三宿N邸 今日の現場
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三宿N邸今日の現場。村木棟梁、今日は作業場仕事で現場お休み。村木さんその後一人でコツコツつくって、2階は天井のボードまで終わり、ハイサイドライトの光は一層よく回るようになりました。準耐火なのでロフトに至る階段は60厚の集成です。
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南西角のバルコニーまわりは、アイプラスアイ定番の内向きの縁側もできました。今回は一部広くなって、小上がり状になっています。下部は全部ワゴン。結構な収納量ですね。ロフトへの階段は小上がりから上がる形で段数を節約します。
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2階の東西の妻面は日干し煉瓦色という感じの、ちょっと赤っぽいベージュにします。江戸川M邸で使った色より、やや赤に振れていて彩度若干高めです。黒っぽいのは、トイレシャフトなどに使う、少し赤身のあるこげ茶色です。写真でみると、ずいぶん黒黒してるのでもう一段階薄くしてもいいかな?
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1階は階段ができました。間仕切りや天井はこれからです。
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1階の南は、通り抜け部屋的に3部屋が連続する間取りです。階段側の収納ブロックの間に回遊動線が作られます。
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外観全景。真ん中の白っぽく見える外壁部分は、やや赤みのあるグレイ色に吹き付けます。
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妻側屋根頂部です。屋根通気をとった棟カバーは、最後のハゼで止めてますので、とてもすっきりしています。
勾配が結構急なので、破風下で通気取ると横から水が射す可能性があります。端部通気垂木はエアーホール加工して、壁通気と屋根通気をつなぐだけにしました。
ラス下のアスファルトフェルト上端は登り淀下面に対してブチルテープ貼っているため、ここから水が入ることはありませんが、テープとモルタルの肌別れ考えると、小さくてもいいから板金の破風を回した方がいいでしょうね。
# by iplusi | 2017-09-16 21:40 | 三宿N邸 | Comments(0)
横浜M邸 外壁工事ほぼ終了
横浜M邸、外壁工事がほぼ終了しました。
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北側の立面は上階が焼杉(荒磨き仕様)+キシラデコール、下階が杉板キシラデコール着色です。2階の1m角の子供部屋窓はペラっとしないよう、周囲に木製の枠を回しました。中間横スリットの帯はきちんと上下階が分節されるようにグレイで着色します。
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南側は上下階とも焼杉。家が大きいので全部真っ黒は強すぎるから、柱、軒天、2階サッシの両脇袖壁は、焼かない仕様にしてアクセントをつける計画です。
# by iplusi | 2017-09-15 11:05 | 横浜M邸 | Comments(0)
上杉忠弘さんの塗り絵本
d0017039_11064631.jpg『コララインとボタンの魔女』でコンセプト・アートを手掛け、アニー賞最優秀美術賞を受賞された国際的なイラストレーター、上杉忠弘さん(上杉さんの最近のご活躍はこちらのページが詳しいです)より、雑誌anan別冊「自律神経が整う 魔法の塗り絵」お送りいただきました。上杉さんありがとうございます。







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中身はこんな感じ。上杉さんは面で描いていく方なんで、線画はレアなんじゃないでしょうか。建築物の絵が多いので建築関係者もぜひ。ただ、私にはもったいなくて塗れませんね~(笑)。
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上杉さんは中間色が持ち味ですから、上杉さん風に塗るには、この絵本「ねこの看護師 ラディ」を参考にすると良いでしょう。新しい絵本ですが、もう5刷だそうで、古典的名作の道を爆進中です。心温まる猫の話なんでプレゼントにもオススメです。

