光と影
d0017039_1856209.jpgフィレンツェの街を一望する丘の上にある、サン・ミニアート・アル・モンテ。

まさに今、銃眼状の小窓からの光が、コリント式の柱頭を照らし、ワンルームの空間を3つに分節する柱列が、光によって浮かび上がっております。

階段が見えますが、この教会、こともあろうにスキップフロアの構成です。このまままっすぐ進むと、後陣の半地下墓室におりる階段があって、上部内陣の下部をぐるっと回って、反対側の側廊から出られるようになっています。


意図的に配置された柱。空間の立体的利用。様々な方向から視線。見えない背後に連続する奥行き感。回遊する動線。立体感を強調する絞られた光。そして幾何学的な装飾。1000年の時を経ても色あせることのない非常に現代的な数々の手法によって、真四角のワンルームの室内に、非常に複雑で多様な、存在感のある空間が出現しているのでした。
by iplusi | 2006-04-30 18:59 | その他いろいろ | Comments(2)
Commented by 川崎H邸主人 at 2006-04-30 22:00 x
建築は楽しいですね。

バブル弾けた直後、進路定めなければならなった世代としては羨ましい方向であります。

こんな年で、山もやりながら、家もできました。落ち着けば新たな趣味として「建築」を復習したいとか考えてたりします。
Commented by いいづか at 2006-05-02 17:20 x
おっ、すばらしい。建築は知れば知るほど楽しくなりますよね。
しかし、商売だとすればもっとドライにやるんでしょうから、やっぱり趣味で仕事してるというんことになるんだろうなあ(笑)。
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