カテゴリ:その他いろいろ( 454 )
住宅と植物
d0017039_23171235.jpg私の住む東京、南大沢では、桜は満開まで、もう少しというところ。
どうもこの時期、桜ばかりに気をとられていますが、このあたりでは、ユキヤナギ、レンギョウ、コブシ、菜の花といった、花の印象が圧倒的な植物たちが力強く咲き誇っています。
d0017039_23173479.jpgところで、造園の世界では、「四季折々の」といったテーマで、季節感のある多様な品種の植物を植えることが一つのセオリーのようですが、一軒の住宅の外構で、それをやるのはちょっと無理があるという気がします。
d0017039_23175196.jpg住宅の外構はルイス・バラガン自邸みたいに全くなにもしていないかのように、ほったらかしにみせるか、種を徹底的に絞って徹底的に人工的につくる方が、うまくいくような気がします。「花の色を統一する」といった作戦も、あっても良いと思います。
by iplusi | 2006-03-30 23:18 | その他いろいろ | Comments(3)
「部分」と「全体」
d0017039_2412822.jpg建築・都市の計画においては、常に部分から全体を考える視点と、全体から部分を考える視点の両方が必要です。

日本の土木構造物がダメなのは細部がないから。どんなに技術が革新的でも、細部がチープだと、とたんに質が下がります。そんなわけで、この駅広を設計していたときは、1/500の平面図を書きながら、同時にサッシや橋梁の手すりのディテールを1/1のスケールで検討していました。この時のボスは大高正人という建築家。ディテールへのこだわりはアントニン・レーモンド→前川國男→大高正人と受け継がれた、この事務所の特徴でもありました。

反対に、住宅を建てるとき、建主の興味は、収納や使い勝手といった、原寸大の問題から発想しがちですが、時に鳥の目で、町の方から家を眺めてみることも大事。家の配置や外観は公共のものという視点が欠落しているので、日本の住宅地には町並みが一向にできないのです。
by iplusi | 2006-03-26 02:42 | その他いろいろ | Comments(0)
システムキッチン見学
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システムキッチンは使いませんが、見るのは好きです。不特定多数の人が納得するようにつくられていますから、当然よくできています。オーダーを前提としてシステムキッチンを見る場合は、海外製品を参考にした方がいいかも。海外製品は金物や、カウンターのプロポーションなど、見るべき所が沢山あります。

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この日は新宿アクタスへ。壁付けの金物、L型キッチンのコーナーのおさまり。なるほど、こういう風になってるわけね、とか頭の中で唱えながら無料で見学します。このでかいフードはどこのヤツなんだろう。熱心に見ますが肝心の値段は見て見ぬふりをします。

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またあるときは参創ハウテック(キッチンを得意とする工務店)のショールームに行ってみたり。この日の収穫はTOTOでもINAXでもグローエでもない水栓メーカー

業務連絡:浦和Sさん、タオルバーの取付イメージはこんな感じです。中野Gさん、クローゼット用長いタイプの手掛けはエクレアカタログ132Pみてください。
by iplusi | 2006-03-23 21:20 | その他いろいろ | Comments(1)
稲城市立中央図書館
今日の新聞に稲城図書館の記事。7月オープンだそうです。

大高事務所時代に温水プールとのコンプレックスとして基本設計までまとめましたが、延期になった上に計画は凍結。結局PFIに。
検索してみると、この図書館のページの中に私がつくったCG発見。なつかしい。PFIの要項づくりに参加したときにつくった絵です。空中に浮かぶ図書館はメタボリズムの最後の記念碑になるはずでしたが、実際できたものは、地面にへばりついた、ごろっとしたものになったようです。


工事状況などはこちら。http://www.city.inagi.tokyo.jp/central_library/
by iplusi | 2006-03-22 22:22 | その他いろいろ | Comments(0)
エスカレーターの蹴上寸法
エスカレーターの蹴上寸法がカタログに載ってないので問い合わせ。
30度のとき:203.2mm
35度のとき:233.1mm
三菱エレべーター調べ。普通のエスカレーターは30度だから、蹴上は約20cmということになる。もっと大きいかと思ってたけど。

忘れそうなのでメモ。
by iplusi | 2006-03-22 17:34 | その他いろいろ | Comments(2)
平面図の限界
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航空写真でなかなか目的の場所が見つけられないのは、我々は普段鳥のように、空から風景をみることがないからです。
航空写真は一種の平面情報です。平面図は、同一平面に近似できるのであれば、どこまでも拡大することができ、一つの絵の中に沢山の情報をつめこむことが可能な便利な記述法です。しかし、上記、航空写真の例からもわかるように、平面図から得られる情報と、アイレベルで知覚される情報との間には大きな開きがあります。
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少なくとも、文字や記号(影の長さなどを含む)を使わずに、高さ方向の情報を記述することができませんし、また、手前のものと奥のものの重なりなども表現することができません。つまり平面図から実際の空間をイメージするのは、かなり困難な作業なのです。でも、モデルルームがあるにせよ、平面図だけで簡単に家を購入したりする人って以外に多いのですよね。実にアブナイなあと思います。

