イケアの戦略
d0017039_17363845.jpg一言でいうなら、イケアはストーリー性の高い家具のテーマパーク。

復習すると、最初のゾーンは、ショールームです。このゾーン、リビング、子供部屋、ベッドルームというように部屋別になんとなくゾーニングされており、順路進むにつれて色々なシーンが展開するしかけ。展示は家具の他に、雑貨やブラインド、照明もセットされた非常に常にリアル?な状態の部屋。買った後の姿をイメージしやすいようにして、購買意欲をあおります。ハウスメーカーのショールームと同じやり方ですが、展示してあるものは全て商品として売っているものです。

延々と続くショールームゾーンがようやく終わると、結構疲労。やれやれと思っていると、ちょうどそこが食事ができる休憩所。これも飽きさせない工夫のひとつ。リフレッシュしたところで一階へ。

d0017039_17361379.jpg一階の所々には、びっくりするほど安い商品がスポット的に展示してあって、脳の中に「イケアは安い」というイメージを定着するのに役立っています。このスポット商品、ともかく大量にあるのもミソ。そこそこの商品でも、大量に集めると集合の美が生まれ、一つ展示してあるより美しく見えます。同様に色違いのものを並べてやると単色で飾るよりよく見えます。その辺がうまくできてますね。この照明のなんてまさにそれ。
雑貨小物ゾーンが終わると例の倉庫ゾーン。セルフサービスで商品をとるので人件費がかからない、展示費用もいらないと、売る側にとってはいいことずくめ。

人がいるのは長い長い順路の最後にあるレジだけ。途中も相談できる人は所々にいますが、大きさの割にはひどく少ないのです。

順路を強制的に歩かされることによって、何も買わないで帰ると損、あるいはこれだけ見たんだからこれでいいでしょ的雰囲気ができます。大塚家具はそれを人手をかけてやってるわけですが、イケアは強制動線によって無人でこれができているわけ。戦略としてうまいですね。
by iplusi | 2006-05-13 17:37 | その他いろいろ | Comments(0)
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