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オガスタ二新潟コラボ 第1回プレゼン
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オーガニックスタジオ新潟とのコラボ企画、3/26、建主Tさんに対する第1回目のプレゼン完了しました。今回は前回ヒアリングの時とはガラッと変えて「新潟らしい建築とは?」ということを一つのテーマに据えてご提案しました。

屋根は4寸勾配の切妻。4方向に軒を出します。エコ住宅というと東西に妻面を持っていくのが定番ですが、敷地が狭いので北側道路に雪が落ちると危険。あえて南北に妻が向くように屋根をかけました。雁木状ピロティ上部に軒の低い妻面が浮かぶ北側は、象徴的な中央の窓以外は壁にして道路からの視線をブロック。西面公園側は、逆にバルコニーと横連窓で、端から端まで窓にしています。

外壁は杉板ウッドロングエコ塗装と焼杉のツートンカラー。焼杉と黒っぽいサッシで色を同化させ、樹脂サッシのごつい表情を和らげるとともに、材を出隅で切り替えシャープさを出すことを検討中です。
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間取りは2階リビング型。中二階に水回り、中三階に子供部屋を配置したスキップフロアです。

屋根の断面構成もオガスタさんと相談。1月上棟予定かつ過大なコストアップをさけるため、この模型のように、充填断熱+付加断熱で3尺ピッチの登梁を見せる作戦は、ひとまずあきらめたのですが、新しく開発したとっておきの方法で、構造と意匠を兼ねた天井面をつくることを考えています。詳細はまだ秘密にしておきますが、デザイン的にまとまりにくい寒冷地の勾配天井の可能性を広げる、なかなか優れたアイデアだと思っています。
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断面は土間を含めると、5つの床レベルがあるスキップフロアです。明治村の東松家住宅のように、思いがけない部屋と部屋がとつながる複雑な構成になっています。1.5層の吹き抜け部はユーティリティ。上階から日差しが入る室内干しスペースです(新潟は夏も湿度が高いし冬は陽がささないということで、室内干しスペースは必須なんだそうです)。

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今回このプロジェクトでは、設計事務所工務店のコラボという特徴を生かし、技術分野も積極的に意見交換しています。

オガスタさんの得意分野、断熱省エネや自然素材の取り扱いなど、オガスタの仕事の流儀を集中的にレクチャーを受けつつ、デザインについても意見をもらい、私たちの方でもオガスタ仕様の生かし方、構造、構法を提案していくという、刺激的なやりとりが行われています。まさに絵に描いたようなコラボレーションですね、笑。

左の表は、屋根の構造をi+iで検討した表計算です。
新潟市内は東京の人間が考えるほど雪は多くありませんが、それでも建築基準法の積雪は1mの荷重をみないといけません。応力度やたわみの検討は、①平常時長期、②積雪時長期(積雪荷重210kg)、③積雪時短期(積雪荷重300kg)の3種で決める必要があります。意匠を完全にコントロールするには構造の把握が不可欠なので、表計算で簡単に検討できるようにしたわけです。


次回打ち合わせは4/30。大方針は今日決まったので、次回は外観、窓、間取りをフィックスする予定です。

by iplusi | 2016-03-27 00:51 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
雑誌「建築知識」巻末の新企画 「WEBサイト拝見!」
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雑誌「建築知識」、2016年4月号、巻末の「WEBサイト拝見!」という新コーナー(淡河さんのローン記事の後企画ですかね)第1回目の記事で、i+iのホームページやブログを紹介いただいています。
ちなみに、この号は山田憲明さんの木構造特集。電気スリーブやアンカーボルトのずれ対策など、いつも現場で悩む内容が書いてあるので、工務店、設計事務所は必読かも。


by iplusi | 2016-03-23 17:41 | その他いろいろ | Comments(0)
つくばN邸 サッシ取付中
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つくばN邸、サッシの取付がほぼ完了。写真はリビング部分。3方向が窓で、とても大きく見えますが、サッシHは1100なのでサッシ部材は繊細。ベンチ上の地窓という感じに納まります。天井の梁はせいが210で@910。渡り顎仕口で、外壁側が跳ね出し梁になっています。


