<   2011年 05月 ( 13 )   > この月の画像一覧
目黒I邸05案
d0017039_1420639.jpg

by iplusi | 2011-05-30 14:19 | 目黒I邸 | Comments(0)
法政大学 構法スタジオ 打ち合わせ
法政大学の網野教授の呼びかけで、秋から法政大学 デザイン工学科 構法スタジオの非常勤講師をすることになりました。写真はその事前打ち合わせの様子。(カガミ君ブログから写真拝借)
d0017039_14242038.jpg
左から、網野禎昭教授、飯塚、施工もこなす建築家、溝部公寛さん、高級リフォームの匠、各務謙司さん。この日参加できなかった、槙事務所出身の水井敬さんを加えた5人で教えることになります。非常勤の皆さんは、建築の技術分野に非常に明るい方ばかりですから、まったく新しい構法の授業になりそうです。
by iplusi | 2011-05-28 14:24 | 構法スタジオ | Comments(2)
高尾K邸 07案
d0017039_1175061.jpg
平面は大分変わりましたが、外形は変形のマンサードで収束。外壁色は、検討中。町並み的には黒っぽいほうが馴染むけど、形的には白いほうがよさそう。
d0017039_118762.jpg
内部は間接光の効果を最大限に活用します。真ん中の天井は平らに戻す予定。外はとんがってって、中は平らということ。
by iplusi | 2011-05-22 11:08 | 高尾K邸 | Comments(0)
住宅エコノミスト 森山高至さんの本 「マンガ建築考」
d0017039_1720423.jpg
森山さんのマンガ建築考、雑誌にも取り上げられたりして、絶好調のようです。
d0017039_17205493.jpg
紀伊国屋新宿南口店では平積みでしたよ。
by iplusi | 2011-05-12 17:22 | その他いろいろ | Comments(6)
淡河範明さんの本「ウサギのローン カメのローン」
d0017039_17184984.jpg
i+i設計事務所では、過去4組のお客様が相談されている淡河範明さん。淡河さんの著書、「ウサギのローン カメのローン」がエクスナレッジより発売されました。
by iplusi | 2011-05-12 17:18 | その他いろいろ | Comments(0)
IOCの複合フローリング
d0017039_12173669.jpg
フローリングメーカーのIOCさん来所。複合フローリング使うなら、無垢ではコスト的に無理があるものを選びたいところ。表面2mm単板の商品で、ウォールナットやチークといった高級木、うずくり加工+白っぽく着色した製品などが狙い目。床暖房にも対応できます。
by iplusi | 2011-05-09 12:17 | Comments(0)
テングハウス 05案
d0017039_1938164.jpg
05案はスキップ方向が逆になり、少し足が長くなりました。
d0017039_19404156.jpg
2階内部は中央が平らです。打ち合わせで、キッチンのレイアウトも少し変えることになりました。
d0017039_2381764.jpg
西側は猫耳状に。
by iplusi | 2011-05-08 21:59 | 高尾K邸 | Comments(0)
浜岡原発と活断層
d0017039_001348.gif
東海地震の想定震源地(上手赤丸印)のど真ん中にある浜岡原発。入門編としては、まずNHK科学文化部のまとめをみてください。
【ミニ解説・浜岡原発 運転停止要請の背景は】 http://j.mp/j4RZrO

さて、自分もまじめに調べてみます。中部電力の「浜岡原子力発電所3,4号機「発電用原子炉施設に関する耐震設計指針」改訂に伴う安全性評価について 平成20年7月30日」読んでみました。
d0017039_202588.jpg
上記報告書には、こんな悪い冗談みたいな絵がたくさん並んでいます。活断層連合艦隊に囲まれた原発。
d0017039_204954.jpg
原子炉建屋は、活断層をまたぐように建っています。タービン建屋は重要じゃない建物という設定で、意図的に書いてないようです。相良層(さがらそう)とは、静岡県遠州灘東部と駿河湾南西部に位置する御前崎の北部の相良(現 牧之原市)一帯の基礎岩盤で、平均的な軟岩。ホントかどうか知りませんが、手でぼろぼろと崩せるそう。中部電力によると、地耐力は2100t/平米もあるそう。

d0017039_21853.jpg
タービン建屋は、なんと活断層の真上です。反原発派がつくった図だと思ってたら、中部電力の文書内にあったんですね。びっくりしました。

