設計事務所とハウスメーカーの違い
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ハウスメーカーモデルは、レディーメードの商品のなかから、施主が、もっとも予算と要望に近いものを「選定」する仕組みだ。売り方は家というより、自動車に近い。かつての公団の団地のように、大量の住宅をつくるときに、もっともふさわしいやり方。要望や土地条件などに、少しでも特殊な部分があると、ハウスメーカーモデルでは対応不能になるか、高額になることが多い。

一円でも多く利益を確保したいハウスメーカーと、一円でも安く質の高い住宅を入手したい施主は、利害が完全に対立している。施工者側が損を前提にしない限りは、価格以上の価値がある住宅をを手に入れることは難しい。

設計事務所モデルは、こだわりを持った施主のために、設計事務所が弁護士のような立場で、施工者と施主の橋渡しをするモデルだ。個別要望や特殊条件を設計に細かく反映することが可能、コストコントロールが可能、品質のチェックが可能ということで、質の向上面では、設計事務所モデルは、ハウスメーカーモデルより圧倒的に有利。もちろん、個別対応には時間と費用がかかるが、設計料が同じなら、検討に費用をかけるのは、施主目線でみれば得。弱点は大手に比べて知名度が圧倒的に低いため、知識量が低すぎる人には、選択肢として選べないところだ。

商品開発費+広告宣伝費を含めた経費率が40%の大手ハウスメーカーと、アイプラスアイ+優良工務店の組み合わせを比較したら、間違いなく下のモデルのほうがコスト的には得になる。質的な面でみても、前者は新建材でできたレディーメードの住宅なのに対し、後者は自然素材でキッチンまで手作りのオーダーメード住宅で満足度は圧倒的に異なる。

大手だと保障の問題が唯一有利そうな気がするが、工事中の倒産は完成保証で備え、瑕疵担保で10年間の保証が得られれば、基本的には十分と考える。会社ができて、たかだか40年程度の会社が超長期の保障をつけたりするのは、そもそも論として不自然。銀行がつぶれる時代に、ハウスメーカーだけがつぶれないはずがない。60年保障を謳ったアーバンエステートの倒産も記憶に新しい。

さいたまの榊住建は、会長の小山さんが、施工した全住宅を一軒一軒まわり、点検や、不具合の報告を手紙にして送ってくれる。大手には死んでもまねできないサービス。いい家をつくるには、結局、そういうパートナーを探すことが一番重要なのだ。
by iplusi | 2010-10-13 21:18 | その他いろいろ | Comments(0)
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