高柳先生のオープンハウス
d0017039_21463090.jpg 鈴木研究室の後輩、滋賀県立大学准教授で建築家の高柳英明さん が、自邸を建てたということで、オープンハウスに伺ってきました。

一見、内部も外部も白っぽくスタイリッシュにできてますが、2~4階は鉄板構造、二方向全面ガラス張り、スチールサッシ、網入り単板ガラス、窓には網戸なしという、男気あふれる建築です。自邸で無茶しないで、どこで、無茶するんだ、というわけですね。

そんな無茶の一方で、屋根鉄板は2重構造でウレタン断熱入り。サッシは全部内押し縁とのことですので、外部の防錆対策はよさそうです(毛細管現象などで、スチールの外押し縁回りは錆でやられやすいのです)。また、ガラス結露水の処理とかはちゃんと考えてるとのこと。建物は基本北向き。西側はビルの陰になりそうなので、ちょっと安心。 

ところで、この建物の一番の特徴は、ガラス箱の中に、スパイラル状の階段が入れ子され、いろいろな多様なシーンが作られてるところです。入れ子によって多様な空間をつくるのは表参道のプラダのビルとかと同じですね。

d0017039_2271177.jpg 外からだと、事務所ビルのように、同じ平面が積層している風に見えるんですが、中はこんな具合で、なかなか楽しげにできてます。となると夜景もいいかな。中央にたたずむのが高柳さんです。

形態的な表現は、鈴木恂先生がKIH高橋邸やTAH高井邸計画案で用いたコンセプトを鉄とガラスで置き換えたという感じ。でも、鈴木先生が、コンクリートとベニアを対比的に扱ったのに対し、高柳さんは、サッシも、スパイラル部分も全部、真っ白で塗りつぶして、あえて同化させようとしているのが、現代的だし、面白いですね。

構造は、2方向が壁で、2方向がガラスですから、普通なら、激しく偏心するはず。スパイラル部分も評価しながら、立体解析などして解いたんでしょうが、構造的なことはすっかり聞き忘れました。また今度教えてください。

by iplusi | 2010-04-11 21:50 | その他いろいろ | Comments(2)
Commented by h at 2010-04-16 03:49 x
ハイブリッド・スパイラルフレーム ストラクチュア

です。

Commented by iplusi at 2010-04-20 01:58
なにやら難しそうな構造ですね(笑)。
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