奥行きの深い庇
今日、ふと気づいたこと。
庇は奥行きが深く、軒が低いほど囲まれ感があって好ましい。だが、窓前に奥行きの深い庇をつける場合、庇をかなり高くしないと、庇の影で十分な日照が得られなくなる。古きよき時代の、低い軒と冬場に日照を享受するパッシブデザインは両立しにくい。
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ならば、窓のところの庇は高く、窓のないところの庇は低くすればいいのではないか。屋外活動利用の時は、背中の守られた壁ゾーンの方が、窓の前より落ち着きがあって快適であるはず。あるいは、窓のところは軒の出を多く、窓のないところの軒の出を少なくすればよいのではないか。半屋外空間を楽しむための軒下空間と、日照を得るための窓を別に考えても良い。
by iplusi | 2011-12-28 01:13 | その他いろいろ | Comments(2)
Commented by 多摩N at 2011-12-31 12:56 x
 「庇の家」で暮らしている経験からいうと、わが家の窓の高さがあれば、庇の奥行き2メートルまでは大丈夫だと思います。1.8メートルにしたことを、やや後悔しているぐらいです。2メートルあれば、デッキの使い勝手が大幅に上がったと思われます。
 わが家の場合、2階の大窓からの日照と、庇奥行き90センチの1階東の窓からの明かりで、庇による「暗さ」(と感じたことはないが)を完全に帳消しにしています。それどころか、明るすぎて、冬でも常にブラインドを使っています。
 背中が壁で守られた軒下空間としては、壁に小さな窓があるだけのアスプルンドの「夏の家」の軒下が(写真で見ただけですが)好きです。
Commented by いいづか at 2012-01-03 12:00 x
大きな庇を出すのはなかなか勇気がいるんですが、非常に参考になります。ありがとうございます。
アスプルンドの「夏の家」の軒下は気にしたことがなかったんで、中村好文さんの本を再読。確かに非常に快適そうですね。機能は玄関ポーチですが、動線がポーチの左右に分かれており、軒が低いため、落ち着きがあります。西向きであまり日当たりは良くなさそうなので、屋外部屋という扱いなのかもしれません。ポーチからみると右手が岩山で左手が角度の振れたリビング。ハの字に外部を受け止める構成になってますね。岩山を右ウイングに見立てたことがアスプルンドのすごさでしょうか(地形良くわかんないんで半分想像です)。
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