<   2016年 01月 ( 8 )   > この月の画像一覧
つくばN邸プレカット打ち合わせ
d0017039_20433107.jpg
1/29つくばN邸プレカット打ち合わせ@タケワキ事務所でした。上図は2段の片持ち梁とコボットがどう納まるかを検討したスケッチ。コボットがつく鉛直構面の柱が、片持ち梁によって、上下に分断されるのは弱そうなので、耐力壁用の柱と片持ち用の柱(+束)を並置したため、取り合いはかなり複雑です。でも、結局、この絵通りに納めることに。
d0017039_20433379.jpg
デッキ上部の屋根は、片持ち量が結構大きいので、合成梁的な効果が期待できるように、金物と仕口を決定しました。ビス止めの金物と、梁を引く羽子板の干渉などもチェック。

d0017039_20433550.jpg


ところで、うちの事務所では、N値計算はこんな表でやってます。

結局N値計算は耐力壁の倍率の差で決まります。壁倍率を5倍(合板両面、または合板+ダイライト)、3倍(ダイライト12㎜片面)の2種類に設定すると、出隅の場合、倍率の差は、「5,3,0」の3種類。2階で3種、1階で3種だから、組み合わせは9通り。一般部の場合は、倍率の差は、「5,3,2,0」の4種類。組み合わせは16通りです。


それをあらかじめ、こんな風に一覧にしておけば(順列組み合わせとしては、左図ちょっとだけ抜けがありますが)、早いし間違えにくくなるのです。(というか、なんでこういうのが、出回ってないのか不思議ですね。)

by iplusi | 2016-01-30 21:20 | つくばN邸 | Comments(0)
横浜S邸コンクリート打設
d0017039_19455742.jpg
1/25、横浜S邸コンクリート打設1回目の様子。
d0017039_19460399.jpg
水セメント比55%以下、スランプ15はアイプラスアイの標準仕様ですが、この時期だと温度補正もあるし、JIS工場指定だから、呼び強度は30。結果的に単位水量172で水セメント比は50%になってます。高品質すぎるコンクリートで木造住宅の基礎に使うのにはもったいない感じもしますね、笑。


by iplusi | 2016-01-30 19:59 | 横浜S邸 | Comments(0)
つくばN邸工事契約+躯体図プレカット図チェック
つくばN邸、昨日タケワキさんと工事契約。基礎は施主工事となるので、試験屋さん、アンカーボルト、スリーブなどをどっちがやるか相談。ホールダウンやアンカーボルトは飯塚が予め設計図内に落としておきました。プレカット図はもう出来ているので、土台継手を矢印状のマークで示し、継手の向きとアンカー位置をわかりやすく表現してみました。これを元にタケワキさんに施工図書いてもらいます。
d0017039_18021777.jpg
下図は継手の一般詳細です。この寸法関係だと、柱の左側にアンカーは入れられないので、継ぎ手は柱のすぐ隣として女木を柱で押さえこみ(これはプレカット屋さんの標準の感じ)、さらに柱の右手にアンカーを入れる形に。コボット部分は継ぎ手とコボットの金物が干渉するので、継手自体を200程度左に移動。柱の両側をアンカーで押さえこむ形に。
d0017039_18031564.jpg
プレカット図は、さわりのところをざっくりチェック。間違いやすい勾配屋根の高さ関係をまず、きちんと押さえます。垂木は「まくり加工」をして、プレカット仕口の端部を綺麗に見せるよう指示しました。
d0017039_18141465.jpg

by iplusi | 2016-01-18 18:29 | つくばN邸 | Comments(0)
横浜S邸解体後の風景
d0017039_21401332.jpg
横浜Sさんにお送りいただいた解体直後の写真です。結構大きなユンボが入ってますね。今日から青木工務店現場入り。斎藤さんが現場で敷地寸法、高さなど計測してます。
by iplusi | 2016-01-12 21:43 | 横浜S邸 | Comments(0)
横浜S邸地盤調査
横浜S邸の地盤調査も1/5に行いました。ひな壇造成地ですが表層付近も自沈層無し。1~2mくらいで大きなN値(換算N値)が出る良好地盤でした。もちろん改良も不要です。
d0017039_18141394.jpg

by iplusi | 2016-01-07 18:15 | 横浜S邸 | Comments(0)
つくばN邸地鎮祭
d0017039_14201101.jpg
つくばN邸地鎮祭1/4に無事終了。今回はNさんの叔父さんが神主さんでした。基礎工事はご主人のご両親が施工予定です。翌日、1/5は地盤調査でした。今朝の速報によると・・・
d0017039_14240114.jpg
d0017039_14240709.jpg
台地の良好地盤なので改良不要という考察でした。おめでとうございます。確認申請の指摘事項も今日届いていましたので、手直しして、開発の書類と一緒に出せば終了です。




by iplusi | 2016-01-06 14:29 | つくばN邸 | Comments(0)
流山N邸敷地視察
d0017039_20370926.jpg
つくば地鎮祭の後、流山N邸敷地視察してきました。公共の区画整理地。整形約40坪、道路付けは北東と北西、北向きの角地です。地盤がちょっと悪かったけど、コストパフォーマンスで考えれば申し分なしというところ。
南東側隣地は三角形の敷地なんですが、N邸側に主屋を配置してました。隣家奥行きは6間。
d0017039_20371341.jpg
敷地南西方向から見た景色。区画整理の最中なの空が広いです。南西側の区画との間に電柱あり。電線は道路内敷地側寄りです。敷地は道路から20~30cmくらい高くなっています。
d0017039_20371240.jpg
インフラは全部引き込み済。排水の最終桝はU字溝を下越ししている関係で、管底はGL-1250程度。南東側から排水を回してきても、十分勾配は確保できそうです。