断層に乗ってるということで、まず心配なのは、直下型の地震で、制御棒を挿入する緊急停止(スクラム)がうまくいくかということです。福島は緊急停止はうまく機能しましたが、直下型地震の環境下で、下から重力に逆らって制御棒を挿入するのがうまくいくとは限りません。(スクラムの失敗例

また、地震時には別棟になった原子炉建屋とタービン建屋は別々の動きをします。そこで主蒸気配管という原発の中で一番大事な配管に損傷がでたら、格納容器の気密性が失われます。
d0017039_2232141.jpg
もちろん主蒸気配管には、弁があります(原発解体の動画にも出てきます)が、地震時にはこれが閉まらないことがあるかもしれません(事故例)。主蒸気配管は、建屋の境では、2方向にエルボー(直角に曲がる部位)を使って納めているようですが、地盤が隆起したりすれば、当該部位が変異に追従できない可能性も十分あるのだろうと想像します。
d0017039_22225517.gif

ところで、東海地震の提唱者、石橋克彦神戸大名誉教授の「原発震災 破滅を避けるために」http://bit.ly/fdDRQPは原発震災を浜岡を例にとって説明されていますので、浜岡を考える上で、必読です。福島は不幸にもこの文章どおりの展開になってしまいましたが。以下、石橋克彦氏「原発震災」1997年発表より引用。

津波に関して中部電力は、最大の水位上昇がおこっても敷地の地盤高を越えることはないというが、1605年東海・東南海巨大地震のような断層運動が併発すれば、それを超える大津波もありうる。

原発にとって大地震が恐ろしいのは(中略)無数の故障の可能性のいくつもが同時多発することだろう。とくに、ある事故とそのバックアップ機能の事故の同時発生、たとえば外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーが機能しないというような事態がおこりかねない。

建築技術者が強調する原子炉建屋の耐震性の高さは意味がない。いちばんの問題は、配管・弁・ポンプ類や原子炉そのもの、制御棒とECCSなどだろう。

耐震設計の違いによる原子炉建屋とタービン建屋の揺れ方の違いが配管におよぼす影響、地盤の変形・破壊や津波が運ぶ砂によって海水の取水・放水ができなくなる恐れも無視できない。

そこは切り抜けても、冷却水が失われる多くの可能性があり、炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなると、さらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される。

原子炉が自動停止するというが、制御棒を下から押し込むBWRでは大地震時に挿入できないかもしれず、もし蒸気が圧が上がって冷却水の気泡がつぶれたりすれば、核暴走がおこる。

老朽化している1,2号機が一番心配だが(注:1997年の文章です)、4基すべてが同時に事故をおこすこともありうるし、どれか1基の大爆発がほかの原子炉の大事故を誘発することも考えられる。

その結果、膨大な放射能が外部に噴出される。さらに、爆発事故が使用済み燃料プールに波及すれば、ジルコニウム火災などを通じて放出放射能がいっそう膨大になるという推測もある。

東海地震による「通常震災」は静岡県を中心に阪神大震災より一桁大きい巨大災害になると予想されるが、原発災害が併発すれば被災地の救援・復旧は不可能になる。

つまり、大地震によって通常震災と原発震災が複合する「原発震災」が発生し、しかも地震動を感じなかった遠方にまで何世代も深刻な被害を及ぼすのである。

正常な安全感覚があるならば、来世紀半ばまでには確実に発生する巨大地震の震源域の中心に位置する浜岡原発は廃炉を目指すべきであり、まして増設を許すべきではない。


ということで、引用長すぎですが、東海地震の提唱者、石橋克彦神戸大名誉教授の「原発震災 破滅を避けるために」http://bit.ly/fdDRQPぜひ原文で読んでみてください。活断層のあるなしに関わらず、直下型の地震は全国どこでも起こりうるようです。

