トライアルの費用について
ちょっとよさそうな土地があるけど、トライアルできませんか?という問い合わせが、よくあるんですが、設計トライアルをやる場合、原則、土地価格の10%程度の手付けを打つ前の土地はお受けしないことにしています。やっぱり買うのやめた、というのが困るからですが、仮に、トライアルの費用5万円をご負担いただいてもやりたくはありません。それは、そもそも5万円という金額設定が低すぎるからなんです。

ちなみに設計料の目安は、国土交通省の告示で決まっており、その額は一級建築士とって3年未満の技術者の、直接人件費(時給3250円、日給26000円くらい)を基準に、簡単な計算式で算定することになっています。

上記計算だと、飯塚の場合は、単純に経験年数で見たとしても、1級建築士取得後18年以上ですから、直接人件費は上記技術員の1.83倍となり、時給で約5950円、日給なんと47600円くらいになります。弁護士さんほどではありませんが、建前上はすごい金額なんですね。

直接人件費と設計料が同じだと、設計事務所の一切の維持費がなくなり、事務所つぶれちゃいますから、上記告示では設計事務所の報酬は、直接人件費の2~2.5倍を頂戴して良いことになっています。
つまり、新人建築士が一日でできる設計なら、直接人件費は26000円、事務所に支払う設計料は52000円~65000円になるということですね。

じゃあ実際のトライアルはどうかというと、どんなに早くやったとしても、スタッフが半日かけて法規調査して、敷地図をつくり、飯塚が最低丸一日かけて設計して、アルバイトが丸一日かけて模型作るみたいなことになるから、

(26000/2+47600*1+6400)*2=134000

13万4千円程度、頂戴しないと合わないということになるんですね。

トライアルの金額を上げるのが、最も健全ですが、5万円でも高いという感覚持っている方がほとんですよね。そこで、うちの事務所では、「トライアルの費用はひとまず5万円頂戴するけれど、契約となったら、その金額を、着手金に充当する」ということで、お客様の負担にならないようにしています。
by iplusi | 2013-06-24 23:27 | その他いろいろ | Comments(0)
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