ノウハウ本の老舗「秀和システム」。値段は1800円+税、版型は「間取りの方程式」と同じA5サイズですが、コート紙、オールカラーで272ページ、ずっしりとしたヴォリュームになりました。
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担当編集者田代さんのリクエストは、読むだけで「ビジネスマンとしての作法」が学べる、ベストセラー「入社一年目の教科書」の建築版。設計事務所の日常業務、すなわち、事例探し、スケッチ、模型作り、資金計画、法令調査、現地調査、施主ヒアリング、プレゼン、コンセプトメイク、施工者探し、配筋検査、プレカットチェック、取説づくり・・・などの作業をするときに、面倒見のいい所長ならきっと指導するであろう勘所や設計の常識を、ややおせっかいなくらい丁寧に解説しています。

本では最も身近な建築である「木造住宅」をネタにしていますから、近い将来、独立を考えている若者には最適。新人教育の教本として「ひとまずこれ読んどけ」的にも使えますので、設計事務所・工務店の経営者の方にもお薦めです。

おそらく読者の皆さんが、一番活用する可能性が高いのは、下記のような様々な要点集やチェックリストです。一部は実際、私の事務所で普段使っているリストを披露したものですが、こういうものを自分で作ったり調べたりするのは、それはそれは大変ですから、それだけでも購入する価値があるのではと思っています。

・p015 過去事例の収集順位
・p060 盗みたいディテール
・p063 所長に報告すべきこと
・p067 電話で伝えるべきこと、メールで使うべきこと
・p101 法令・インフラ調査チェックリスト
・p106 確認申請以外の法手続きチェックリスト
・p111 引き込み管径の目安
・p115 資金計画の例
・p138 中間領域のパターン
・p202 キッチンのヒアリング事項
・p209 コンセントが必要な家電チェックリスト 
・p225 工務店ヒアリングで確認することチェックリスト
・p235 配筋検査チェックリスト
・p245 羽子板ボルトの略号例
・p256 発注内容確認リスト
・p226 取説例(例)
・p268 使用材料一覧(例)

amazonのチラ見に法チェックのスキャンがあったので貼っておきます。これも、普段事務所で使ってるもの。(p102の道路やライフラインのチェックリストと一緒のエクセルファイルをもっぱら使っています)
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この本の中で最も苦労したのは「コンセプトづくり」の章です。魅力的な空間、町との幸せな関係、建築文化としての価値を生み出すコンセプトメイクの方法を解説しました。このブログにもコンセプトづくりの記事 があり、卒業設計とかのシーズンになると一定のアクセスがあるようなのですが、それを大幅に改訂、手法化したものです。
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ブレインストーミングやワークショップ的にキーワードを付箋紙に書いて貼っていく方法の発展形ですが、ここで解説した方法を使うと、キーワードが一定のルールのもとに秩序化され、建築的に処理しやすくなります。我ながらよくできてると思うので、この部分は学生を含む多くの皆さんに読んで欲しいと思っています。

ちょうど本の執筆と重なった飯能K邸のイラストの表紙が目印です。
下に目次を貼っておきます。ぜひ書店で手に取っていただければと思います。

CHAPTER 1 誰でもできる7つの成長習慣

「過去事例の収集」で知識を磨く

「30秒スケッチ」で考えを形にする力を磨く

「自宅を測り」寸法感覚を磨く

「大学で最初に習う公式を復習し」計算力を磨く

「1時間でできる模型」で設計力を磨く

「アクソメ・アイソメを活用し」3次元の画力を磨く

「街ぶら」で観察力を磨く


CHAPTER 2 「できる!」と思われる事務所仕事のこなし方

「もしも、自分が独立したら……」と考えながら仕事をする

所長、先輩から一流テクを盗みとる

一目置かれるためのホウ・レン・ソウ

一目置かれる電話とメールの使い分け方

効率のよいチーム設計を実現する7つのルールを知る

抜かりないスケジュール調整術

「7つの専門知識」を身につける


CHAPTER 3 はじめての現地調査とお施主ヒアリング

敷地の概要はグーグルマップで8割把握できる

敷地調査ではあらゆるものの「高さ」を確認する

法律のことは「役所に電話」で8割解決する

何にどれだけお金がかかるかを知っておく

初訪問時は「測りまくり」「聞きまくり」

スクラップブックでお施主の本音を引き出す


CHAPTER 4 ワンランク上の設計を実現する7つのシンプルルール

ボリューム出しの決め手は「真四角+シンプル」

間取りの前に外観を決める

開口部は「風孔」でなく「間戸」で作る

広々とした空間は「スケルトン―インフィル」で作る

骨組みや仕様は「ワンパターン」で作る

間取りの決めては「クローバー動線とたまり」

第一印象は「色と素材」で8割決まる


CHAPTER 5 はじめてのプレゼン

プレゼンはやり方を間違うと失敗する

「コンセプト」はシンプルなマトリックスで伝える

概要は「模型」で全部説明しきる

図面は「手紙のように描き」要点だけを伝える

材料仕様は現物を直に触って決めてもらう


CHAPTER 6 現場監理をスムーズに行うために6つのポイント

施工者はまず、金額以外の要素で選ぶ

「数量拾い」がコスト調整の要

現場監理の勘所

祭事や諸手続きがスケジュールを左右する

完成時に渡す建物の「トリセツ」



ps.表紙カバーや帯を取った本体にも、飯能K邸が単色印刷されています。その他、事例探し、1時間スケッチ、1時間模型、数量拾いなどのコーナーにも飯能K邸登場してます。
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by iplusi | 2017-03-27 01:25 | その他いろいろ | Comments(2)