スキップフロアの段差部に設けられる、手摺を兼ねた、プロジェクター台。本体は機器は2本足で立っているような意匠のカウンター下部に常設する。プロジェクターは、上下左右ともシフト不可のタイプなので、倒立設置用の床置き台座を使ってやや下向きに映写。
台は白模型だと、デ・スティル風だが、すべて梁にあわせて赤松集成でつくる予定。カウンターの幕板を、
ブラインドボックスや、スクリーン受けと同レベルでつなげるというのは、建主さんのアイデア。意匠のみならず、これは、各種電線類の始末を考えても合理的。電線は、材の入隅や、中空の柱を通すことになるが、断面の切り替え部位の通線ルートがなかなか悩ましい。