<   2007年 02月 ( 15 )   > この月の画像一覧
工務店の選び方
施工者えらび、工務店さがしの方法は、以前ここに書いたことがあるのですが
http://www8.plala.or.jp/yutaka-i/column-iraisaki.htm
一般の方がチェックするには、ちょっと内容が難しすぎです。で、今日は施工者の力量を見分ける簡単な裏技をご紹介。

住宅用新建材には、
  ①フローリング、幅木、見切、階段、建具などの内装関連部材
  ②洗面化粧台、キッチン、浴室、各種収納などのユニット部材
  ③外壁、アルミサッシ、玄関ドア、庇、樋、破風などの外壁・屋根の構成部材
  ④門扉、門柱、フェンス、カーポートの外回り部材、
など、あらゆるものが揃っていて、部品メーカー(ex.大建工業、松下電工etc)のカタログが一冊あれば、家はできてしまうほどです。使えば使うほど設計の手間は省け、施工が楽で熟練工でなくても手早くつくれ、クレームも少ないということで、建て売り住宅から、大手ハウスメーカーの住宅まで広く利用されています。

しかし、一方でそれらの材料は、非常に味気なく、安っぽいものばかり。ウレタン塗装やシート張りの製品は、できたときはきれいですが、上手に年月を重ねることができません。新興住宅街のチープな印象は、~風、~調のこういう新建材だけで家がつくられていることが大いに影響しています。

アルミサッシ(または樹脂サッシ)を否定するとコスト的につらいことになりますが、その他のパーツは使わなくても家は普通に建ちますし、使わない方が間違いなく魅力的な家ができます。

通常、施工者の力量と新建材の使用頻度は反比例していて、良い施工者ほど、こういった作り手本意の新建材を使わないようです。よって、施工者が通常どの部位に新建材を使っているかを調べれば、専門知識のない一般の方でも、その施工者の力量を手っ取り早く知ることができるのではないかと思います。
by iplusi | 2007-02-27 17:03 | その他いろいろ | Comments(0)
OSB (Oriented Strand Board)
d0017039_15291574.jpg
OSBの繊維を、アクションペインティングのランダムパターンに見立て、一枚数百円の材料でアートする実験。製造法は極秘。というか、自分で施工しないと無理な仕上げ。
by iplusi | 2007-02-26 15:29 | その他いろいろ
国立新美術館
d0017039_14384254.jpg都知事選出馬表明記念で。
開催中の黒川紀章展では、黒川大先生、ビデオで作品解説してます。曰く「自然と共生するために縁側をつくった・・・縁側というのは内でも外でもない曖昧な空間・・・縁側だ、中間領域だ、ということを強調するために縁甲板を張った・・・外壁がうねっているのは、木をよけるため・・・建築の方が自然に従う・・・」。ここを「縁側」と言い切るずうずうしさ。なんとわかりやすく、強引な説明でしょう(笑)。
でも、このホール、なかなか奥行き感があって、悪くないのです。東京都現代美術館、東京フォーラム、都庁や超高層ビルのアトリウム、都市の巨大空間で、ひとつとして良い物は思い出せませんが、このエントランスは、遠近感を強調するように高さを変えた二つの円錐、ウリンの床やPCの素材感、色(特に天井)、ディテールの密度感、モンローカーブ?のガラスルーバーがつくる複雑な光、光る壁、上等な椅子など、トータルでみても、非常に成功してるといえるんじゃないでしょうか。施設全体では、美術館をいわゆる展示場の形式でつくってしまうことで、出来の悪い施設のプログラム自体を批判してる風にもみえます。肝心の展示室がちょっと大雑把(ピクチャーレールなどなんとかならんのか)なのが残念ですが、フレキシビリティに徹したつくりは、東京都現代美術館、横浜美術館、葉山の神奈川近美別館など半端に個性的なホワイトキューブより、よほど潔いと思います。
by iplusi | 2007-02-22 14:39 | その他いろいろ | Comments(3)
設計事務所の保険
建築士事務所責任賠償保険(窓口:日事連サービス、保険会社:東京海上日動火災保険)の更新完了。