今回の地震では、津波と電源のことばかりが強調されますが、送電鉄塔が倒れる、原発の最後の砦と言われていた格納容器が爆発で壊れる、想定していなかった水素爆発がおこる、タービン建屋で爆発が起こる(3号機屋根に大穴が開いてます)、冷却水があふれる、高濃度のガラが散乱する、煙突がはずれる、余震で冷却作業が止まる、高濃度汚染水が流れ出す等々、さまざまな問題が同時に起こっています。結局、同時多発する複合事故の備えがまったくできていなかったのですから、今後は、おこりうるあらゆる事故の組み合わせを想定して、安全計画を一から組み立てなおす必要があると思います。安全が確認できるまでの間の点検停止は当然の措置だと思います。
by iplusi | 2011-05-08 02:01 | その他いろいろ | Comments(0)
「ブルータス居住生活学2011」 上杉忠弘邸掲載
d0017039_140443.jpg5/2本日発売のブルータス居住生活学2011にi+iが設計監理した杉並の上杉邸が掲載されました。モダンなのになぜか懐かしい、アトリエ併用住宅です。是非ご覧下さい。
d0017039_13523873.jpg
これは撮影時の様子です。撮影前の腹ごしらえということで、奥様が食事の準備をしているところ。飯塚は撮影にかこつけて、単にご飯を食べに行っただけ、という話しもあります(笑)。大窓についてる木製の大きな内窓はガラスが入っていません。
d0017039_13525061.jpg
上杉さんにインタビューするライターの黒瀬朋子さん。記事では「死角のある四角い家」と見事にまとめて頂きました。
上杉さんは身長180以上の長身。天井高は3.4mですが、随分高く見えますね。住宅らしからぬスケール感があります。
d0017039_1350289.jpg
2階は家の真ん中に梁を寝かせてつくった大階段があります。階段を上った奥が、奥様の機織りスペース。階段横のコアには、トイレが隠されています。
by iplusi | 2011-05-02 13:53 | 杉並U邸 | Comments(1)
板ガラスの入斜角度別透過率
d0017039_11295226.jpg夏に暑くないトップライトをつくることは可能でしょうか。検討してみましょう。

夏至の水平面全天日射量は㎡あたり920Whくらいあります。
建築家の設計で、4畳半くらいのトップライトがある建築を見たことはありませんか?もしこれが普通のフロートガラスならおよそ約5KWの熱を受けることになります。
屋根に薪ストーブを背負ってるようなもので、換気ができなければ夏場はカチカチ山状態です。
d0017039_1130756.jpg遮熱LOW-Eガラスを使えば、熱は25~40%くらいにおさえられます。また、板ガラスは、入射角(面に直交する線とのなす角)が50度を越えたあたりから、反射の効果で、透過率が低下するため、この効果を利用すれば、熱がおさえられます。

60度くらいの急勾配の北面屋根、遮熱LOW-Eガラスのトップライトだと、どうなるでしょうか。計算してみましょう。

直達日射による熱:
  670W/㎡0.15(反射を考慮した透過率)×0.32(角度による低減)=32Wh/㎡
散乱日射による熱:
  250W/㎡×0.27(反射を考慮した透過率)×1(角度による低減)=68Wh/㎡
合計 32+38=100Wh/㎡


この計算によれば、60度北面遮熱LOW-Eで ㎡あたり100Whとなり、㎡あたり1個の白熱球がついてるくらいの熱量です。それでも、見付け面積が4畳半くらいあれば、約700W。受ける熱は最初のケースの1/7くらいになりましたが、それでも、やっぱりちょっとしんどそうなレベルですね。
d0017039_1233784.jpg

で結局、当たり前の結論としては、

・住宅ではトップライトは、できる限り小さくつくる。
・取り付け位置は北面で、勾配はできるだけ急に。
・開閉機構をつける。無理なら熱気が抜ける仕組みをつくる。
・ガラスは可能ならもっと、透過率の低いものを。
・外ルーバーやすだれなどで、ガラス面が直達日射を受けないようにする。

ということになりそうです。もうちょっと夢のある結論を自分でも期待してたんですが、普通でした。
by iplusi | 2011-05-02 11:30 | 高尾K邸 | Comments(0)