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新しいお仕事 板橋T邸01案
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板橋T邸01案。全体形状は2つの直方体が噛みあう形。2方向にかかる高度斜線をよけつつ、異なる天井高で変化に富んだ空間をつくります。

南側は大きな窓を希望されていますが、準防火の規制がかかります。大きく出来ない上に高価な防火サッシはあまりに不自由なので、防火の袖壁を出して、延焼を避けるデザインとしました。袖壁内には構造要素なしにして、スッキリ納めます。

南面道路で更に南は駐車場。日当たりの良い敷地なので、夏の日射は奥行きの深い庇で遮り、冬場は開放的な窓から太陽を沢山取り込みます。
by iplusi | 2015-02-28 19:45 | 板橋T邸 | Comments(2)
さいたまO邸 妻面窓の検討
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妻面の窓をどうするか検討中。窓は1つなのか、2つなのか、3つなのか。デザイン上のキモなので、内部からの要求だけでなく、外観の見え方も考えなくてはいけません。もちろん好みもあるから、難しいところですが。
なかなか決めかねるので、堺正章の料理番組のように、過去の巨匠たちを参照してみましょう。
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私の師匠、大高正人の1962年の作、片岡農協。屋根はシンメトリーな切妻だけど、妻面内の窓はアシンメトリー。3階レベルの目みたいなところと、2階右手横スリット表現が効いています。とても現代的ですね。
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師匠の師匠、前川國男自邸、1942年。江戸東京たてもの園にあるから、皆さんよくご存知ですね。南面はぼっこりと凹ませています。家形に凹ませれば、造形的にはまとまりやすいと思いますが、わざわざ、凹ませた部分に平らな天井をつくってるのが面白いところ。内観を優先したのか、あるいは日射しをきちんと遮りたかったのか。
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同北側アプローチ側立面。南側のヴォリュームが押し出されて、こっちが出っ張ってきてるという風にも見えますね。窓と雨戸をカーテンウォールのように処理しています。
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師匠の師匠の師匠、ル・コルビュジェも、若かりし頃には切妻がありました。これは、1907年、二十歳の頃に設計したと言われるジャクメ邸です。2階も小屋裏階も、窓を3回繰り返す古典的な表現を採っています。
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さらにル・コルビュジェの師匠、ペーター・ベーレンスの建築。1907年。装飾などはサン・ミニアート・アル・モンテとか、サンタマリア・ノヴェッラなどのルネッサンス建築のようですが、浮き上がったピロティ表現は、古代ローマ、ギリシャの神殿建築を参照したのかも。1、3、5の奇数割になっています。
by iplusi | 2015-02-28 12:42 | さいたまO邸 | Comments(5)
下高井戸M邸 垂木野地完了
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下高井戸M邸は先週土曜日、上棟式でした。垂木と野地1層目が完了。今回の垂木は白系EP塗りつぶしの予定。
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登り梁(左上)、桁(右)、柱の取り合い詳細。この部分はコーナー窓で柱梁はあらわしです。桁は天端を小返しカットして、合板を釘打ちできるように。桁と登り梁は在来蟻。羽子板は上面、角穴で引いています。柱と桁は在来蟻だけどホゾパイプ仕様(これは耐力壁となる反対側の角と仕様を合わせたもの)。
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監理作業はどんどん片付いています。軒先納まり決定。外壁は全面的に焼杉で決定、サッシ枠の納まり決定、サッシの発注も終わりました。現在、中屋は給排水位置の確認のため、水回り図面の検討中。電気図面も同時に作成中です。
by iplusi | 2015-02-24 17:50 | 下高井戸M邸 | Comments(0)
さいたまO邸08案 水平連窓
さいたまO邸は着々と進行中。
Oさんのブログもスタートしました。ぜひごらんください。
dashaus  http://dashaus.petit.cc/


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08案、東側大窓はあえて高さを下げ、熱損失をおさえつつ、水平性を強調。窓際にベンチを設けた掃出窓で、コルビュジェ母の家ののような水平連窓をつくるわけです。船のようなインテリアですね。
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外観は前回のスケッチに沿った形です。ロフトのモノアイは、象徴性が強すぎるのでは?とのリクエストも頂いたので、窓の形も検討してゆきます。一つだと宗教施設とかキン肉マンっぽい。2つだと、タイムボカンシリーズっぽい。ということで、
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例えば3つという選択肢はどうですかね。窓の下端が上がれば、安全性やプライバシーは確保しやすくなります。色んな所に3つづつ、繰り返すモチーフが出てくる感じ。ここで書いてみたのはパラッツォ・マッシモみたいな、小さな横長窓。正方形も無難ですが。
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道路から見える部分と見えない部分を検討。1階は天井に寄せて900の高さの窓を設けた場合、道路からの視線はほぼ気にならないレベル。2階のLDKは、デッキと窓際ベンチがあるので、手すりに目隠しがなくても、足元は見えません。キッチン部分など、家の中央西側(図の右側)は、道路からは全く見えません。2階リビングはこんな風に、プライバシーが保ちやすいのがメリットです。
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樹高4m以下程度の木を植えた場合、室内からの見え方はどうでしょうか。1階は高窓形式なので、立っても座っても、木は良く見えます。

