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多摩NK邸お引き渡し
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多摩NK邸オープンハウス無事終了。NKさん、暑い中お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。エアコン、外構、ブラインドなどの工事が残っていますが、オープンハウスの後すぐお引渡しでした。
竣工写真はグーグルフォトのアルバムに。モダンだけど民芸の香りもする雰囲気のある家に仕上がっています。ぜひ御覧ください。


by iplusi | 2017-07-31 12:33 | 多摩NK邸 | Comments(0)
多摩NK邸オープンハウス

来る7/29日(土曜日)、建主様のご厚意により、i+i設計事務所で設計監理を致しました、多摩NK邸の見学会を開催できることになりましたのでお知らせします。
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多摩NK邸は、多摩川にほど近い閑静な住宅地に建つ住宅です。今回のプロジェクトでは、「大正文化住宅のような」という建主NKさんのご要望に真正面から取り組みました。

平面は6.8m角の正方形。屋根はオーソドックスな切妻で、軒は出来る限り低く。縁側的なデッキのある南側は、ステンレスのブレースを背後に仕込んだ欄間サッシ、低い腰窓と戸袋風の外壁で、間口いっぱいの開口部を表現。すべての窓の上には庇をつけ、切妻の上には越屋根を載せました。

内部空間は、伝統的な和風住宅のように、主従の部屋の大きさをほぼ揃え、メイン空間を強調しすぎないように。家具、建具、構造体は濃茶色に着色し、白い壁天井とのコントラストを出しました。

そういった、古き良き時代の住宅が持っていた、寸法、プロポーション、色合いを守ることで、そこはかとない懐かしさ、快適さを感じさせる一方で、越屋根中央ハイサイドライトからの光で、伝統和風とは異なった明るい内部空間を実現。「間取りの方程式」のルールを厳密に守りながら、認定低炭素、省令準耐火など、性能的にも最新の基準に適合させた、「古くて新しい家」に仕上げております。

見学会は予約制となっております。お名前、ご連絡先、ご見学の人数、お越しになる大体のお時間、家づくり予定者・設計者・施工者・OB・その他の別、を下記までご連絡ください。

■住所:多摩市一ノ宮
■日時:2017年7月29日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:京王電鉄京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」から徒歩10分             
■車の場合:聖蹟桜ヶ丘駅近くにコインパーキングの駐車場がございます。
■その他:トイレは駅ビルもしくは駅近くのコンビニ等でご利用ください。
■壁が白いクロスで汚れやすいので、手袋の着用お願い致します。(手袋はこちらで準備致します)
■お子様でも手袋をされない方はご入場できません。(お子様用の手袋をできるだけご持参ください)
■ご連絡先: アイプラスアイ設計事務所  飯塚 豊
  mail: yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
■当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488
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1階のLDK。欄間サッシのある、やや背の高い空間です。基本大壁ですが、強調したい柱梁は真壁としています。
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トイレのドアは少し遊んでます。左手はお父さんの部屋です。
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中央の階段吹き抜け上部にハイサイドライトがあります。40cmの緩やかなスキップフロア。床のオークはさわやかにクリアオイル仕上げ。
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2階のセカンドリビング兼書斎。オープンハウスではサッシ回りの柱の木目をぜひご覧ください。
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和室からセカンドリビング方向を見たところ。建具ありますが、欄間部分は大きく空いています。視線だけを遮る建具ですね。


by iplusi | 2017-07-28 21:27 | 多摩NK邸 | Comments(0)
多摩NK邸足場解体
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多摩NK邸足場外れました。うちの事務所としては初めての積極的な和風表現。越屋根的なハイサイドライトが特徴です。
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大正時代の木造住宅がモチーフなので、窓の上には必ず庇をつけます。雨戸はありませんが、雨戸が付く位置は杉を張って立面を調整。
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内部は抽象的な和風表現です。黒々とした木部と白い壁天井を対比させて見せています。
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欄間サッシは間口いっぱいに確保。構造はステンレスのブレース材を利用しています。長押上に開口が連続するだけで、和っぽい感じが強調されます。
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お父さんの部屋。外壁の窓と玄関に向かう内窓の高さをそろえました。
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2階のセカンドリビング。南面の窓は低い腰で和風っぽいプロポーションに。
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中央ハイサイドから光を取り込んでいます。白くなったら光がよく回るようになりました。

