中野G邸、セルフビルドによる外構が着々と進行中です。先日伺った時には、御主人自作の門扉が完成していました。細かいピッチの格子が非常に繊細で、自作には見えない仕上がりです。敷地延長部が19mもあるので、門扉の手前にも奥も楽しげな庭が広がります。Tags:#植栽・外構・ガーデニング
久しぶりに中野G邸へ。施主デザイン&施主工事による、敷地延長部の外構舗装が完成。クレオソートの入っていない枕木を探し求めて、千葉まで買いに行ったというセランガンバツの枕木はすごく立派。アプローチが随分楽しげになりました。 Tags:#植栽・外構・ガーデニング
G邸の各階洗面スペースは奥様のデザイン。何度も変更しながら楽しんで(苦しんで?)設計されました。2階の洗面鏡はイケアで購入した物(2900円)を、ご主人が取り付け。上側の爪がバネ式になっていて、取り付けはなかなか難しかったとのこと。なお、こんな風に施主工事をする場合には、壁の下地に合板を入れておくのがコツ。合板を入れておけば、取り付け場所を選びません。 ![]() シンプルな建物でも植物があると、ぐっと華やかに。上写真は隣接する公園のベニカナメモチの新芽。春先の風景です。 内部では、トップライトまわりの観葉植物が楽しげでした。G邸の外構は、客土までを工務店に依頼。舗装や植栽はセルフビルドでゆっくり整備してゆきます。旗竿敷地の敷地延長部には、中木を植えて緑道化する予定。隣接する水路跡地にも植物を植えてやれば、公園の緑とつながって、次第に家が植物に囲まれていくことになります。 Tags:#植栽・外構・ガーデニング
中野区のG邸が無事引き渡しとなりました。昨年の9月中旬の契約ですから、i+i としては前例のないタイトスケジュール。写真撮ってる時間もなかったので、一部工事中写真でのご紹介です。G邸の敷地は中野区の住宅密集地。極端な旗竿地で旗の部分は間口5.5m、奥行き13mで、正味22坪ほどしかありません。法規的にも新防火地域というローカルルールで2階建てでも準耐火建築が要求され、高度地区規制によって形態も厳しく制限されます。SS試験によれば、地盤も非常に軟弱です。 東も南も西も日のあたる方向はすべて、隣家が迫ります。狭い旗部にいじましくギリギリで建てれば、薄暗く日当たりの悪い家になるのは確実な状況。 もちろん、予算にも厳しい制約があって、都内、旗竿、準耐火、軟弱地盤という数百万単位のコストアップ要因がある中で、規模を小さくすることなしに、高気密高断熱、オーダー建具、オーダー家具、無垢床なども実現したいというご要望です。 唯一の救いは北側が小さな公園だったこと、そして、南側の隣家の屋根の北側が、高度地区規制によって、比較的低くなっていたことです。北側の公園と、南側の隣家の屋根の上の空間を結ぶと、空中に敷地を貫く軸線がひとつ想定できます。 この軸線の上に建物を重ねてやれば、住宅に光や風を呼び込み、閉塞感のある住宅密集地の中でも、開放的な空間にすることができそうです。視線も風も光も通り抜ける空中のオープンスペース、「視線の軸」。視線の軸を生かせるように、1階プライベート、2階パブリックという層構成が自然と選択されます。 旗竿の敷地延長部は実に19m。両脇には建て売り住宅が建ち並んでおり、G邸は道路からみても、南側のほんの一部しかみえません。しかし、逆に言うと建物のその部分は、住宅密集地では望むべくもない、19mのオープンスペースが前面に確保されているということになります。 敷地延長部を抜けると玄関土間。さらにその先は、昔の水路の跡地で、土足のまま通り抜けできるようになっています。いわば、視線の軸に直交する「動線の軸」。旧水路は公共用地なのですが、Gさんの敷地から以外どこからもアクセスできない、いわゆる「死んだ空間」です。この通り土間を設けることで、旧水路が生きた空間として再生されます。バーベキューや家庭菜園、その他サービス利用など、様々なアクティビティが期待できます。 正面のサッシはガラスの引き込み戸なので、パンチングメタルの防犯引戸を併設する予定。 建主Gさんが選んだテラコッタの床は、不思議と和風な感じです。建物は高断熱仕様なので、この土間部も忘れずに断熱します。テラコッタの立ち上がりの断熱は実にやっかいですが、断熱モルタルにテラコッタ貼って逃げました。 2階の床はスキップフロアです。写真は公園に面するダイニングから、南を眺めたところ。広幅員の4段の階段を上がった所はリビングで、さらにもう2段上ると、奥行き一間の屋根付きの外部テラスになっています。テラスの先は、隣地の屋根の上の空間。「視線の軸」の傾きが、床の高低差、天井の傾きとしてとして現れています。 