オガスタ二新潟コラボ 第1回プレゼン
d0017039_23434726.jpg
オーガニックスタジオ新潟とのコラボ企画、3/26、建主Tさんに対する第1回目のプレゼン完了しました。今回は前回ヒアリングの時とはガラッと変えて「新潟らしい建築とは?」ということを一つのテーマに据えてご提案しました。

屋根は4寸勾配の切妻。4方向に軒を出します。エコ住宅というと東西に妻面を持っていくのが定番ですが、敷地が狭いので北側道路に雪が落ちると危険。あえて南北に妻が向くように屋根をかけました。雁木状ピロティ上部に軒の低い妻面が浮かぶ北側は、象徴的な中央の窓以外は壁にして道路からの視線をブロック。西面公園側は、逆にバルコニーと横連窓で、端から端まで窓にしています。

外壁は杉板ウッドロングエコ塗装と焼杉のツートンカラー。焼杉と黒っぽいサッシで色を同化させ、樹脂サッシのごつい表情を和らげるとともに、材を出隅で切り替えシャープさを出すことを検討中です。
d0017039_23435380.jpg
間取りは2階リビング型。中二階に水回り、中三階に子供部屋を配置したスキップフロアです。

屋根の断面構成もオガスタさんと相談。1月上棟予定かつ過大なコストアップをさけるため、この模型のように、充填断熱+付加断熱で3尺ピッチの登梁を見せる作戦は、ひとまずあきらめたのですが、新しく開発したとっておきの方法で、構造と意匠を兼ねた天井面をつくることを考えています。詳細はまだ秘密にしておきますが、デザイン的にまとまりにくい寒冷地の勾配天井の可能性を広げる、なかなか優れたアイデアだと思っています。
d0017039_01403170.jpg
断面は土間を含めると、5つの床レベルがあるスキップフロアです。明治村の東松家住宅のように、思いがけない部屋と部屋がとつながる複雑な構成になっています。1.5層の吹き抜け部はユーティリティ。上階から日差しが入る室内干しスペースです(新潟は夏も湿度が高いし冬は陽がささないということで、室内干しスペースは必須なんだそうです)。

d0017039_22353243.jpg

今回このプロジェクトでは、設計事務所工務店のコラボという特徴を生かし、技術分野も積極的に意見交換しています。

オガスタさんの得意分野、断熱省エネや自然素材の取り扱いなど、オガスタの仕事の流儀を集中的にレクチャーを受けつつ、デザインについても意見をもらい、私たちの方でもオガスタ仕様の生かし方、構造、構法を提案していくという、刺激的なやりとりが行われています。まさに絵に描いたようなコラボレーションですね、笑。

左の表は、屋根の構造をi+iで検討した表計算です。
新潟市内は東京の人間が考えるほど雪は多くありませんが、それでも建築基準法の積雪は1mの荷重をみないといけません。応力度やたわみの検討は、①平常時長期、②積雪時長期(積雪荷重210kg)、③積雪時短期(積雪荷重300kg)の3種で決める必要があります。意匠を完全にコントロールするには構造の把握が不可欠なので、表計算で簡単に検討できるようにしたわけです。


次回打ち合わせは4/30。大方針は今日決まったので、次回は外観、窓、間取りをフィックスする予定です。

by iplusi | 2016-03-27 00:51 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
<< i+i 設計事務所 スタッフ募... 雑誌「建築知識」巻末の新企画 ... >>