by iplusi | 2017-07-06 00:59 | 多摩NK邸 | Comments(0)
多摩NK邸仕上げ工事

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切妻中央にハイサイドライトのある家、多摩NK邸。現場は着々と進んでいます。ハイサイドライトは高さ低いですが南向きなので、暗くなりがちな切妻中央を照らすには十分なの光の量。あまり大きくすると暑くて危険ですからね。FIX窓の両脇に設けた滑り出し窓は電動で開閉できまるので、温度差換気も可能です。
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ハイサイドライトの光は吹き抜けの大きな壁に沿わして落とします。
階段踊り場にいるのはエクスナレッジ湯浅さん。建築知識、現場監理特集で色々な現場に出没中です。今日は材料決めの打ち合わせなど見学してました。
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間取りはリビングが2つある、3LLDK。1階のLDKは昔の家によくある「欄間サッシ」をモチーフにデザインしています。平面6825角の小さな家ですが、この背伸びしたくらいの、ちょっとの高さのゆとりが、ゆったり感を生み出しています。
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2階のリビングは低い腰の付いた2連の片引き窓。これも昔っぽいデザインに見せるための工夫です。サッシ方立を隠す柱は90角。構造なんですが、仕上げ材みたいな目の積んだ良材を使っていただいていました。
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寝室。プロジェクターで右手の小窓から壁に映像を映す計画。ベッドに寝ながら映像を楽しめます。
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1階北側のお父様の部屋は、LDKに向かう内窓があります。西側外部向き窓と同じ高さで、ガラスはフロストの予定。
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その上部、2階の和室。欄間部はオープンで天井が2階リビングとつながります。
しかし、こう写真を並べてみると、窓からいきなり勾配天井がはじまったり、クレセントの付くサッシ方立と構造柱が重なったり、窓上の壁がぴったり三角形だったり、サッシ枠が鴨居や内窓の枠と関連付けられたり、どこもかしこも逃げがなくて工事大変ですね。でもそのおかげで、すごく生真面目なかっちっとした感じが出てます。工事関係の皆様、ありがとうございます。
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和室外部側。和風モチーフなので、ちゃんと小庇がついてます。雨戸はないけどサッシのとなりには木の外壁を設けデザインを調整しています。フラットに納まっているので、結構モダンな感じがしますね。足場はもうすぐ外せます。


by iplusi | 2017-06-11 20:27 | 多摩NK邸 | Comments(0)
多摩NK邸 現場進捗状況
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多摩NK邸は外回りが大詰め、内部はフローリング張りが始まったところです。これは、2階南のセカンドリビング部分。窓際の天井高2M。サッシはH=1500の片引き(特注サイズ)。方立の内側に90角の構造柱を立てただけのシンプルおさまりですが、昔の住宅のようなスケール感が、とても好ましいです。
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既製の換気棟は、端端ではなく、最後のハゼまでとしていただいたので、小口はすっきり納まっています。
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ハイサイドの屋根も破風なしですっきりおさめていただきました。壁取り合い部は雨仕舞むずかしいので(板金出隅部は八千代折できないため弱点になりやすい)、小さめの雨押えをまわして逃げてますが、意匠的には全然気になりません。サッシ下は棟と同様に、既製の通気部材で通気確保しています。
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ハイサイドから吹き抜けに、うまく光が落ちていますね。
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1階リビングは欄間サッシが建物間口いっぱいについています。横強調のデザインなので、サッシの横部分は木を張らず、ガルバの平板にしています。木とガルバは出隅切り替えでシャープに。
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リビング室内側の景色はこんな感じ。欄間サッシが端から端でも、幅1間たすき掛けのコボットが2か所入っていますから、壁量は十分です。


