鈴木恂先生設計のNAH
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鈴木研究室のOB会で鈴木先生が45年前に設計されたNAH(旧長尾邸)を見学してきました。コンクリートに45度に振れた木造部分がかみ合う立面。木造部分のペンキ塗りのおいしそうな色がいいですね。右手壁の間から入ります。
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塀と建物の間が内部化されています。わざと狭くした空間をアプローチさせる空間演出です。写真は玄関前から見返したところです。
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木造とRCの混構造の住宅です。家の真ん中に樹木上の柱が立っているのがこの住宅の一番の特徴です。ここがメインの居間食堂部分。
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樹状柱が林立する風景は、なにか神秘的ですらありますね。
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天井高は、実測したところ一部1920という低さ。手が届くほど低い2階も非常に良いです。ライト的な印象を受けた、とお話したところ、「自由学園の低い天井は1920なんだよ」、とおっしゃってました。
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玄関はさんで反対側の仕事場部分です。こっちの部屋は柱はありませんが、樹状の方杖がついてます。
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中央右手が鈴木先生です。
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南西側の大窓。木造のカーテンウォールになっています。
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仕事場の南側の中庭。南は住宅にふさがれていますが、西側の眺めがいいので、雁行しながら、西方向の風景を取り入れています。平面からは絶対に想像できない切妻屋根がかけられています。
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居間食堂のブロックを南西側から見たところ。45度に振れた開口部は、南側隣家に正対しないようになっています。
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鈴木先生は設計した当時30そこそこ。早熟の天才は、その後この家でみせた多様な表現を敢えて封印し、コンクリートのキューブに向かうのでした。
by iplusi | 2010-04-17 22:58 | その他いろいろ | Comments(5)
Commented by i+iその at 2010-04-18 23:37 x
素敵ですね~。
やはり一緒に見せて頂くべきでした。

写真からも上下に広がる空間を気持ちよく感じます。
Commented by カガミ at 2010-04-19 13:16 x
外見や図面からは想像できない、西日が印象的な力強い住宅でしたね。「住宅の背骨の中央から家に入ってゆく」という恂先生の言葉、印象的でしたね。飯塚君とも久しぶりにゆっくり話せて楽しかったです。
Commented by iplusi at 2010-04-20 01:46
そのさん、チャンスは絶対、逃しちゃいけないんですよ。
Commented by iplusi at 2010-04-20 01:51
お世辞抜きに、いい家でしたよね、カガミ先生。あの日、参加した、みんなが幸せそうな顔してたのが印象的でした。
Commented by H@S at 2010-05-12 19:45 x
胸打たれる力学って
やっぱり他の職能にない
よさですね:D
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