by iplusi | 2016-03-23 14:00 | つくばN邸 | Comments(0)
飯能K邸03案 付属棟の検討
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飯能K邸03案。敷地内にお施主親御さんの家を別棟で建てる形を検討しました。切妻がその付属棟ですが、主屋腰折れ屋根の急勾配部分を反転。切妻にして軒先の高さをそろえています。150㎡の敷地面積の最低限度や、分割敷地ラインからのセットバックなどはクリアできそうなので、ひとまず主屋の設計を進めていきます。
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主屋のクローズアップ。外観は01案を踏襲しましたが、南東側隣家の影になりそうな部分は腰壁付きの窓に変更。水回りの位置などは、日当たりを意識してガラッと変えています。

by iplusi | 2016-03-21 17:15 | 飯能K邸 | Comments(0)
つくばN邸 外壁は木に
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つくばN邸、下が焼杉外壁、上がガルバ竪ハゼ外壁だったんですが、どうしても希望の色(レンガブラウン)が入手できないということで、上を杉(大和張)に変更することに。軒は出てませんし、コストアップしますが、木ならデザイン的・色的には後悔はしないので、結果的にはよかったと思います。もちろん樋はつけます。塗装はウッドロングエコの予定。
ちなみにこの木の表現は、スケッチアップのマテリアルで「木製ブラインド」を方向、スケール、色を変えて張っています。方向を変えるのは、変更したい部分選択→編集→面→テクスチャ→位置→緑色のピンを動かすという手順。


by iplusi | 2016-03-18 11:00 | つくばN邸
シンプルな暮らしを楽しむ住まいのルール
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ご案内がだいぶ遅くなってしまいましたが、今年1月末発売のエクスナレッジのムック「シンプルな暮らしを楽しむ住まいのルール」に、目黒I邸が再掲載されています。マイホームプラスの時からみると、ページ数も増え、レイアウトも若干変わり読みやすくなっています。昨年末発売の書籍「小さな家で楽しむスタイルのある暮らし」と同様に、雰囲気のいい家がいろいろ掲載されています。是非ご覧ください。
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by iplusi | 2016-03-17 16:18 | 目黒I邸 | Comments(0)
江戸川M邸 雑誌「はじめての家づくり」撮影
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先週の水曜日の3/2、江戸川M邸、主婦の友社のムック「はじめての家づくり」の撮影でした。カメラマンは黒澤俊宏さん、編集者は星野真希子さん。窓際の内向き縁側が延々とつながるベンチは、様々な用途で活用されます。
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天気が良かったので、光がよく回っていますね。殺風景にならないよう、机をちょっとづつ移動しながら撮影しました。
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切妻中央ロフト横にある窓からも効果的に光が入っていますね。切妻にすると中央棟付近が暗く感じるので、i+iでは、妻面上方から光を取入れるようにしています。
今、カメラマンさんの建っているのは南東の角。背の高い建物に両側を囲まれていますが、南の大窓から入った風は、ここの引違窓、縦辷りだし窓から抜けていくため、夏場、風通しがとてもいいそうです。
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キッチン背面の食器棚。上棚にはMさんのお父様が以前経営していたコーヒーショップのカップが飾られていました。
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オープンハウスで「ここはどんな風に使うのですか?」と大勢から聞かれた広い玄関土間。上の段は上履きゾーンなので、お子さんの夏場の昼寝(笑)など多目的に使われているそう。撮影中も、下の子は疲れてしまって、ここに布団敷いて寝てました。ちなみに床は緑色のスレートです。

このムックは、4月末に発売予定です。お楽しみに。

by iplusi | 2016-03-12 19:01 | 江戸川M邸 | Comments(0)
オガスタ新潟コラボ
相模稔さん率いる「オーガニックニックスタジオ新潟」は新潟で急成長している工務店です。自然素材、高断熱、に特化。床下エアコンでは圧倒的な実績を誇ります。日本エコハウス大賞優秀賞、エコハウスアワードなどを次々に受賞。相模さんの超戦略的な経営術と内外スタッフの設計事務所顔負けの設計力で、たったの7年で新潟のトップランナー工務店になりつつあります。お客さんは1年半待ちだとか。
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そんなスーパー工務店、オガスタ新潟さんとのスペシャルコラボ企画で、市内の個人住宅の設計をi+iがお手伝いすることになりました。
お客様は新潟大学建築学科出身のほぼプロ。例えば頂く資料はこんな感じ。
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諸室の関係と規模のご要望。隣接する公園との関係もイメージされています。
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これもお施主さん作成のイメージ。ご要望の一番の特徴は「広い土間」。土間といっても和モダンの見せ場としての空間ではなく、冬の間でも様々な作業を可能にする、「収納付きの機能空間」、というか「作業できる倉庫」です。「現代民家の土間」というところでしょう。
初めからスキップフロアを前提にしているというのもすごいですね。
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初回打ち合わせの時に見せていただいたノートにはこんなスケッチがいろいろ。平面断面のラフプランを描いて、もう自分でいろいろイメージされているわけです。規模もここから想定されているのでしょう。

