国分寺I邸01案 カツドウノ二世帯
d0017039_2130899.jpg国分寺I邸の敷地は周囲を隣家に囲まれた旗竿地です。高度地区規制がかかり、それなりに空が広いとはいえ、2世帯住宅の大きなヴォリュームを考えると、光の導入法は重要な課題です。家の面積が大きくなると、特に1階の中央に光の射さない真っ暗な空間が出来ることに加え、南からの日照も、旗竿地では下階ほど条件が悪くなるからです。

また通常、2世帯住宅というと、1階が親世帯、2階が子世帯といった具合に割り当てられる事が多いのですが、家にいる時間の長い親世帯が、その暗く日当たりの悪い1階に住むというのは、どう考えても問題です。

そこで、国分寺I邸トライアル案では、世帯を層構成で分けるのではなくて、タウンハウスのように各世帯を東西に並べました。そして、カツドウノイエシリーズの定番のスキップフロアを使って、1階南の階高を増やし、1階の採光条件を大幅に改善。さらに北側のハイサイドライトから吹き抜けに光を落とし、明るい室内空間をつくりだしました。タウンハウス型の構成は、世帯が上下に積まれていないので、音の問題も同時に解決していて、一石二鳥です。

さて、家のフレームができたところで、どんな風に機能を割り当てるかを考えます。上階ほど条件が良いので、キッチンなどは上階がしたくなるわけですが、一方で親世帯は1階で機能が完結していないと、将来問題がおこります。そうすると子世帯は2階にLDK、親世帯は1階にLDKを配置するのがうまくいきそう。機能が対角に配置されれば、プライバシーの維持も容易になります。

ということで、トライアル案は1階リビングと2階リビングの2棟が東西に並ぶ構成となりました。このオーソドックスな解法をたたき台にして、今後案はさらなる進化をしていくことになります。
by iplusi | 2006-10-08 21:30 | 国分寺I邸 | Comments(0)
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