奥行きの深い庇
今日、ふと気づいたこと。
庇は奥行きが深く、軒が低いほど囲まれ感があって好ましい。だが、窓前に奥行きの深い庇をつける場合、庇をかなり高くしないと、庇の影で十分な日照が得られなくなる。古きよき時代の、低い軒と冬場に日照を享受するパッシブデザインは両立しにくい。
奥行きの深い庇_d0017039_1635127.jpg
ならば、窓のところの庇は高く、窓のないところの庇は低くすればいいのではないか。屋外活動利用の時は、背中の守られた壁ゾーンの方が、窓の前より落ち着きがあって快適であるはず。あるいは、窓のところは軒の出を多く、窓のないところの軒の出を少なくすればよいのではないか。半屋外空間を楽しむための軒下空間と、日照を得るための窓を別に考えても良い。
by iplusi | 2011-12-28 01:13 | その他いろいろ
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