# by iplusi | 2017-09-14 11:17 | Comments(0)
「新米建築士の教科書」雑誌「コンフォルト」書評欄に
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拙著「新米建築士の教科書」、雑誌コンフォルトNo158号(特集ワンダー・オブ・カラー)書評欄に掲載いただきました。書評の内容は読んでいただければと思いますが、
『ハウツー本を装いながら、建築という仕事の「真実」を伝える本だ。・・・(中略)・・・昔はこうした仕事のこなし方はのコツは、失敗を重ねて自分で覚えていくものだったから、苦労なく知ったところで身につくのかという懸念はあるにせよ、これも時代の流れだ。間違いなく「役に立つ」1冊である』
とのこと。書いた本人が言うのもなんですが、全くおっしゃる通り、同感です。設計で本当に食っていくなら、この本を読んだところで間違いなく苦労も失敗もするわけですから、「楽して一人前になる」ことは絶対にないですけどね。

ちなみにコンフォルト、今号は色特集。色を使った事例をパラパラと並べて終了ではなく、白、黒、赤、黄・・・といった色が何の原材料から作られているかを科学する記事から誌面がはじまるという、知的水準の高い構成になっております。色を建築に使うとき、好き嫌いの話で片付けないためには、どうしても薀蓄というか、物語性が必要です。その第一歩として原材料を掘り下げるというのはとてもいいんじゃないでしょうか。

てなことで、色の研究がてら、書評欄もご覧いただければ幸いです。


# by iplusi | 2017-09-13 17:09 | Comments(0)
千葉寺N邸05案
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千葉寺N邸05案。計画の主方針がまとまりました。
東側の立面は、シンメトリーにするしない、ピロティ形式復活するしない等も含め再検討。Nさんと試行錯誤の結果、結果的にドシンプルな表情になりました。外壁は吹き付けで濃い目のサンドカラー。ジョージア・オキーフ美術館とか、スターウォーズの砂漠シーンに出てくる建物とかのような色合いでどうでしょう、とご提案。
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南側は下向きコの字のゾーンに窓をまとめる計画です。
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玄関ホール見上げ。玄関すぐの部分は吹き抜けているので、2階南の光が1階まで降り注ぎます。
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DK部分。キッチンは壁向きで、大型の机を配置する作戦はどうかなあ、と考えています。
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ダイニングから、東方向を見たところ。センターのコアにはトイレを入れます。トイレの北側は、冷蔵庫、食品庫、食器のコーナー。
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リビングから、南方向を見る。南側は間口いっぱいに窓を設置予定です。

# by iplusi | 2017-09-10 23:14 | 千葉寺N邸 | Comments(0)
ジュンク堂新潟店トークイベントwith伊礼智さん 
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9/6は建築知識ビルダーズ主催の書店トークイベントで、新潟ジュンク堂行ってきました。共演はなんとあの伊礼智さんです。
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お昼前着の新幹線で新潟入りし、オガスタ社長相模さんの案内で各方面見学。まず、オガスタ社屋へ。写真は伊礼さんに説明中の相模さん。伊礼さんは写真をすぐさま事務所に送ってスタッフと情報共有。メールはフリック入力、進んでます。
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お次はオガスタ+造園家のコラボした超絶技巧住宅へ。とてもきれいに住まわれていました。簀戸が涼しげでいい感じです。
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そのあと、アイプラスアイ+オガスタコラボの笹口T邸へ。
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写真の露出間違えてます。ジャングルにいるかのような写真になりました、笑。
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10分前に会場へ。書店特設コーナーで、伊礼本、飯塚本、販売中。「新米建築士の教科書」、同業他社なのにすいません。以前書いたポップはここにもいました。
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「書店イベントは気楽な感じの方がいい。飲みながらでもいいくらい」という伊礼さんの提案で、ビール2杯ほどひっかけてから会場入り。ちょっとだるくなって、そんなに緊張しなくて済みました。各自40分の持ち時間でプチレクチャー。
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書店のカフェスペースのアットホームな雰囲気の中でやったんですが、質問コーナーでは司会役の美人編集長、「お二人とも標準化を考えられている。伊礼さんのはスタイルを洗練させるためのディテールの標準化。飯塚さんのは多様性を生み出すための構法の標準化。標準化といっても方向性は正反対。お二人はお互いのお話を聞いて自己のスタイルについてどう考えるか」といったニュアンスの書店イベントとは思えないような難解な質問を投げかけられました、笑。
これは、メディアサイドから見た場合「飯塚はもっと作風を洗練させるべき」という意味合いが含まれているわけで、今後の課題として考えていきたいと思います。
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イベント後のプチサイン+記念写真会。この写真は佐渡からわざわざ来てくださった、後ろの川上さん(川上工務店社長)からお借りしたもの。
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次の日の午前中も、相模さんのご案内で新潟観光。
山下さん設計のオガスタ初期案件も外から見学。スタイル確立前の初期作品ですが、表情穏やかながら攻めているし、とても品があって良い感じですね。
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ワイナリー、カーブドッジ内にある、ドイツ人建築家、カール・ベンクスさんが設計した店舗。日本の背の高い古民家の上にドイツのハーフティンバーが乗っかったような見たことのない巨大な架構。とても興味深いです。
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岩室温泉にある100年前の旅館を改装したレストラン「小鍛冶屋」。古いけど雰囲気いいので料理のおいしさ3割増しです。こうやって古い建物が活用されるのは素晴らしいことですね。