これは、日本国内において行った設計・監理業務のミスに起因して、建築物の滅失または、き損事故が発生したとき、建築物自体の損害および他人の身体障害・財物損壊について、法律上賠償しなければならない損害をカバーする保険です。
事務所の規模に関わらず、設計事務所に依頼するときは保険へ加入しているか確認された方が良いと思います。もし加入していなければ、すぐ入ってもらいましょう。
by iplusi | 2007-02-22 14:22 | その他いろいろ | Comments(0)
すごい人達と会合
建築家森山高至さんのお誘いで、彫刻家の松田文平さん、同じく彫刻家の山添潤さん、建築家の小西恵さんという、異色メンバーの会合に参加。打倒イサムノグチ。建築と彫刻の融合を目指す楽しく有意義な会でした。
by iplusi | 2007-02-20 18:53 | その他いろいろ | Comments(0)
塗装を調べるならこのサイト
塗装のことを調べていたら凄いサイト見つけました。

「曽根塗装店」 http://www.sone-tosouten.com/index.html
というそのまんまのタイトルで、お店の営業案内と思いきや、サイトマップによると全253頁という圧倒的な充実ぶり。
by iplusi | 2007-02-18 22:51 | その他いろいろ | Comments(0)
杭打機のレッカー吊り
杭打機のレッカー吊りを再検討。道路境界部にある電線をよけないと杭打機は吊れないので、ラフタークレーンは敷地内に置く必要がある。重量物なのでアウトリガーを大きく広げなければ危険。作図してメーカーに確認→OK。
d0017039_1546241.jpg

by iplusi | 2007-02-17 15:52 | 葉山Y邸 | Comments(2)
ルーフバルコニーの取り扱い
ルーフバルコニー(フラットルーフ)の取り扱いについて、性能保証機構、K氏、S氏にヒアリング。
施工基準(平成16年改訂)では、ルーフバルコニーのFRP防水の面積を10㎡に制限していたが、平成17年4月より、この面積制限が(条件付きで)20㎡に拡大された。また、保証機構が確認書を交付したFRP以外の一部防水材料についても、20㎡を限度として使えることになった。この場合、手続き時に届出書、確認書、メーカーの保証書などが追加で必要となる。技術基準同登録方法
20㎡以上のルーフバルコニーは原則として登録不可だが、メーカーが保証する仕様などについては個別判断で例外的に認められるケースもあるとのこと。
なお、フラットでも10㎡以下のものや、長尺立ハゼで1/20勾配以上の屋根(面積問わず)の場合は、特に上記のような書類は必要ない。
新仕様でFRP防水の時の横引き側溝を室内と重ねてよいかどうかは、再調査要。
by iplusi | 2007-02-16 19:12 | 葉山Y邸 | Comments(0)
擁壁上の住宅
d0017039_12383875.jpg少し前に友人から相談されたケース。鋼管杭を打っていますが、既存L型擁壁の底盤があるので、擁壁部の杭は支持層まで到達していません。擁壁が傾くとどうなるか。これは、つい最近竣工した大手ハウスメーカーの建売住宅(販売価格6000万円位)です。

このケースは比較的新しい擁壁で、単体としては安全そうでしたが(家の不同沈下を無視すればの話ですが)、古い擁壁、ブロック擁壁、2段擁壁などは、家が建たなくても、孕んだり、大きくひび割れたり、傾いたりする極めて危険なものです。特に、敷地周辺に、宅地造成規制法に基づかない、高低差の大きな「擁壁」や「がけ」がある場合、建物基礎と法尻の関係を規制したり、流土止めの設置を義務づけたりしている自治体、確認機関がありますので、土地を購入する前に事前調査が必要です。このルールにより、法的に建物を大きく敷地境界からセットバックしないと建築不可となるなど、建物の形状が大きく制限されるからです。
by iplusi | 2007-02-15 12:42 | その他いろいろ | Comments(0)
FRP防水バルコニーのおさまり
性能保証機構の仕様で、FRP防水を考えると、サッシ下で120の防水立ち上がりが必要。内部床とゾロのデッキを組もうとすれば、バルコニーは最低でも400の厚みが必要になる。受梁までを隠そうとすれば600くらいの天井懐がないとおさまらない計算。
d0017039_2213163.jpg

このとき、跳ねだし梁は通常の梁より、少なくとも240位レベルが下がり、剛床とするには何らかの面戸状部材で隙間を埋めなくてはならない。
台輪と受梁(胴差し)で跳ねだし梁を挟む構成にする場合は、窓台を内部床より120位上げると上図のような関係となり、つくりやすそう。
剛床にすることを前提とするなら、内外のレベルを揃えず、バルコニー側の床を240以上「上げる」方が自然。その場合、内部床梁はそのまま伸ばすことができ、天井懐は240mm節約できる。
by iplusi | 2007-02-14 22:13 | 葉山Y邸 | Comments(0)