屋根通気層
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丁度指先のところ、屋根下地と白い外壁の透湿防水シートの間にスリット状の隙間がありますね。これが「屋根通気層」の端部です。この現場は片流れ屋根。2重になった野地板(屋根下地合板)間の空気は、低い方の軒先から入り、高い方の軒先に抜けるようになっています。

これがあるとないとでは室内環境は大違い(参考ページ)。夏は天井際に熱がこもることもありませんし(キチンとした断熱は必要ですが)、冬は天井懐内の結露を防止できます。三角形の天井裏が不要になり、天井懐を有効に使えるというのもこの屋根通気層方式のメリット。

基礎パッキン方式や外壁通気層は大分一般的になってきましたが、この手のスリット系の屋根通気または小屋裏換気(切妻屋根or寄棟屋根で天井断熱の時でも、軒先からスリットで空気を入れて、棟部のスリット抜く、スリット系の小屋裏換気が理想的です)は、まだまだ採用されないケースの方が多いと思います。
i+i では全ての住宅で屋根通気層を設置。通気層をつけると往々にして軒先が太って格好悪くなるのですが、そうならないようにするのが腕のみせどころです。
by iplusi | 2006-08-24 14:37 | 多摩N邸
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