2階の南側が高くして、逆に1階土間部分を1階標準部より下げたので、両者の中間には約8畳分ロフトが捻出できました。 これが、リビングの下にある子供部屋。芯々2100程度の極小間口。できるまでどんな空間になるか心配でしたが、天井が高いので、狭さは感じません。ここから、ハシゴでロフトに上る予定。子供部屋には土間から直接アクセスできます。忍者屋敷のような土間とロフト。そのうち近所の子供達のたまり場になりそう。 1階は、玄関土間→共用収納→子供部屋1→子供部屋2→玄関土間という具合に、階段まわりをぐるっと回遊できるようになっています。そして共用収納を通って、浴室に行けるようになっています。 2階は比較的簡単に決まりましたが、1階のプランニングは難航。4.55m、すなわち、たった2間半の間口を、こともあろうに、共用収納、階段、子供部屋で、3分割してしまうという最終解に到達するまでは、やはり10案程度の検討が必要でした。 ロフトに上がった景色。原設計は四角いFIX窓でしたが、建主Gさんのご要望で丸窓に。懐かしのポストモダンテイストです。さらにこの左側にもロフトがあります。 収納もたっぷり。食堂横の飾り棚。低めの食卓にあわせて65cmに設定しました。手掛けは天板と扉を15mmほど透かし、扉の上部に彫りこみました。 勢いがあってなかなかよいプロポーション。カウンターの天板は、ちょうど、階段4段分の高さと揃っています。 キッチンはいつもどおり、フルオーダー。今回はシナランバーで大工さんにつくってもらいました。カウンターは、お店のように手元が見えない1100程度の高さ。台所内が片づいていなくても、あまり気にならないかもしれません。背後には家電なども来る予定。 居間収納もシナランバー。中間段はTVなどの家電類、下部には客用布団を入れられるようになっています。家具類は建主さんのスケッチをもとに、飯塚がご要望を整理して図面化。窓の位置が変わったりしたことで、現場で再度検討します。この辺のしつこさが、出来を大きく左右します。 リビング側から公園方向を見返した景色。できるだけ多方向から光を導入するのは、カツドウノイエのテーマの一つ。内部は非常に明るく、住宅密集地であることは全く感じさせません。右手の明るい部分は、ダイニングレベルにある、トイレの上部空間。小さなロフトになっていて、ここから屋根の上にも出られます。 これが獲得された屋根上の空間。見慣れない景色ですね。なんとなく、雨の日に飛行機に乗って、雲の上に出るときの気分といったらいいでしょうか。テラスは一間あるので、アウターリビングとしても利用できます。テラスに出て左手を見ると、19mの敷地延長部が見通せます。 隣地屋根上空間や、公園の借景、旧水路の占有、中間階の捻出、あまり意識しませんでしたが、設計の中で、この住宅で考えていたことは、どれも「住宅設計における未使用領域の空間化」ということだったのかもしれません。 階段がついて空間の骨格が認識できるようになりました。この写真の立ち位置はダイニング。背後には、児童公園があります。広幅員の4段の階段を上がった所はリビングで、さらにもう2段上ると、奥行き一間の屋根付きの外部テラスになっています。テラスの先は、隣地の屋根の上の空間です。住宅密集地の旗竿地で、おまけに第一種高度地区(北側5M+0.6L)という悪条件ですが、隣地の屋根の上の空間と児童公園を借景して、明るく開放的な空間をつくることができました。 街の中には利用可能な空間が、まだまだあるということです。
内装工事の真っ最中。右手のトップライトは、お気に入りのスライド開閉のトップライトが廃盤になってしまったので、中軸回転のものを採用。スライド開閉は、コストパフォーマンスがよいということで、いつも採用するわけですが、メーカーにしたら、それじゃ儲からないということなのか。
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G邸、南側のテラス部分です。敢えて外側に壁をつくったことで、テラスは「内部化された外部」というような空間となっています。青い養生ネットのせいでしょうか。水槽の中をのぞき込んでいるような、不思議な雰囲気。
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中野G邸今日の現場。外壁下地(ダイライト)張りが完了。これから順次大型のサッシを取り付けていきます。写真は2階の居間食堂の様子。スキップフロアですが、この住宅では段差部は吹き抜けず、素直に広幅員の階段になります。
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