反射光の効果
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八王子みなみ野の親の家に。7年目にしてラオス松の床は大分艶が出ているようです。室内が明るいのであまり意識したことがなかったのですが、写真を撮ると相当光を反射していることがわかります。

ツルツルピカピカの新建材を拒否すると、素材は艶がないものばかりになってきて、反射光の効果は忘れがちです。でも、反射光はこんな風に、平らな材料の表面に立体的な奥行き感をつくる圧倒的な力があるのです。小さな家を大きく見せたいとき、これを利用しない手はありませんね。庭の水盤や白砂、飴色に光る縁側などによって、家の奥まで光を導く手法は、古来より日本の伝統的な建築にあったものですが、反射光には他にも色々な可能性が潜んでいると思われます。
by iplusi | 2007-03-25 18:01 | みなみ野I邸 | Comments(2)
Commented by arsnova-arch at 2007-03-30 18:44
床面の映り込みが広がりを生む。そうですね、そのとおりです。
ステルスデザイン理論をどうぞ
http://pathfind.motion.ne.jp/stealth.htm
Web上でのステルスデザンの検証は下記を
http://www.ce-lab.net/ringo/archives/2006/12/16/index.html
で、現在日本の経済文化に閉塞感を感じている方には下記を
換算年齢は必見の概念です。
http://pathfind.motion.ne.jp/20070329.htm
Commented by いいづか at 2007-03-31 21:51 x
「建築行為=内部空間を作ること」という風に考えれば、閉塞感というのは建築が絶対逃れられない宿命のようなもので、その閉塞感をなんとかするっていうのは、実は非常に包括的な建築の大テーマだったんですね。
このステルス理論でいけば、私が無意識にやってる、内と外を曖昧にする、コーナーを抜く、床をずらす、透かす、映す、回り込ませる、なんていうのは、全部これで説明がつきます。なるほどです。
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