by iplusi | 2017-04-28 19:09 | 多摩NK邸 | Comments(0)
多摩NK邸上棟
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多摩NK邸上棟しました。2階はスキップしてるので1階の背が高く上昇感があります。また、アイプラスアイでは珍しい、ほとんどシンメトリーの立面。さらに、T字路の突き当りにあることもあって、軸組みの段階でも、神社みたいな象徴性が出てます。
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建蔽40%、平面7.5P角(1P=910)なので、床面積は決して大きくないのですが、勾配屋根やスキップフロアで、室内は少しだけ気積が大きくなっています。囲まれ感のある平面と、高さ方向のちょっとだけのゆとりが、とても気持ちのいいスケール感をつくっています。
屋根は中央にハイサイドライトがあります。2階の屋根は910ピッチで登梁形式。24㎜の厚物合板で剛床にします。
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今回の構造の要。庇用の片持ち梁は限界まで細く加工。その梁に取り合う胴差は梁受金物(ストローグ)で、梁上下の管柱は、ほぞパイプにして欠損を最小に。コボット付きますが、梁受金物やほぞパイプとコボットのビスが干渉しないかどうかは、原寸描いて検討済みです。

今回の棟梁は荻窪H邸と同じシバタさん。趣味は仕事、23歳。吉田工務店の監督は毎度おなじみの薮崎さん。アイプラスアイは中根が担当します。


by iplusi | 2017-03-11 23:50 | 多摩NK邸 | Comments(2)
多摩NK邸04案 ハイサイドライトの検討 
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多摩NK邸04案。今回、外観はハイサイドライトをつけるマイナーチェンジ。
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屋根は軒高と高度斜線の関係から非対称に(北側が急勾配、南は緩勾配)。西側面は前回窓配置がモダン過ぎたので、庇のある引違いで南側と印象をそろえました。04案階段は1階中央から西側に上がる形のプラン(南正面の外観写真参照)でした。しかし、階段を東西ひっくり返した方が、2階にきれいなクローバー動線がつくれそう。
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電車の中で描いてみましたが、ギリギリ納まるかな、というところです。7.5P角なので、室内を徹底的に有効活用できる間取りを考えています。

by iplusi | 2016-10-04 15:59 | 多摩NK邸 | Comments(2)
多摩NK邸03案
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多摩NK邸03案。今回は高度斜線となじみのよい切妻を試してみることになっています。切妻関連ということで、要望書にあった「大正文化住宅みたいな」というキーワードに注目。きっと大正ロマンや和洋折衷様式じゃなくて、小石川大正住宅みたいな雰囲気をイメージされているのだろうと想像し、案をまとめてみました。

1階南の窓は、当初掃出しのでかいので検討していたんですが、どうもモダンになりすぎで大正には程遠い感じ。試行錯誤の結果、欄間付きのサッシという、普通は絶対に採用しない形をやってみたら、ちょっといい感じの雰囲気になりました。2階の窓も、低い腰壁~5尺8寸鴨居までのサッシを使って、それ風に。うちの事務所は壁際にとるのを基本としてますが、2階南窓はあえて中央に集め、昔風のかわいらしい表情を作りました。

デッキは02案三角平面で02案を踏襲。デッキ端部を3角の袖壁でおさえた、独特なエレベーションです。佐渡の宿根木など、船大工がつくった住宅には直交座標はずした豊かな表現が出てきます。部分的な工夫でそんな感じのイメージがでれば、面白いかなと考えました。

で、完成品、ちょっとおとなしすぎるかなと思ったんですけど、「鳥取の実家に似ている(写真を見せていただいたところ、1階の居間に欄間付きサッシを使った石州瓦の切妻の住宅でした)」ということで、NKさんにはおおむね好評。改めてみても、2階をぎりぎりまで低くしていることもあって、プロポーションは悪くないです。



by iplusi | 2016-09-11 19:53 | 多摩NK邸 | Comments(2)
新しいお仕事@多摩
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新しいお仕事、多摩NK邸。道路付けは南。建蔽が40%なので総2階でも28坪が限界です。凹ませると面積が削られるので、今回はあえて建蔽に含まれない庇や壁で建物を大きく見せる作戦をとりました。
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ジグザグにつながる庇や袖壁で、夏場の日射や隣家からの視線を遮ります。道路際のデッキは床から1mくらいの設定ですが、お父様と同居するので、デッキは一部低くしてスロープが将来設置できるようにしてみました。

なお、今回の作業は、超ラフ図面→スケッチアップ→図面→模型という順番で作成しました。スケッチアップ上でほぼほぼ計画を決めています。

by iplusi | 2016-08-30 00:08 | 多摩NK邸 | Comments(0)