by iplusi | 2016-01-04 21:00 | 流山N邸 | Comments(0)
建築エコノミスト森山さん「2016年の予言」
年末記事コメント欄より、昨年国立競技場問題でお茶の間を賑わした建築エコノミスト森山さんのコメント転載します。(「住まい手の立場から住宅を考える」の掲示板に毎年書き込みくださるのですが、plalaの仕様変更で、昨年より掲示板の情報が表示されなくなってしまったので、ブログコメント欄へ書き込み頂きました。)。(以下引用)

久しぶりに「住まい手の立場から・・・」のBBSに書こうと思ったんだけど出来なかったからコメントしときます。
2016年・平成28年来年の干支は丙申(ひのえさる)その意は、丙(ひのえ・火の兄)広がっていくこと、カタチが決まる。申(さる・木々の枝が伸びる様)伸びるツクリでもありますよね。つまり、「燃え広がる伸びる」です。今年の波乱がさらに広がります。

10干12支は60年で一回りするので60年前のことを観れば様子がわかります。1956年の建築界では、ヴェネツィアビエンナーレ日本館(吉坂隆正)松井田町役場(白井晟一)石橋文化センター(菊竹清訓)郵政庇ビル薬師寺厚が建築学会賞。前年の「原爆堂」に続き「縄文的なるもの」で白井大ブレイクした年です。
d0017039_21123773.jpg
松井田町役場(wikipediaより)

その60年前の1996年はジョアサイア・コンドルにより岩崎邸が完成、辰野金吾による日本銀行、日本で最初のシャッター(クラーク・バーネット社製)が日銀本店に取付けられる。道庁赤レンガ庁舎(平井晴二郎)、大審院庁舎(ドイツのエンデ・ベックマン事務所)、日本で建築家の職能が確立し、日本人の手による近代建築が次々と建っていく、いってみれば戦前にあった日本近代建築が建て揃ったような頃ですね。ということは今年何かを成し遂げた場合には、それで終わりではなく、さらにガンガン広がるということです。
それではよいお年を
 (引用終わり)

森山さん、明けましておめでとうございます。毎年恒例の予言ありがとうございます。コメント欄では地味すぎるんで、こちらに貼り直しておきました。今年は丙申は、「燃え広がる伸びる」ですか。60年前事例をみると、白井、吉阪といった、反主流派に注目が集まる感じがよいですね。

これは現代に置き換えると、どんなことなんですかね。昨年、競技場問題では、日本最大級の設計事務所が、できもしない設計条件をそのまま放置し、計画が頓挫するという前代未聞の事態がおこりました。有名な海外のスター建築家が、コストも技術も考えない、その上格好も良くもない設計をしました。杭問題では、区分所有法などという怪しげな法律によって裏付けられていた資産としてのマンションが完全に終わりました。つまり、会社の規模、知名度、法律などで権威付けられていたものの化けの皮がはがれた1年であったといえるんでしょうね。

公共もない、大型開発もオリンピック以降はない、マンションもない、建築家の価値は下がる、建築雑誌は売れない、となれば、業界の人たちは元気もなくなるというものですが、逆にいうと昨年は、「建築の垣根が取り払われ風通しが良くなった年」という風に前向きに捕らえることもできるんじゃないでしょうか。森山さんの活躍で、意味のない公共事業、でたらめなコンペ、実現不可能な設計、形だけの監理、みたいなものが全部表に出てきてしまった。「建築」と、その影にひっそりと隠れていた「建築設計」を森山さんがワイドショーの話題になるまで、引きずり出してきてしまった年でもあったんじゃないですかね。

で、その流れで考えると、「燃え広がり伸びる」べきなのは、建築設計に対する不信感を払拭する「建築設計の新しい形」になるんじゃないでしょうか。「一人の建築家のイメージを実現する」というザハ競技場みたいな設計の形ではない、また、「出来上がった設計に味付けする」という隈競技場のような形でもない。「設計のプロセス」を全部オープンにして可視化して、建築、インテリア、土木、不動産、プロダクト、金融、アートを、意匠、環境、構造、設備、積算を、新築とリフォームを、ハードとソフトを、それらを一度等価に並べて再編集し、外部のいろいろな影響を受けながら、技術・家庭レベルのわかりやすさで、 ダイナミックにまとめていく形。でも皆が民主的に参加するワークショップ的なぬるいものではなく、もっと直感的で芸術的で攻撃的な設計スタイル。

といっても書きながら考えてるわけで、笑、答えが見つかっているわけではありません。まあ、「設計のプロセス」を全部オープンにして可視化していく、 うちの事務所のやり方はおそらく時代的には正解だと思うので、アレグザンダーのセンタリングプロセスでも研究しながら、今年は新しい設計のスタイルをみつけだしていきたいと思います。てなわけで今年もよろしくお願いします。
by iplusi | 2016-01-04 01:30 | その他いろいろ | Comments(2)