ところで、新潟というと広々した風景を想像しますが、敷地はなんと30坪弱。降雪寒冷地で、防火がかかり、駐車場1.5台(常設+一時駐車)も必要、ご要望から広い土間も必要。南側はアパートと駐車場で将来どうなるかは不明・・・という狭小の都市型住宅を得意とするi+iとしても超難問の案件になりそう。

でも、気候風土を考慮した高性能住宅ということで私も楽しみです。2月末のヒアリングでは、ただご要望聞くだけだと盛り上がらないかなと思い、軽く案をつくってお持ちしました。
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隣接する公園のビスタを生かす案で、形もなかなか面白くできたんですが、気候風土的にやや無理があるし(市内雪は想像より雪は多くないけど、落雪対策は確実に必要)、ご要望と案が合わない部分もあったので、ゼロから考えることにしました。次回打ち合わせは3/26の予定です。

ちなみに前回はこの企画をレポートしていただくべく、建築エコノミスト森山さんと一緒に伺いました。メディアでこのプロジェクトの進捗がのるかもなので、お楽しみに。

by iplusi | 2016-03-12 18:13 | オガスタ新潟コラボ | Comments(5)
つくばN邸外壁色の検討
つくばN邸外壁色の検討。希望ぴったりの色が小ロットではつかえなかったり、板金の入手ルートが合わなかったりということで、セリオスかJFEの既製色しか選べなそうな感じです。
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まずはブラウン色。無難な選択ですが、焼杉黒とのコントラストが小さいのが気になるところ。でも板金で光沢があり、大判だと明るくみえるので、板チョコくらいの感じにはみえるはず。消去法でこれを選んでも、それなりに面白いし、無彩色ツートンの予定調和には陥らない気がします。
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テラコッタブラウン。かなり色がつくので、選ぶのにとても勇気のいる色ですが、「退色したコンテナみたいな感じ」という要望と、「浮き上がる形態」という形の特徴から考えれば、意外とありだと思います。淡い茶色大面積の、のっぺり感は、テラコッタと黒のコントラストで見せればさほど気にならないか。デザイナーでなければ絶対に選べない色なので、勝負は大歓迎です。
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ボルドーレッド。単体としては面白い色だけど、空や緑との組み合わせがきれいじゃないので、あまりお勧めはできません。本当に退色して赤みが抜けるのを待たないといけなくなりそうです。

by iplusi | 2016-03-12 14:35 | つくばN邸 | Comments(0)
飯能K邸01案
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飯能K邸01案。本来は平屋にしたいけど、コストがかさむとということで、1階と2階の面積比を2:1にする部分2階建てでご提案。2階からも谷方向の眺望が楽しめるように、北海道牧場風の腰折れ屋根を、あえて長手を妻にして架けてみました。腰折れ屋根は「昭和住宅」というリクエストを意識していますが、横に引き伸ばされた伸びやかなプロポーションで、現代的な印象を出せればと思っています。

一発目から、とても気に入っていただいたのですが、近い将来、親御さんが移り住むかもということで、02案は100坪の敷地に2棟建てる案をご提案予定です。用途上可分の建築となるので、確認申請上は敷地分割して2棟の建築物を建てる方が自然。それぞれの敷地に対し敷地面積の最低限度がかかり、各々の建物が分割線からのセットバックの規制を受けることになりますが、はたして敷地内に、うまく納まるでしょうか。

ちなみに、アクセサリーデザインもされる奥様のホームページはこちら↓。
かわいらしいアクセサリーの数々が並んでいます。ぜひご覧ください。

by iplusi | 2016-03-05 18:29 | 飯能K邸 | Comments(2)