伊賀の家プロジェクト
新しいプロジェクトが始まりました。今回のクライアントは一般のお客様ではなく、三重県伊賀市の工務店「森大建地産」。弊事務所としては、はじめての完全BtoBです。設計するのは森大さんの将来を方向付けるプロトタイプ住宅。間取りの方程式に基づく、間取りづくりのセオリーは積極的に反映しますが、私たちの普段のデザインテイストよりも、「伊賀ならでは」を優先して、豊かな風土性を感じさせる「民家」のような佇まいを持たせたいと考えています。つまりプロトタイプといっても、目標とするのは「地域の固有種」。ハウスメーカー的、「全国一律の標準設計」の「真逆」を目指しているわけです。でも、伝統木造のような「希少種」路線には持っていきません。庶民の手の届く、普通に生活しやすい高性能住宅というラインは外さないように計画します。
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敷地は大体このあたり。絶景ですね。古い民家の奥には、忍者が修業した?山並みが広がります。
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道路と敷地の間には小川が流れています。伊賀の街中はハウスメーカー的住宅も多いのですが、この敷地周辺エリアは、こんな感じに、切妻の古い民家が固まって建っており、工務店風はあっても、ハウスメーカー風は意外とありません。風景が絵になるのは、そのおかげです。
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小川にかかる橋は、なんと「丸鋸の歯仕上げ」。恐ろしく巨大なんですが、石切り用の丸鋸ですかね?
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エリアで一文古い民家は、森大社長、森さんの実家。築150年だそうです。
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板塀と石積みが美しいですねえ。
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蔵もあります。押縁が少し太めの押縁下見(ささら子下見)の木外壁がこのエリアの特徴ですかね。
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森大さんの本社屋は広い敷地に建っているので、倉庫や作業場も充実してます。ここは下小屋ですが、手前側には各種工作機械が設置されており、何でもつくれそう。
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資材も倉庫にたっぷり保管されています。これはその一部です。ということでリソースは完璧。来秋の完成を目指し、楽しく設計していきます。
by iplusi | 2016-10-18 12:56 | 伊賀の家 | Comments(2)
Commented by 川崎H邸主人 at 2016-10-19 01:14 x
ご無沙汰しています。伊賀と言えば忍者屋敷でしょう。期待します。中学生の頃から真田好きで今年の大河の真田丸を毎晩2回見返している馬鹿者です。ぜひ忍者屋敷を(からくり扉ね、得意でしょ)。ドラマの半蔵ように秘策「ぜひ押しとおします!」の意気で行きましょう!(冗談)
Commented by iplusi at 2016-10-30 16:19
真田丸見てないもんで乗れなくて、すいません、笑。でも、からくり扉の忍者屋敷望むところです。ブランコ付きの家とかちょっと苦手なんですが、大人も楽しめるからくり屋敷なら恥ずかしくないですもんね。
真面目な話としては、地域の人が気楽に立ち寄れるような「しかけ」がつくられると思います。
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