私の場合、少なくとも平面図を書くときは、同時進行で立面と断面を一緒に書きますし、そして図面を書いたら必ず模型をつくります。模型の情報量は圧倒的。建築のような3次元のものを考えるときは、ともかく模型に頼る以外に方法はないようです。
by iplusi | 2006-03-17 22:43 | その他いろいろ | Comments(2)
「夢」
過去の展覧会から。 90cm*60cm アクリル 2001年。
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by iplusi | 2006-03-12 22:33 | その他いろいろ | Comments(2)
型枠に入れてはいけないモノ
d0017039_23154295.jpg左が基礎の部分で鋼製枠が設置されています。これからまさに打ち始めるところなのですが、ポンプ車の筒先を型枠の外にだしております。なぜか。

ポンプ車から最初出てくるモノは型枠内に充填しちゃいけないからです。

ポンプ車からいきなりコンクリートを圧送すると、骨材が引っ掛かって管がつまるので、最初にモルタルを流して、流れやすい状況をつくっておきます。住宅の工事では、大体セメント一袋分をポンプ車内で水で溶いて送るのが普通。ポンプ車から、最初出てくるのは、この骨材が入っていない、ただのモルタルで、そのまま打設したんでは強度はでません。だから、少量といえど、型枠内に充填してはいけません。

この現場では土の上に出しておりますが、基本産廃あつかいなので、捨て場はキチンと整備しておいた方がいいと思います。何もしないと、モルタルが広がってしまって現場が汚れます。

モルタルをキチンと捨てることは多くの現場で実践されていない問題の一つかと思います。有料で第三者監理するサービスなんてのがあるけど、とてもここまでは見切れません。また、完璧な設計も、完璧な施工もありえないので、監理の中でそれを是正・改善することが大切で、そこまで遡らずに第三者が上っ面だけ検査しても、単なる検査用の検査ということになってしまいます。

形式だけの第三者監理で何十万も払うのであれば、キチンと監理できる設計事務所に適正な監理料を払って監理させた方が経済的な意味でも得だし、意義があると思います。
by iplusi | 2006-03-07 23:32 | その他いろいろ | Comments(0)
都市計画情報インターネット提供サービス
ネット上で都市計画情報を見られるサービスがあります。東京都では用途地域のみ公開。せめて防火制限がわかるといいのですが。

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/service_it/index.html

川崎市は防火性制限や地区計画から、敷地面積の最低限度等まで表示されて大変便利です。http://www.city.kawasaki.jp/50/50tosike/home/haisin/maplink.html

横浜市はこちら。ここもなかなかです。 http://wwwm.city.yokohama.jp/tokei/

さいたま市は平均的な内容。
http://www.cityplanning.city.saitama.jp/map/map/gismain.aspx?in=other&pos=-18677.73,-10750.24&scale=4,5000&200,298,299,297

船橋市はこちら。
http://dream.survey.ne.jp/Aladdin/Funabashi/

リンク集は探したけど発見できませんでした。

上記のような大まかな情報は都市計画課に電話すれば大体わかるのですが、一般の方が要点を落とさずヒアリングするのは結構大変。直接行って聞くのが一番で、行かないとまず、重大なことを見落とします。今まで私は、「43条但し書き道路」、「がけ条例」、「新防火地域」、「地区計画」、「風致地区」、「区画整理事業地域」、「敷地面積の最低限度」などに遭遇しており、電話だけで済んだことは一度もありません。この手のローカルルールは、不動産のチラシや重要事項説明書に書かれないこともありますから、注意が必要です。
by iplusi | 2006-03-07 20:05 | その他いろいろ | Comments(0)
ラーメン屋の外壁
写真は今日確定申告後に寄った八王子のラーメン屋。亜鉛鉄板の波板に黒塗装、茶色の部分は、なんと下地用の生の構造用合板です。極限のローコスト店舗ですがd0017039_19134757.jpg、遠目にみるとそれなりに見えるから不思議。外壁を真っ黒にすると、町中では結構目立って看板代わりになり、かつ、色が主張するため、ディテールが消え、あらが目立ちにくいという2重の効果があります。新興ラーメン屋に黒い外壁が多いのはそのせいでしょうか。合板は雨でめくれてくるけど、めくれたら取り換えればいいという、ある種合理的な発想。あるいはそこまで考えていないのか。

ちなみに私が黒い外壁を採用するときは、建主さんにラーメン屋みたいな感じがしないか確認するようにしています。森の中では黒い外壁はむしろ主張しない色なんですけどね。
by iplusi | 2006-03-06 19:27 | その他いろいろ | Comments(2)