横浜K邸 竣工間際
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横浜K邸は、眺望の良い丘の上に建つ、家族4人猫2匹のための住宅です。
建主さんの要望は、要約すると、「部屋や収納がたくさんある、広々とした住まい。今の家が暗いので、ともかく明るくしたい」というもの。敷地は南北が隣家に挟まれますが、東西に眺望が開けています。がけ上の地形やコスト条件から考えると、建物の大きさは30坪以下になり、さらに一種高度の制限で、北側が大きく削られることが予想されました。

私たちの提案は、「ガラスと木の非対称な2つの台形ボリュームで建築物を構成。トンネル状の抜けをつくる南側のガラスのボリュームには、LDなどのパブリックな機能を配置。プライバシーが確保できる、壁で囲まれた北側の木のボリュームには、個室や水まわりを配置する。」というシンプルなものです。

家を南北に2分する明快なゾーニングで、30坪の住宅の中に、家族一人一人が最小限個室を持ち、2つのリビングがある5LLDKの間取りを実現。トンネル空間にハイサイドライトでさらに光を落とし、明るく開放的なパブリックゾーンを成立させました。

d0017039_8382178.jpgまた、一種高度の規制どおりに画一的な街並みができることを回避するため、あえて屋根は北上がりに。南には窓を設けず、周囲の環境に即して東西に風通しの良い抜けを確保、屋根通気層や高断熱化とあわせ、夏の暑さに配慮した計画としています。

その他今回は、庇と袖壁がコの字に連続するバルコニー、2階の床を突き抜ける背の高い本棚、夕焼けを楽しむためのデッキ、猫のための各種仕掛け、子供たちが落書きする黒板塗装の建具、EPやバトンの施主塗装、回遊できる間取りなども見所です。

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by iplusi | 2010-07-22 20:24 | 横浜K邸 | Comments(0)
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