流造(ながれづくり)
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画像はJRおでかけネットより拝借。「流造」は神社の典型的な建築様式のひとつ。特徴は非対称の切妻屋根。平入りで正面入り口側の「前流れ」が、曲線状に反りながら長く延びる。本体部分を身舎(もや)、長く延びた部分を庇(ひさし)または向拝(こうはい)と呼ぶ。桁行(正面)の柱間が1間(柱が2本)であれば一間社流造、3間(柱が4本)であれば三間社流造(さんけんしゃながれづくり)という・・・そうです。

参拝客を迎え入れ、階段部などのを風雨から守る表現として、屋根が延ばされているということでしょうか。大社造や神明造と違って、千木、鰹木といったものはありませんから、普通の民家との大きな違いは、屋根形状と高床だけです。ということは、屋根を延ばし、高床にするという単純な操作だけでも、ある種の象徴性が付与され、行動が促されるということになりますね。
by iplusi | 2012-12-19 10:24 | 常滑N邸
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