# by iplusi | 2017-09-09 17:09 | オガスタコラボ2 | Comments(0)
建築知識ビルダーズNo.30「スーパー工務店のスゴ技30」発売
建築知識ビルダーズNo.30「スーパー工務店のスゴ技30」発売されました。今号は、美人編集長がいつも以上に頑張った、ビルダーズの最高傑作といってもいいかもしれません。
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表紙は嬉しいことに、オーガニックスタジオ新潟とi+i設計事務所のコラボ、新潟T邸です。写真はなんとオガスタ社長相模さんが撮影したもの。
デザイナーさんの切り取り方が冴える外観のクローズアップは今号からのようですが、ファッション誌が人の顔を表紙にするように、住宅誌は家の顔を載せるのは、人目を引くからいいんじゃないでしょうかね。
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本文内での紹介も14ページと大充実。住宅誌だけど写真はやや暗めに焼いたしっとりした色合い。雰囲気があって、とてもいい感じです。
オガスタ以外で紹介されているスーパー工務店4社は、北海道のSUDOホーム、浜松の番匠、鹿児島のベガハウス、本庄の小林建設(アイプラスアイの高崎K邸の施工をお願いした工務店です)など、全国に名を轟かすスペシャルな工務店ばかり。もちろん元気の良さでも、技術力でもオガスタさん負けてませんが、この4社と並べて紹介いただくのは大変名誉なことですね。
他にも、野沢正光さん+立見建設の「ドミノズ」や、西方里見さんのエコハウス事例(オープンハウス伺いました)など、読みたい事例が盛りだくさん。
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さらに付録も大充実。小泉誠さんのR定規。出隅Rってなかなかうまく測れないですから、これはとても良い定規です。(事務所の集成テーブル、6Rもついていたことが初めてわかりました)。
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もうひとつの付録は、夢・建築工房の「エコハウス現場手帖」。付加断熱に挑戦すると、おさまりや工事の仕方がわからない部分が山ほど出てくるものなんですが、それが写真入りでわかりやすく紹介されています。本当はまるまる一冊この企画でまとめてもらいたいくらいのありがたいおまけです。

なんだかテレフォンショッピングみたいになってきましたが、これで1800円(+税)はお買い得。ぜひ書店にてお買い求めください。

# by iplusi | 2017-08-28 16:13 | オガスタ新潟コラボ | Comments(0)
グループ展のご案内
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9月あたまの、9/1(金)~9/3(日)、新宿の全労災ホール展示室にて、毎年恒例の絵のグループ展があります。
いろいろな大学の美術系サークルから集まったグループですが、今年は卒業27年目、よく続いてます。本職の絵描きはいないので、メンバーはほとんど、1年に一回この展覧会のときだけちゃんと絵を描くだけなんですが、こんだけ続けてると、みんな年々ちょっとづづはうまくなってる気がします。

