西国分寺T邸 東立面検討中
本日、東立面など打ち合わせ。打ち合わせで使った、模型3種は梶野のブログに。
2階を大開口とすると、隣の団地を覗き見る感じになり、夏の午前中が暑そう、また、ハイサイドライトの光が生きない。

西国分寺T邸 東立面検討中_d0017039_23155815.jpgTさんとの打ち合わせの中で、2階は教会のような縦長の開口が面白いのでは、という話になる。玄関入ると吹き抜け越しに、縦長窓が目に入り、見せ場としても良い。コボットを前提にして、いっそ、2階は縦、1階は横としてはどうか。縦長の目で、大口開けた感じ。1階は格子のモチーフを使うのも面白い。 
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腰壁を付け、横方向を強調するのも可能性あり。この場合は、南側にドアを設け、外に出られるように。腰は基礎と腰の仕上げが変わると白けるので、全部RC造としても良い。


西国分寺T邸 東立面検討中_d0017039_651666.jpg着色すれば、その部分だけが強調される。1階の構造は、コボットの他にも、トラスとか、腰壁を評価した半ラーメンとかいろいろな方法が考えられる。問題は確認申請の出し方だけだ。
このように作業してみると、縦横の窓が大事なのではなく、横窓で上下のパートを分節することの方がデザイン上、大事だということに気づく。水平連続窓で、上下を別々にデザインする方法は、コルビュジェが発明した方法。水平窓は、画一化の悪しき象徴ではなく、多様性を獲得する手段だったのだ。
by iplusi | 2010-04-10 23:16 | 西国分寺T邸
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