2階はやや見下げる視線になるので、手摺に目隠しすると、木は見えなくなってしまいます。道路側から見上げる視線と木を見下げる視線は角度が近いので、ルーバー格子で、外からは見えにくいが、中からは木が良くみえるといった状態にするのは難しいでしょう。

元々ガラスがあると、日中は反射で室内は見えにくいもの。加えて上記断面では、室内ベンチである程度のプライバシーが確保されます。

とはいえ夜もあるので、ブラインド類は絶対に必要です。であれば、ブラインドの羽の向きで、視線をコントロールするのが一番無理のない考え方だと思われます。
09案は、その他、屋上テラスの位置も再検討の予定です。
by iplusi | 2015-02-23 17:49 | さいたまO邸 | Comments(3)
下高井戸M邸 上棟
下高井戸M邸上棟しました。今回の2階は垂木構造です。
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中屋、熊沢を現場に残して、帰ってきてしまいましたが、今日は登り梁までで終了。
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大きなロフトがある2階はイメージよりずっと天井が高かったです。一種高度の関係で、北側の軒をうんと下げているので、高さが強調されてるんですかね。
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吉田工務店の担当、皆見さんが立ってるところはトイレになる部分。南側の一等地ですが、ロフト下なので、2階の中では一番裏っぽい場所。
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道路側からの眺め。左側の三角になった立面が特徴です。2階右手の大窓のあたりが気持ちよさそうです。中屋の身長と比較すると、窓の巨大さが良く分かります。
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三方向から斜め部材が取り付く接合部。斜め柱と片持ち梁の接合部はホゾパイプ。先日の図面通りにするには、片持ち梁をもうワンカットする必要がありますが、なんとかうまく納まりました。
by iplusi | 2015-02-16 18:07 | 下高井戸M邸 | Comments(0)
中野M邸 植栽工事
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中野M邸、懸案だった2階へのピアノのクレーン搬入も終了。先週土曜日は植栽工事を行いました。生け垣代わりに、いろいろ植えるそうなのですが、グランドカバーは芝、シンボルツリーはナンジャモンジャの木だそうです。
by iplusi | 2015-02-12 20:22 | 中野M邸 | Comments(0)
下高井戸M邸 基礎コンクリート打設完了
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下高井戸M邸、ここのところ雪が降ったりで天気は今ひとつでしたが、基礎工事の方は順調に進んでいます。今回の基礎はオールD13、立ち上がり鉄筋フック付き、木製枠の吉田工務店仕様。上部軸組は2/16に上棟の予定です。
by iplusi | 2015-02-12 14:07 | 下高井戸M邸 | Comments(0)
間取りの方程式 紀伊國屋工学系図書 マンスリー1位返り咲き
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紀伊國屋書店、工学系図書部門マンスリー売上、1月中旬~2月初旬はずっと2位キープだったんですが、法令集が落ち着いたためか、今日2月12日は、マンスリーとデイリーで1位に返り咲いていました。

先日のオープンハウスにいらっしゃったお客様は、大体読んでくださってるようでした。図書館で借りたというお客様もいらっしゃいました。アマゾンもじわじわ順位上がってるみたいです。引き続きよろしくお願いいたします。
by iplusi | 2015-02-12 13:53 | その他いろいろ | Comments(0)
さいたまO邸 外観の検討 
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白井T邸のように袖壁を勝たせたいというご要望をうけ、写真に加筆してみました。この場合、屋根と袖壁がつくる家型は15~20cm厚くらいでしっかり見せ、反対にデッキはできるだけ軽快に表現すべきです。加えて、屋根壁ラインの面からデッキ面は若干下げてやって、主従の関係をはっきりさせたいところです。
この時問題になるのはデッキ材の支持。本体からの片持ちだとドンくさくなって主従が曖昧になるし、両袖壁間9.1mスパンを跳ばすのはさすがに乱暴だから、手すり一体型の細いスチール柱2本たてる表現がよさそう。例えば東急文化村の本屋の、ギャラリーみたいな感じ。
by iplusi | 2015-02-08 23:19 | さいたまO邸 | Comments(4)
さいたまO邸 07案 ボートハウス風ファサード
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さいたまO邸07案。切妻のボートハウス風ファサードでまとめてみました。公園方向の眺望を得るために、妻面上部にも窓を配置。浮遊感が出るように、1階には柱を立てました。

次の08案は、バルコニーを広くしつつ窓際ベンチを復活。リビングダイニングを400くらいスキップさせます。2階トイレまわりの裏動線はスキップ量の半分200くらい床を上げ、1階から2階の階段と立体交差させれば、うまくおさまるはず。
そんなこんなで08案は幾何学的な非常に美しい間取りになりそうです。よって最大の問題は、東側の立面のつくり方になりそう。窓の高さを下げ、軒を低くした、美しいプロポーションを目指します。
by iplusi | 2015-02-08 13:48 | さいたまO邸 | Comments(0)