今回、飯塚は普通サイズの人物画3点、ちょっと大きめサイズ(幅60cm☓高さ90cm)のコロッセオの絵を展示予定です。私が描いたコロッセオはグーグルマップでいろいろな角度から確認したら、華奢すぎということがわかったんですが、描いたのは鈴木恂先生も写真集「回KAIRO廊」の中で撮影されてるコロッセオの大トロ部分(スター・ウォーズのデス・スターと同じで、完結してないほうがカッコイイのです。)。絵としてはなかなか楽しげにできてるかなと思います。
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初日15時位までは荻窪の家の地鎮祭+契約があるのでおりませんが、その他の時間は終日在廊する予定です。大して忙しくないので、事務所に行くのは敷居がちょっと高いなあ・・・という家づくり相談の方も、お時間あれば是非お立ち寄りください。
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# by iplusi | 2017-08-23 21:11 | その他いろいろ | Comments(0)
三宿N邸 外壁工事
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三宿N邸、JBN準耐火木外壁施工中。張ってるのは普通の杉板ですが、目板の幅やとめつける釘(またはビス)の長さ、太さなどのルールも細かく決まっています(本実形式はルール上アウトになりそうだったので目板方式にしてます)。現在キシラデコール一回塗り状態ですが、適度なムラ感+自然な発色で非常に綺麗です。
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北面はモルタル塗りが終わったところ。以前検討したことありますが、モルタルはマンセル値でいうと7.5くらいで、結構白いんですよね。色が淡いグレイだと奥行き感ゼロでCGみたいに見えます。

# by iplusi | 2017-08-23 21:04 | 三宿N邸 | Comments(0)
総2階+部分平屋の外皮面積・コスト比較
i+iでは、熱的にもコスト的にも有利だし、2階リビングの採用も多いことから、ある程度家が密集している都心では、総2階を基本とすることがほとんどです。

でも、郊外では1階:2階の面積比を2:1とか5:3とかにしたくなることがよくあります。具体的な間取りで言えば、1階はLDK+風呂・トイレ+和室、2階は個室3つ+トイレで、4LDKといったよくある構成にすると、大体そんな面積比になります。では、そういった2階が小さい家はどのようなボリューム構成にするのが熱的、コスト的に一番有利なのでしょうか。CGで検証してみました。
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5寸勾配切妻屋根、3間☓5間の総二階、30坪のボリュームに、10坪の平屋をプラスして40坪にする形を考えました。比較したのは、「切妻屋根の長辺方向を葺き下ろすタイプ」と「切妻の短辺に平屋を付加するタイプ」の2種類です。

プラスした床面積(緑)は10坪で同じ、屋根勾配同一としたので、屋根の面積(水色)も変わりませんが、壁の面積は大きく変わります。「葺きおろしタイプ」は増えた壁面積(黄色)58平米、減る外壁面積45平米で、実質13平米の外壁面積増(オレンジ色)になるのに対し、「付加タイプ」は増えた壁面積(黄色)59平米、減る外壁面積21平米で、実質38平米の外壁面積増(オレンジ色)となります。

結局、外壁の面積の差25平米。床断熱、窓やや多め30平米樹脂サッシ、壁105GW、屋根200GW、というアイプラスアイではありがちな構成でUa値ざっくり試算したところ0.007しか変わらなかったので、Ua値の差は思ったほどなし。

でも、壁面積が25平米も違うのだから、コストの差は数十万ということになりますね。付加断熱などするなら、なおさらコスト差はでできそうです。もっとも、どのような形にできるかは敷地形状で決まってくることがほとんどでしょうから、両方の形が取れることはむしろ稀な気もしますが。

意匠的に見た場合は、「葺きおろしタイプ」はレイモンドのカニングハム邸のように吹き抜けの演出がしやすいし、「付加タイプ」は桁行面が南なら集熱面が取りやすいなど窓位置の自由度が高い、ということは言えると思います。

# by iplusi | 2017-08-22 13:18 | オガスタコラボ2 | Comments(0)