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軸組みCG @新潟T邸
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オガスタ新潟とのコラボ、新潟T邸。在来木造ですが、スキップフロアで屋根はツーバイっぽい、やや特殊な架構になるので、スケッチアップが得意な新人、須貝君に軸組みCGをつくってもらいました。CGだとすぐ直せるし、部材ごとに色が変えられて便利ですね。
同時進行で、仕上げのCGも作成してます。人体のデッサンをするときに骨や筋肉を意識しながら描く感じに近いでしょうかね。
by iplusi | 2016-04-26 01:33 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
オガスタ二新潟コラボ 第1回プレゼン
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オーガニックスタジオ新潟とのコラボ企画、3/26、建主Tさんに対する第1回目のプレゼン完了しました。今回は前回ヒアリングの時とはガラッと変えて「新潟らしい建築とは?」ということを一つのテーマに据えてご提案しました。

屋根は4寸勾配の切妻。4方向に軒を出します。エコ住宅というと東西に妻面を持っていくのが定番ですが、敷地が狭いので北側道路に雪が落ちると危険。あえて南北に妻が向くように屋根をかけました。雁木状ピロティ上部に軒の低い妻面が浮かぶ北側は、象徴的な中央の窓以外は壁にして道路からの視線をブロック。西面公園側は、逆にバルコニーと横連窓で、端から端まで窓にしています。

外壁は杉板ウッドロングエコ塗装と焼杉のツートンカラー。焼杉と黒っぽいサッシで色を同化させ、樹脂サッシのごつい表情を和らげるとともに、材を出隅で切り替えシャープさを出すことを検討中です。
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間取りは2階リビング型。中二階に水回り、中三階に子供部屋を配置したスキップフロアです。

屋根の断面構成もオガスタさんと相談。1月上棟予定かつ過大なコストアップをさけるため、この模型のように、充填断熱+付加断熱で3尺ピッチの登梁を見せる作戦は、ひとまずあきらめたのですが、新しく開発したとっておきの方法で、構造と意匠を兼ねた天井面をつくることを考えています。詳細はまだ秘密にしておきますが、デザイン的にまとまりにくい寒冷地の勾配天井の可能性を広げる、なかなか優れたアイデアだと思っています。
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断面は土間を含めると、5つの床レベルがあるスキップフロアです。明治村の東松家住宅のように、思いがけない部屋と部屋がとつながる複雑な構成になっています。1.5層の吹き抜け部はユーティリティ。上階から日差しが入る室内干しスペースです(新潟は夏も湿度が高いし冬は陽がささないということで、室内干しスペースは必須なんだそうです)。

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今回このプロジェクトでは、設計事務所工務店のコラボという特徴を生かし、技術分野も積極的に意見交換しています。

オガスタさんの得意分野、断熱省エネや自然素材の取り扱いなど、オガスタの仕事の流儀を集中的にレクチャーを受けつつ、デザインについても意見をもらい、私たちの方でもオガスタ仕様の生かし方、構造、構法を提案していくという、刺激的なやりとりが行われています。まさに絵に描いたようなコラボレーションですね、笑。

左の表は、屋根の構造をi+iで検討した表計算です。
新潟市内は東京の人間が考えるほど雪は多くありませんが、それでも建築基準法の積雪は1mの荷重をみないといけません。応力度やたわみの検討は、①平常時長期、②積雪時長期(積雪荷重210kg)、③積雪時短期(積雪荷重300kg)の3種で決める必要があります。意匠を完全にコントロールするには構造の把握が不可欠なので、表計算で簡単に検討できるようにしたわけです。


次回打ち合わせは4/30。大方針は今日決まったので、次回は外観、窓、間取りをフィックスする予定です。

by iplusi | 2016-03-27 00:51 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
オガスタ新潟コラボ
相模稔さん率いる「オーガニックニックスタジオ新潟」は新潟で急成長している工務店です。自然素材、高断熱、に特化。床下エアコンでは圧倒的な実績を誇ります。日本エコハウス大賞優秀賞、エコハウスアワードなどを次々に受賞。相模さんの超戦略的な経営術と内外スタッフの設計事務所顔負けの設計力で、たったの7年で新潟のトップランナー工務店になりつつあります。お客さんは1年半待ちだとか。
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そんなスーパー工務店、オガスタ新潟さんとのスペシャルコラボ企画で、市内の個人住宅の設計をi+iがお手伝いすることになりました。
お客様は新潟大学建築学科出身のほぼプロ。例えば頂く資料はこんな感じ。
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諸室の関係と規模のご要望。隣接する公園との関係もイメージされています。
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これもお施主さん作成のイメージ。ご要望の一番の特徴は「広い土間」。土間といっても和モダンの見せ場としての空間ではなく、冬の間でも様々な作業を可能にする、「収納付きの機能空間」、というか「作業できる倉庫」です。「現代民家の土間」というところでしょう。
初めからスキップフロアを前提にしているというのもすごいですね。
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初回打ち合わせの時に見せていただいたノートにはこんなスケッチがいろいろ。平面断面のラフプランを描いて、もう自分でいろいろイメージされているわけです。規模もここから想定されているのでしょう。

ところで、新潟というと広々した風景を想像しますが、敷地はなんと30坪弱。降雪寒冷地で、防火がかかり、駐車場1.5台(常設+一時駐車)も必要、ご要望から広い土間も必要。南側はアパートと駐車場で将来どうなるかは不明・・・という狭小の都市型住宅を得意とするi+iとしても超難問の案件になりそう。

でも、気候風土を考慮した高性能住宅ということで私も楽しみです。2月末のヒアリングでは、ただご要望聞くだけだと盛り上がらないかなと思い、軽く案をつくってお持ちしました。
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隣接する公園のビスタを生かす案で、形もなかなか面白くできたんですが、気候風土的にやや無理があるし(市内雪は想像より雪は多くないけど、落雪対策は確実に必要)、ご要望と案が合わない部分もあったので、ゼロから考えることにしました。次回打ち合わせは3/26の予定です。

ちなみに前回はこの企画をレポートしていただくべく、建築エコノミスト森山さんと一緒に伺いました。メディアでこのプロジェクトの進捗がのるかもなので、お楽しみに。

by iplusi | 2016-03-12 18:13 | オガスタ新潟コラボ | Comments(5)